中国一美しい街!少数民族が暮らす「鳳凰古城」のノスタルジックな町並みと幻想的な夜景を楽しもう

中国一美しい街!少数民族が暮らす「鳳凰古城」のノスタルジックな町並みと幻想的な夜景を楽しもう

更新日:2016/05/19 14:14

Kaycom Dのプロフィール写真 Kaycom D 秘境絶景トラベルライター
中国の湖南省にある「鳳凰古城」は中国一美しいと言われる街。少数民族のトゥチャ族(土家族)とミャオ族(苗族)が多く暮らしている地域で、彼らの伝統と文化を肌で感じることができます。夜には町全体に灯りがともり、昼にも増して幻想的でノスタルジックな雰囲気に包まれるので、ぜひ昼夜にかけて訪れてみてください。

少数民族の伝統が残る鳳凰古城

少数民族の伝統が残る鳳凰古城

写真:Kaycom D

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中国一美しいと言われる街「鳳凰古城」は、少数民族のトゥチャ族とミャオ族が暮らしてきた地域で、ゆったりと流れる沱江(だこう)沿いには吊脚楼が特徴的な昔ながらの家々が軒を連ねています。古い建物ばかりですが保存状態はとても良く、評判通りの美しい街並みが見られます。

街の中はさながら中国版時代劇のセットのような趣で、迷路のように続く石畳の路地を歩けば一気にタイムスリップした気分を味わえます。道の両側に並んだ工芸品や飲食店などがシックな街並みに色を添え、歩いているだけで面白い。

古城内には、現代作家の沈従文が暮らしていた「沈従文故居」などもあり、色々な展示品のほか、彼が使っていた書斎や寝室などを見学することができます。

沱江の遊覧

沱江の遊覧

写真:Kaycom D

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鳳凰古城では、小舟に乗って沱江を遊覧することができます。10人乗りくらいの小さな舟で目線がほとんど水面に近いため、川沿いに立つ吊脚楼の脚がよく見えたりと、歩いているときとはまた違った風景が楽しめるのが魅力。船上には街の喧騒もあまり届かないため、人ごみを避け静かに景色が見られます。

ちなみにこの沱江には、大きな橋以外にも、石が等間隔に設置された跳石や、細い木の橋なども水面ギリギリに渡されているので、そこを歩いて反対側へ行くこともできます。ただし、欄干がない上に人通りも多いので、よろけて川に落ちないように注意。

鳳凰古城のシンボル虹橋

鳳凰古城のシンボル虹橋

写真:Kaycom D

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虹橋は沱江に掛かる二階建ての大きな橋で鳳凰古城のシンボル的存在。2階は有料の休憩所兼展望室になっていて、橋の両側から鳳凰古城の街並みが一望できます。上から見下ろす形になるので、瓦屋根の連なりが綺麗に見られる場所のひとつ。

窓辺に椅子とテーブルがあり、ゆっくり座りながら景色が見られるので、歩き疲れたらここへ来て一息するのもいいでしょう。
1階にはお土産屋さんなどが並んでいて、このエリアは誰でも通ることができます。

赤提灯が灯る夜の鳳凰古城

赤提灯が灯る夜の鳳凰古城

写真:Kaycom D

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鳳凰古城の夜景は規模が大きく、特に南華門近くの橋からの眺めはおすすめ。赤提灯などが灯された川沿いの古い町並みがどこまでも続き、なんとも幻想的でノスタルジック。
眼下には、お店で食事をする人や、遊歩道を歩く人の姿が良く見えるので、写真撮影が趣味の人は、望遠レンズを持っていくと面白い写真が撮れると思います。

橋の上から川沿いの遊歩道まで下りていくと、たくさんの観光客で賑わいまるで夏の夜の縁日のよう。古い建物をそのまま利用したお土産屋さんや飲食店が立ち並び、独特の雰囲気と風景を作り出しています。近くに宿泊していたら、このエリアで夕食を食べるのもいいかもしれません。

山に連なる南方長城

山に連なる南方長城

写真:Kaycom D

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鳳凰古城郊外には、1554年から1622年にかけて建設された南方長城があります。この長城は、南の銅仁交界の亭子関から北の吉首の喜鵲営までおよそ380qにもおよび、その一部は開放され歩けるようになっています。

かなり急で長い石段が続きますが、門をくぐった広場から30〜40分ほどでぐるっと一周できる道があるので、体力に自信のある方はぜひ歩いてみてください。山の上や階段の途中から、畑が広がる長閑な景色が一望できます。

広場には、人が駒の役目をする巨大な碁盤が設置されていて、実際に大会が行われたりと、長城とはまた別の観光スポットにもなっています。

最後に・・・

朝から夜遅くまで楽しめる鳳凰の街ですが、特に夜の散策はおすすめ。世界中で夜景が綺麗なスポットはたくさんありますが、ここで見られるような独特な景色はなかなかないと思います。有名なお土産は生姜の飴や銀製品などがありますが、それぞれの専門店で買うと品質のいいものが手に入りやすい。

日本からは、中国国内経由で張家界空港まで行き、そこからバスや現地発着ツアーなどを利用してアクセス可能。張家界から鳳凰まではおよそ200キロですが、このエリアには、絶景で名高い世界遺産の「武陵源」※や映画『芙蓉鎮』の舞台ともなった「王村」もあるので、あわせて訪れるといいでしょう。

※「武陵源」については、別記事『石柱が林立するアバターの世界!中国の世界遺産「武陵源」で地球規模の絶景を見よう』をご覧ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/01 訪問

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