東京の梅雨を楽しむ!「としまえん あじさい祭り」は魅力いっぱい

東京の梅雨を楽しむ!「としまえん あじさい祭り」は魅力いっぱい

更新日:2016/05/16 17:03

織笠 なゆきのプロフィール写真 織笠 なゆき トラベルライター、御朱印収集家、狛犬愛好家
都心からのアクセスが抜群な遊園地「としまえん」。ここでは四季折々にいろいろなイベントが開催されていますが、初夏から梅雨の時期にかけておすすめなのが、園内の一角で催される「としまえん あじさい祭り」です。およそ150品種、1万株のいろどり豊かなあじさいが楽しめるこのイベントは、2016年は5月28日から6月30日に開催。その見どころや楽しみ方をご紹介します。

東京有数のあじさいの名所「としまえん」

東京有数のあじさいの名所「としまえん」

写真:織笠 なゆき

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としまえんのあじさい園は、遊園地の北側エリアに位置しています。なだらかな傾斜があり、あじさいに囲まれた遊歩道を歩いたり、高い位置に設けられた「お花見テラス」からあじさいが一面に咲き渡るさまを眺めたりと、自分のペースでゆったりと散策を楽しむことができます。

あじさい園にはおよそ150品種、1万株のあじさいが咲き誇っていますが、色彩や品種などいくつかのテーマごとに分けて植えられており、進むほどにあじさいの美しさ、そしてその奥深さが心に刻まれていくような体験ができます。一定時間ごとにミスト(霧)が発生し幻想的な雰囲気になる「霧のあじさい坂」や、珍しい“つる性”のあじさいで覆われた20メートルもの長さの「あじさいトンネル」など、見どころが点在しています。

たくさんの個性的なあじさいに出会えるエリアも

たくさんの個性的なあじさいに出会えるエリアも

写真:織笠 なゆき

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あじさい園の中でも特に時間をかけてじっくりと眺めたいのが、個性的な品種の数々。「育種家の遊歩道」エリアでは、数々の賞を受賞している育種家たちが手掛けたあじさいを、「あじさいの宝石箱」エリアでは、可憐な「八丈千鳥」や花弁が幾重にも重なる「十二単」のような珍しい品種を堪能することができます。

また、後半の「山あじさいの小径」では木々の合間に80品種もの山アジサイが咲き誇り、ハイキング中に山の中で美しい花を見つけたかのような趣を味わうことができます。

あじさい列車からの花見は「としまえん」ならでは!

あじさい列車からの花見は「としまえん」ならでは!

写真:織笠 なゆき

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としまえんのあじさい園はもともと、遊園地の乗り物の一つである「模型列車」が走っているエリアです。この模型列車は、アメリカ開拓時代の西部の機関車を模したものですが、あじさい祭りの期間中は「あじさい号」として華やかに模様替え。乗客を乗せ、あじさい園の中をゆっくりと走ります。初夏の風を感じながら列車で巡るあじさいの花見は、このあじさい園ならではの楽しみ方と言えるでしょう。(1回300円。のりもの1日券なども利用可能)

豊富なイベントに参加して、もっと思い出に残る花見を

豊富なイベントに参加して、もっと思い出に残る花見を

写真:織笠 なゆき

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あじさいをもっと楽しんでもらえるようにと、あじさい祭り期間中はさまざまな催しが行われています。あじさい園のスタッフによるガイドツアーや、プロの写真家を招いての写真教室、あじさいをモチーフにしたクラフトの体験教室など、盛りだくさんの内容。催しには開催日や定員が限られているものもありますので、詳細は公式サイトでご確認を。

中でも、あじさいがライトアップされる「あじさいナイト」では、昼間とはまた違うロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。「あじさいナイト」開催日は17時以降の入園料がなんと300円に! デートの締めくくりに訪れる、なんていうのも素敵ですね。

おわりに

西武池袋線・都営大江戸線「練馬駅」からひと駅、「豊島園駅」から徒歩1〜2分という立地で、気軽に訪れることができる「としまえん」。雨が降ってもアクセスがしやすく、雨粒をたたえたあじさいたちがより一層の輝きを見せてくれることでしょう。あじさいは品種によってピークの時期が少しずつ異なりますので、複数回訪れてもまた違った発見があるかもしれません。

遊園地で遊ぶ“ついで”という方にも、あじさいをじっくり鑑賞したい方にもおすすめの「としまえん あじさい祭り」。ふらりとおでかけして、梅雨の季節を積極的に楽しんでみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/14 訪問

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