文化の発信基地!東京渋谷「Bunkamura」芸術鑑賞とカフェで優雅な1日を

文化の発信基地!東京渋谷「Bunkamura」芸術鑑賞とカフェで優雅な1日を

更新日:2016/05/25 09:33

櫻井 れきのプロフィール写真 櫻井 れき タイグルメ冒険家/フードアナリスト/地域密着型ライター
2015年度版「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されたBunkamuraは、日本初の大型複合文化施設として1989年に東京渋谷にオープンしました。コンサートホールや劇場、美術館、映画館にギャラリーといった充実の施設に加え、カフェやショップ等が揃うBunkamuraは、まさに新しい文化の発信地として今なお注目を集めています。
文化・芸術にふれ、カフェでゆっくりとした時間を過ごしませんか?

東急百貨店本店に隣接した日本初の大規模複合文化施設Bunkamura

東急百貨店本店に隣接した日本初の大規模複合文化施設Bunkamura

写真:櫻井 れき

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商業施設の東急百貨店本店と直結しているBunkamuraは、新しいスタイルかつ日本初の大型複合文化施設として1989年9月にオープンしました。

建物内にはオペラやバレエが鑑賞できるオーチャードホール、演劇やコンサートのためのシアターコクーン、企画展示を主体とするザ・ミュージアム、そしてミニシアターのル・シネマなど多様な分野の芸術が楽しめる施設がそろっています。またそれだけではなく、芸術鑑賞のあとにゆっくりくつろげるカフェ、直結した東急百貨店本店のショッピング・グルメゾーンなど多岐にわたるニーズに応える文化施設として、現在に至るまで連日さまざまな目的で訪れる人々であふれています。

世界屈指のコンサート、オペラ、バレエを上演「オーチャードホール」

世界屈指のコンサート、オペラ、バレエを上演「オーチャードホール」

提供元:Bunkamura

http://www.bunkamura.co.jp/地図を見る

オーチャードホールはクラシックコンサートをメインとするオペラ、バレエ、ジャズコンサートのための国内最大規模のシューボックス型ホールです。このホールの最大の特色は、ステージに設けられた可動式の音響シェルター。こちらを移動させることにより、コンサートやオペラ、バレエなど異なるジャンルの演目にも対応するコンバーチブルホールとしての機能を果たしています。

ホール内は開放感のある高い天井に、全3階席で左右にバルコニー席の付いた落ち着いた客席空間。そして広々としたホワイエや幕間に軽食が楽しめるビュッフェなど設備も充実しており、ゆったりとした時間を過ごすことができそうです。

自由な舞台表現が楽しめる「シアターコクーン」

自由な舞台表現が楽しめる「シアターコクーン」

提供元:Bunkamura

http://www.bunkamura.co.jp/地図を見る

演劇、コンサート、コンテンポラリーダンス、そして歌舞伎といった多岐にわたるジャンルの舞台表現が楽しめるシアターコクーン。
総客席数747席の中規模劇場の中でもとりわけコンパクトな作りのこの空間は、舞台と客席との一体感を生み出します。また、優れた舞台機構も魅力のひとつで、音響、照明などハイクオリティな設備が充実しており、臨場感のある舞台を楽しむことができます。また、舞台面と客席の一部分は可動式となっており、舞台にプールを作ったりなど自由なアイデアやセンスにあふれた舞台づくりをサポートしています。

著名な演出家のもとテレビでおなじみの俳優たちのダイナミックな演技が楽しめる現代劇、古典歌舞伎を新しい演出で見せるコクーン歌舞伎など、シアターコクーンは若者から年輩の方まで幅広い年齢層の人たちが楽しめる演目を上演しています。

数々の芸術作品を単館上映「ル・シネマ」

数々の芸術作品を単館上映「ル・シネマ」

写真:櫻井 れき

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Bunkamuraには最新のデジタル映写システムを完備した単館ロードショー形式のミニシアター、ル・シネマ1とル・シネマ2があります。それぞれ客席数が150席ほどというコンパクトな作りでありながら、全席指定席化やオンラインチケット購入システムにより快適に映画を鑑賞することができます。35mm映写設備も備えており、貴重なフィルム上映も楽しめます。

上映映画は主にヨーロッパやアジアの芸術性の高い作品が多く、ドキュメンタリーや作家性にこだわった特別上映などもあります。他にも世界を代表するバレエ団によるライブビューイングを上映しており、まるで本場でステージを見ているかのような臨場感を味わえるのが特長です。

またそれだけではなく、広々としたホワイエやビュッフェもあり、映画を心ゆくまで楽しめるラグジュアリーなミニシアターとなっています。

芸術鑑賞のあとにはカフェでゆっくりと語らう

芸術鑑賞のあとにはカフェでゆっくりと語らう

写真:櫻井 れき

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こちらはパリの老舗カフェ「ドゥ マゴ」との業務提携1号店の「ドゥ マゴ パリ」。業務提携店は世界でもBunkamuraだけという、本場パリの雰囲気が楽しめるカフェレストランです。鮮やかな緑に囲まれた開放感のある吹抜けには、天気の良い日には明るい光が差し込みます。
こちらでは気軽なランチメニューや季節のメニューが楽しめるほか、看板メニューであるとともに人気メニューのタルトタタンが味わえます。
他にもシフォンケーキが人気の「松濤カフェ」や、ギャラリーに面したロビーラウンジがあり、芸術鑑賞を心ゆくまで堪能したあとは、ゆっくりくつろぎながらカフェやお食事が楽しめます。

そして、この「ドゥ マゴ パリ」と同じフロアにあるのが、つねにテーマ性や先見性のある企画展示を行っている美術館「ザ・ミュージアム」。こちらでは年4〜6回のペースで展覧会が行われており、2016年6月14日〜7月31日は「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」、2016年8月9日〜10月11日は「ピーターラビット展」と、国内のみならず海外からも高い評価のあるハイクオリティな展覧会が開催されています。

Bunkamuraで数々の文化芸術にふれ、己の感性を磨こう

今回ご紹介した施設の他にも、注目作家の作品を楽しめるギャラリー、文化芸術関連の和洋書籍や雑誌を取り扱うブックショップなど、Bunkamuraは常に新しい文化芸術の発信地としての機能を果たしています。

数々の文化芸術を鑑賞し感性を高めたあとは、カフェでゆっくりとくつろいだり、隣接する東急百貨店本店でショッピングやグルメを楽しんだりと、1日中楽しむことのできる大型複合文化施設Bunkamuraのご紹介でした。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/18 訪問

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