世界中の雑誌やメディアによって取り上げられ、数多くの外国人観光客が訪れる「地獄谷野猿公苑」。そのお目当ては何といっても温泉に入るサルの可愛い姿です。世界で唯一のサル専用露天風呂でくつろぐ様子に、癒されること間違いなしです!
年中サルの入浴シーンを見られるというわけではありませんが、冬の寒い時期は比較的見られる確率は上がります。寒い時期に温泉を求めるのは人間だけではないのですね。寒い中温泉サルを見ていると、私たちも自然と温泉に入りたくなってしまいます。しかし野猿公苑の温泉はサル専用...。諦めるしかないと思いきや、実はこの野猿公苑のお隣にヒト専用の温泉があるんです!
「後楽館」へ向かうにはまず地獄谷野猿公苑を目指します。駐車場は二ヶ所ありますが、どちらも車を降りてから歩かないといけません。有料駐車場(500円)は徒歩15分と近いですが、12月から4月にかけて閉鎖されます。
上林温泉には無料の駐車場があり、節約したい人や冬季はこちらを使うのがおすすめです。しかし徒歩30分と少し遠いので気を付けて下さい。また街灯もないので暗くなる前に到着するようにしてください。
冬季には渋温泉や湯田中温泉駅から予約制のバスも運行されています。これに乗ればかなり近いところまで行けるのでたいへん便利です!
地獄谷野猿公苑入り口に到着すると、高々と吹き出ている噴泉が見えてきます。天然記念物にも指定されている「渋の地獄谷噴泉」です。20メートルもの高さまで豪快に噴き上げる姿は圧巻です。
この噴泉の川向いにある建物が日本秘湯を守る会の会員宿になっている「後楽館」です。地獄谷温泉にある唯一の宿となっており、まさに秘湯の雰囲気となっています。
宿泊者だけでなく日帰り客にも温泉を開放しており、500円で立ち寄り入浴をすることができます。野猿公苑とあわせて利用したい宿です。
後楽館の名物がこの川岸に造られた混浴の露天風呂です。すぐ隣にワイルドな自然の川が流れており、大噴泉も見ながら入浴することができます。基本は混浴ですが男性専用、女性専用の時間帯も設けられています。
外からは丸見えなので入るには少々勇気がいるかもしれません。女性には専用の露天風呂も別に用意されています。
ヒト専用ではありますが、たま〜に野生の猿もやってくることがあります。その際は決して触れたりせず見守ってあげてください。
内湯は雰囲気のある木造の湯船になっています。非常にシンプルな造りで、昔ながらの風情を噛み締めながら入浴することができます。
温泉は無色透明ですが、よく見ると白い消しカスのような湯の花が多く舞っています。お湯が新鮮だという証です!わずかですか硫黄の香りも感じられますよ。
温泉猿を見に行く観光客は多いのですが、あまりこの後楽館は知られていません。温泉に浸かる猿を見たあとは、やっぱり自分も温泉に浸かりたくなります。その際はぜひ後楽館をご利用してみて下さい!
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