写真:しの
地図を見る柿の葉寿司は寿司飯に魚の切り身を乗せたものを柿の葉でくるんだ奈良県を代表する郷土料理。
柿の葉は殺菌効果があり保存効果が増すこと、小さめで食べやすく、お箸を使わなくても食べられることなどから手軽で人気です。
代表的な素材は鯖ですが、実は他の種類もあります。鯛や鮭、季節に応じ、例えばあなごやうなぎなど旬の魚など季節感を楽しめるのも柿の葉寿司の面白いところ。寿司飯もお店によって甘め、酸味しっかりめ、薄めなど様々なので食べ比べると楽しめます。
今やその人気は全国区で、新幹線のお弁当としても著名ではありますが、現地で食べるよさとしてはまずは種類が豊富であり1個単位で別々の種類を選べること、様々な店舗での食べ比べができること。またオツな食べ方としては山野辺の道や明日香村の散策のおともにして、歴史ある風景とともに頂くのも最高です。
数ある柿の葉寿司のお店の中でも「柿の葉すし本舗たなか」は柿の葉やご飯にもこだわりがあり、四季折々の旬の素材を使った柿の葉寿司もあるのでおすすめです。
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地図を見る高級料亭などでも使われる葛。本来の葛は葛の根から抽出されたでんぷんで、全国的にも知られている高級葛「吉野葛」は、「吉野本葛」と「吉野葛」があります。
この両者の違いは「吉野本葛」は葛根でんぷんのみのもの、「吉野葛」は葛根でんぷんが50%以上のものを言います。
この吉野本葛を使った本葛もちと本葛きりは、職人の技と素材のよさが融合したもの。
いずれも完成より10分以内を賞味期限とする持ち帰り不可能なその場限りの逸品です。
いずれも吉野本葛と水のみで作られていますが、製法が違う為食感や味わいは異なります。
本葛もちは、加熱の際に最も透き通ったその瞬間が食べ頃で、ほんのり温かい状態で提供されます。ぷるん、もちっとした食感に至福のひとときを感じることでしょう。
一方、本葛切りは冷やしてカットされたもの。こちらはつるんと弾力がありのどごしもいいです。
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地図を見る前述の吉野本葛もちと本葛切りを味わうのであれば、吉野山蔵王堂前の「葛屋中井春風堂」がおすすめです。
注文してから葛職人が仕事をしてくれますので、まさにそこでしか味わえない逸品。
木の質感がやさしい店内奥には大きな窓があり、吉野の山を見下ろしながら葛を頂く事ができます。
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地図を見る夏になるとそうめんを食べるコマーシャルを、よく見るという方も多いでしょうが、まさに夏の風物詩である食べ物のひとつ「そうめん」は、奈良県桜井市(三輪地方)の三輪そうめんが発祥と言われています。
三輪そうめんの特徴は寒冷期に製造される為、塩分が少なめでもコシがあり、茹でても延びにくいです。その為、夏場の冷たいそうめんだけでなく、冬場に温かいにゅうめんとしても美味しく頂けるのも特徴。
そうめんは極細である方が高級とされていますが、その理由は腕のよい職人しか極細麺が作れないから。実際に高級三輪そうめんを食べると、その細さとしっかりした歯ごたえ、コシに驚くはず。
一般的な食品として広く知れているそうめんですが、極細のそうめんを絶妙な茹で具合、美味しいツユで食べると、そうめんの価値がぐっとあがること間違いなしです。
そうめん専門店では様々な種類のそうめんや贈答品もありますので、まずはその場で食べて、それ以外はお土産やご自宅用として持ちかえってはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
奈良へは世界遺産を求めてお出かけになる方が多いかと思いますが、グルメも素晴らしいです。
今回ご紹介した3つは素材も素晴らしい逸品揃い。
是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
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(2024/4/26更新)
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