朝日も夕陽も味わえる"風の絶景岬"!北海道三大岬「襟裳岬」

朝日も夕陽も味わえる"風の絶景岬"!北海道三大岬「襟裳岬」

更新日:2016/05/15 20:51

北海道の三大岬の一つ襟裳岬。広大に広がる絶景や絶え間なく吹く力強い風、岩礁に砕ける波など大自然のパワーと美は、きっと活力を与え癒してくれることでしょう。

またここは、水平線からの日の出と日の入りの、どちらも見ることのできる貴重なスポットでもあります。恋人同士でくるもよし、家族との思い出に訪れるもよし、失恋の傷心を癒しにくるもよし、気ままな一人旅で立ち寄るもよし。最高の岬めぐりは、間違い無しです!

襟裳岬といえば

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襟裳(えりも)岬といえば、昭和の大ヒット曲「襟裳岬」をすぐに思い出すのですが、今からもう40年以上も前のことになるんですね。その襟裳岬がどこにあるのかというと・・。

北海道の地図をイメージしてください。大きく広がる菱形の形をした北海道ですが、その一番上(北)の先端が宗谷岬、右(東)側の先にのびるのが知床岬と納沙布岬、そして菱形の一番下(南)の先端が襟裳岬です。これらの「宗谷岬」「納沙布岬」「襟裳岬」は、北海道の三大岬と呼ばれており、北海道ツアーでは変わらぬ人気スポットとなっています。

「岬」というイメージにピッタリの雄大な風景を見せてくれる襟裳岬。その先は、もう海しか見えない最果ての地です。人が最果ての地に惹かれるのは、そこにある絶景はもちろんですが、この先にはもう何も無いという終着感を存分に味わえるからではないでしょうか。断崖の先には岩礁が転々と続き、やがて消えてゆく。襟裳岬は、それらを思い切り味わうことができる絶景岬といって間違いありません。

岬へ行くには

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苫小牧方面から車で襟裳岬へ向かう場合、日高自動車道を利用すると便利なのですが、現在は「日高門別IC」までしか開通しておらず、そこからは一般道路の利用となります。なお日高自動車道の「沼ノ端西IC」〜「日高門別IC」間は無料区間です。

日高道を出た後は、ひたすら海岸沿いの道を走ってください。岬に近づくと周囲の風景は一変!写真のようななだらかなアップダウンの丘陵地の快走路となります。この風景に出合ったら、岬はもうすぐそこ。期待感が一気に高まります。

交通機関を利用する場合は、JR北海道の日高本線を利用。でも、岬より35km程手前のJR様似駅が終着となりますので、そこからはJR北海道バスに乗り換えてください。そして、一時間弱のほどよいローカル路線旅を味わうと、襟裳岬に到着!なお、平日と土日では便数などが違いますので、詳細はサイトでご確認ください。

「えりも岬観光センター」

「えりも岬観光センター」
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岬には、大きな駐車場や売店があります。写真に見える三角屋根の建物は「えりも岬観光センター」。観光センターの営業時間は、8時から17時半くらいまでなのですが、天候によって変更があります。店内ではお土産を購入するだけではなく、食事もできます。その中で、オススメはやはり海鮮丼!その場でさばいた超新鮮な魚介類がたっぷりで、最高に美味しいですよ。

また、お土産の一番人気は、やはり日高昆布や海草類。これも地元で採れたものが売られています。北海道の昆布でとった出汁は、なぜこんなにコクがあって美味しいんでしょう!超オススメです。なお「えりも岬観光センター」の営業期間は3月下旬から11月いっぱいまでとなっていますので、ご注意ください。

岬までの遊歩道と「風の館」

岬までの遊歩道と「風の館」
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襟裳岬には、駐車場から展望台を周り、そして岬の先端まで続く遊歩道があります。これはぜひともまわってください。とても歩きやすく整備されていますので、ゆっくりまわっても1時間あれば十分でしょう。

展望台のみならず、遊歩道の随所からの眺めはどれも絶景!沖に続く岩礁は2kmもあり、これは北海道の中央部から続く日高山脈がちょうど海に沈むところで、海中でも6kmほど続いているそうです。そしてこの岩礁、運が良ければゼニガタアザラシの姿も見ることができます。双眼鏡などを持参していくといいですね。

双眼鏡などが無くても、岬にあります「襟裳岬 風の館」に行くとモニターを操作しながら、生映像でアザラシウォッチングができます。ぜひトライして、アザラシを探してみましょう。また同館内の「展望襟裳岬」からも岬の絶景を見ることができます。入館料は大人300円、小中高校生200円ですが、館内ではこの他にもいろいろ楽しめますので、ぜひお立ち寄りください。詳細はホームページでご確認を!

水平線の朝陽と夕陽、どちらもOK!

水平線の朝陽と夕陽、どちらもOK!
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岬から見る広大な海、じつはここ襟裳岬では、海から昇る朝日はもちろんのこと、海に沈んでいく夕陽も見ることができるんです。水平線の日の出と日の入り、そのどちらもが見ることができるなんてとても贅沢だと思いませんか。そういう場所は、日本も限られていることでしょう。えりもの町で泊をとれば、両方が味わえます!

岬の灯台や岩壁、打ち寄せる波、海に浮かぶ岩礁・・それらが茜色に染まりシルエットへと変わってゆく様は、それはもう見事なまでの美しさです。なかなか訪れることのできない最果ての地であるからこそ、これもぜひ見ていただきたい風景です。岬、海、空、山など360度全てが、絶景に変わってゆきますよ。

おわりに

いかがでしたでしょうか、襟裳岬。
この襟裳岬は「風のまち えりも」といわれるように、風が大変強いところです。その強風とともに、陽が昇る前や陽が沈む頃、そして天候の悪い時などには気温もグンと低くなります。冬はもちろんですが、初夏や秋口でも防寒具の用意を忘れないようにしてくださいね。

あなたもぜひこの絶景岬「襟裳岬」で、自然からのパワーを体全体で感じてみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/18 訪問

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