3776種類のピロシキ?富士市・美味しい町「吉原商店街」ご当地グルメを食べに行こう!

3776種類のピロシキ?富士市・美味しい町「吉原商店街」ご当地グルメを食べに行こう!

更新日:2016/05/18 14:02

富士市「吉原商店街」は、B級グルメで知られる「つけナポリタン」の発祥の地。元祖つけナポの店「アドニス」や、富士山の高さに因み3776種のピロシキを作る前代未聞の専門店「3776tepe(タイプ)」。全国で大ブレイク!の生ゼリーの「杉山フルーツ」。宿場町の歴史に因んだ名物「宿場小まんじゅう」を販売する「きよせ」など。B級グルメから名物、新グルメまで楽しめる「吉原商店街」をご紹介します。

食べておきたい定番!B級グルメ「アドニス」のつけナポ

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まず最初にご紹介するのは、何と言っても「つけナポリタン」です。ここ吉原商店街は、「つけナポ」発祥の地。つけナポを宣伝する「つけナポエンジェル隊」がいるくらい有名なメニューで、最近ではB級グルメに参戦している代物。

元々「つけナポ」は、テレビ番組「チャンピオンズ」と吉原商店街がタックを組んで、ご当地グルメとして開発されたもの。スープには必ずトマトスープをベースに、鳥ガラ・コンソメなど、お店独特のスープを活用したダブルスープが基本。お店によって、それぞれの味が楽しめるようになっていて、元祖と言ったら「アドニス」と言うくらい、つけナポの有名なお店です。

麺の上に桜えびが載っていて、チンゲン菜・鶏肉・半熟卵が入った具だくさんのスープ。麺をスープに付けて食べるのがコツで、食べてみると、桜えびの香りが口いっぱいに広がり、一見どろっとしてそうですが、さらりとした後引く美味しさ。更に美味しく食べるには、「つけ富士リタン流儀」があり、「レモンは半分食べたら麺にかけるべし」などと書かれていて、これを見るのがポイントです。

【アドニス】
富士市吉原2−3−16

予約殺到で4ヶ月待ち!フルーツアーティストが手掛けるゼリー

予約殺到で4ヶ月待ち!フルーツアーティストが手掛けるゼリー
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次にご紹介するのは「杉山フルーツ」の生フルーツゼリーです。見た目は、どこにでもあるように思いますが、このゼリーは、何と!予約しても4ヶ月待ちの人気ゼリーです。「日本ベジタブル&フルーツマイスター協会認定」「ベジタブル&フルーツマイスター資格」などを取得したフルーツアーティストが作るこだわりのゼリーで、買えるのは、この商店街にあるお店と、通称「ライブツアー」と言われる出張販売のみ。フルーツを熟知したプロが手掛けたゼリーは、フルーツの旨みや甘みがしっかり封じ込められており、食べると、果物ならではの、みずみずしさや香りがそのまま味わえ、この美味しさが話題を呼び、今では全国的に人気なゼリーになっています。

生フルーツゼリーは、本物の美味しさを追求するため、平日で300個、週末でも500個しか作られません。有名百貨店からオファーが来ても断り、もはや幻の生フルーツゼリーと言ったところ。ゼリーは、2005年に開発され、種類は季節限定を含めて約20種類くらいあり、季節によって「ハスカップゼリー」など、珍しいゼリーも販売されています。

このゼリーを求めて、県内外から訪れ、毎日、早い時間に完売してしまうので、どうしても欲しい方は、開店前に並ぶのがお勧めです。見た目も綺麗で、ボリュームも満点! 一度は食べておきたい、日本中を席巻するゼリーです。

【杉山フルーツ】
富士市吉原2−4−3

度胆抜くっ!3776種類がある?!ピロシキオンリーの店

度胆抜くっ!3776種類がある?!ピロシキオンリーの店
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続いてご紹介するのは、ピロシキ専門店「3776type(タイプ)」です。「ピロシキ」は、ロシア伝統の食べ物。「どうしてこんなところに?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんよね。ここ富士市は、1854年、駿河湾沖で遭難したロシアの軍艦「ディアナ号」の救出から、ロシアとの友好の歴史があり、その逸話をPRする「フジヤマ・ピロシキ・プロジェクト」の一環として、お店をスタート。

地産地消にこだわり、ロシア料理のピロシキで表現しようとお店を始め、富士山の高さと同じ、3776を目標にメニューを増やしている、ちょっぴり変わった面白いお店です。こちらは「しらすクリーム」のピロシキ。中に、シラス入りのホワイトソースが入ったクリーミーな味わいのピロシキで、カリッとした皮とマッチした何とも言えない美味しさ。しらすは、富士市の名物で、シラスクリームは定番なので、是非食べておきいところです。

他に「愛鷹牛のすき焼き味」などの多彩な種類があるので、お好みを見つけて食べて下さいね。因みに、現時点でピロシキの種類が幾つあるのか気になった人は、是非、お店に足を運んでみては如何でしょうか?

【3776type】
静岡県富士市吉原2−9−21

忘れてはいけない!創業100年を超える老舗和菓子の銘菓

忘れてはいけない!創業100年を超える老舗和菓子の銘菓
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こちらは、富岳銘菓「きよせ」の「宿場小まんじゅう」です。ここ吉原商店街は、江戸時代には、江戸日本橋から14番目の宿場駅「吉原宿」が置かれ、宿場町として栄えていたところ。商店街は、ほぼ直線状の通りをしていて、宿場町の名残を留めています。

この「宿場小まんじゅう」は「長旅で疲れた旅人が立ち寄った茶屋で、富士を見上げ饅頭をつまみながらお茶をすすり、ほっと一息つく」と言うシーンを思い浮かべて作ったそうです。一口サイズの可愛いお饅頭で、黒糖などを練り込んだ皮の中に、程よい甘さのこしあんが入っています。お茶とよく合う和菓子で、このおまんじゅうを販売しているお店は、創業明治22年の老舗菓子店。

宿場小まんじゅうは、富士ブランドに認定されていて、毎年秋には「吉原宿 宿場まつり」が開催されるなど、宿場町を代表するような銘菓です。お土産にもぴったりなので、ここを訪れたら是非どうぞ。

【富岳銘菓 きよせ】
富士市吉原2−4−6

あれもこれも富士山ばかりっ!日本一の富士山専門店「表富士」

あれもこれも富士山ばかりっ!日本一の富士山専門店「表富士」
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最後にご紹介するのは「東海道 表富士」です。富士山だけにこだわったグッズを取り扱う富士山専門店で、富士山麓にある富士市にピッタリなお店です。商店街では、手で三角形の富士山を作って乾杯する「富士山かんぱい」と呼ばれるイベントが行われるなど、富士山が欠かせません。

店では、富士山のデザインが入ったタオル、三角コーン、ストラップ、ティッシュカバーなどなど、沢山の雑貨が所狭しと店内を埋め尽くすようにあり、富士山ファンにとってはたまらないところかもしれません。雑貨の他、店頭では富士ブラントに認定されている「富士山ブレッド」(写真手前)や「富士がんもいっち」(写真奥)と言った、地元ならではのグルメが店頭に並ぶことがあるので、要チェック!

「富士がんもいっち」は、富士地域限定で昔から食べられている、甘口の「味付けがんも」をサンドしたユニークなサンドイッチ。ご飯のおかずをパンにサンドした新感覚のサンドイッチなので、見かけたら是非、食べてみて下さいね。

【東海道 表富士】
富士市吉原2−13−8

おわりに

如何でしたか?「吉原商店街」へは、公共機関で来る方は、東海道線「富士駅」からバスに乗り換え「吉原中央駅」下車。車で来る場合は、東名高速道路「富士IC」から約5分の場所にあります。ご紹介したお店は、商店街沿いにあるので、歩けばすぐ分かります。

商店街には、グルメだけに留まらず「ザ・ドリフターズ」で知られる「いかりや長介氏 市民感謝状受賞記念通り」と呼ばれる「長さん小路」や、製紙業が盛んな町から生まれた「紙バンド」と呼ばれるエコクラフトを使って、編み物が楽しめる「カミレオン カフェ58」などもあります。

ご紹介したグルメは、ほんの一部。商店街には、まだまだ沢山のお店があってグルメの宝庫です。是非、吉原商店街を訪れて、ご自身で新しい名物やグルメを開拓されてみては、如何でしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/06/15−2014/08/08 訪問

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