タイの孫悟空?パタヤのショップで出会う“おもしろ珍光景”

タイの孫悟空?パタヤのショップで出会う“おもしろ珍光景”

更新日:2018/07/19 16:54

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
東南アジア屈指の歓楽街、パタヤ。タイで人気のビーチリゾート地です。ゴーゴーバーやビアバーが密集した“眠らない街”は、街全体がパラダイス!そんなパタヤのショッピングモールでは、年中楽しめる「お化け屋敷」などアミューズメント機能が充実し、モールらしからぬ奇抜さが地元のタイ人にも人気。さらには奇妙なオブジェや珍光景にも気軽に出会うことができるので、ショッピングや観光の合間に楽しまれてはいかがでしょうか?

タイの孫悟空?パタヤの奇妙なおサルさん!

タイの孫悟空?パタヤの奇妙なおサルさん!

写真:沢木 慎太郎

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こちらは、びっくりした目のおサルさん。目も耳も、異様に大きく、非常にディープインパクト。両手に持っている風車は、いったい、何なのか。

おサルさんの背後にあるのは、雲。こちらのおサルさんは、中国の四大小説の一つ「西遊記」に登場するキャラクター「孫悟空(そんごくう)」をなんとなくイメージ。孫悟空というのは、「觔斗雲(きんとうん)」という雲に乗って、空を飛んでいたサルの仙人です。

タイでは最近、中国からの観光客がどっと押し寄せ、こちらタイのビーチリゾート地パタヤでも大勢の中国人観光客たちの姿が目立ちます。

このため、中国文化をパロディーにしたキャラクターが登場するようになり、パタヤで人気のショッピングモール「ロイヤルガーデンプラザ」(Royal Garden Plaza)の前には、奇妙な孫悟空もどきのおサルさんのオブジェが。季節によって、おもしろいオブジェが登場するので、ぜひチェックしてみて下さい。

ちなみに、日本のアニメの「ドラゴンボール」に出てくる孫悟空も、タイでは人気があります。

違和感たっぷり!パタヤの奇妙なマイケル・ジャクソン

違和感たっぷり!パタヤの奇妙なマイケル・ジャクソン

写真:沢木 慎太郎

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続いてのオブジェも、さきほどと同じパタヤのショッピングモール「ロイヤルガーデンプラザ」から。ここのモールは、アパレルやフードコートが充実しているので、パタヤ観光の拠点施設に使える場所です。

このモールの最大の特色は、2階にあるアトラクションコーナー。世にも恐ろしいお化け屋敷や、世界中のおもしろいものを展示した博物館があり、アトラクション機能が充実しています。

そんな中で、ひと際目立つのが、ベンチでくつろぐアメリカの大スターの「マイケル・ジャクソン」。しかし、あまり似ていないので違和感たっぷり。
ですが、キモカワなところがタイでは人気なのです。

まったく似ていない、マリリン・モンロー

まったく似ていない、マリリン・モンロー

写真:沢木 慎太郎

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違和感たっぷりのマイケル・ジャクソンの隣で微笑む謎の美女。誰かと思ったら、20世紀を代表するセクシーなアメリカ人女優の「マリリン・モンロー」。

身長166.4cm、体重53.5kg。スリーサイズはB94・W61・H86という、モンローの抜群のプロポーションを限りなく忠実に再現し、セクシーな雰囲気は十分に伝わってきますが、まったく顔が似ていない。しかし、こちらも違和感たっぷりなところが人気で、モンローと一緒に記念撮影をしているタイ人を多く見かけます。

ですが、このモンロー。真っ赤に塗られた唇はいいとして、口元のホクロがないのは、どういうこと?もしかしたら、モンローとは違う別人かも?

すごく似ている!コメディアンのMr. ビーン

すごく似ている!コメディアンのMr. ビーン

写真:沢木 慎太郎

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違和感たっぷりのマイケルやモンローが微笑む中で、かなり忠実に実物を再現しているのが、ご覧のMr. ビーン(Mr. Bean)。

イギリス人のコメディアンで、上流階級の紳士が着こなすツイードジャケット(肘当て付き)を羽織り、細長いネクタイに、寸詰まりのズボンというスタイルに加え、大きく目を見開き、眉毛を釣りあげ、好奇心たっぷりのお茶目な表情が、ものすごくよく似ている!なぜ、この調子で他のオブジェも作らないのか。

ちなみに、Mr. ビーンは自動車の運転が非常に上手で、ドリフト走行や曲乗りのほか、アニメの「バカボンのパパ」みたいに足の指だけでハンドルを操作することも可能。

たまらなく怖い!そのままの姿で帰ろうとするゾンビ

たまらなく怖い!そのままの姿で帰ろうとするゾンビ

写真:沢木 慎太郎

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そして、最後にご紹介するのが、こちら!違和感たっぷりのマイケル・ジャクソンの前を通り過ぎようとする疲れた顔のゾンビ。左手には大事な書類、右手には仕事で使った小道具を持ち、ひと仕事を終えて「お化け屋敷」から出てきたばかりの、完全なるサラリーマン・ゾンビです。

「ロイヤルガーデンプラザ」で最も人気のアトラクションの一つ、“ホーンテッド・アドベンチャー”と呼ばれるお化け屋敷では、イケメンのお兄さんたちがゾンビの姿をして、怖がらせてくれるのですが、仕事が終わると、なんとメイクも落とさずそのままの姿で家に帰ろうとします。

メイクを落とさないのは、ゾンビが仕事で疲れ、早く家に帰りたいからですが、お化け屋敷で見るよりも、疲れた後のゾンビの方が苦しみ感がにじみ出ていて、演技以上の迫力!事実こそが、真実、リアリティ!何といっても、焦点が定まらないうつろな目がとてつもなく怖い!

たとえて言えば、ディズニーランドで仕事を終えたミッキーが、着ぐるみの頭を手に持ち、素顔のまま家に帰ろうとするようなもの。こんなのありえない!まさに、おもしろ珍光景!これなら、わざわざお金を払って、お化け屋敷に入らなくてもいいかも!?

おわりに

パタヤへは、バンコクの首都バンコクからバスで約2時間。夜になれば熱気と活気にあふれ、ナイトスポットがひしめく「ウオーキング・ストリート」ではセクシーな美女やニューハーフたちが手招きするパラダイス!

「ウオーキング・ストリート」の入り口近くにあるショッピングモールが、タイの“おもしろ珍光景”が見られる「ロイヤルガーデンプラザ」です。

飛行機が頭からビルに突っ込んだド派手な外観デザインは、まさにパラダイスの街を象徴する奇抜な建物。アトラクションだけでなく、ショッピングやフードコートなども充実しているので、パタヤ観光の際はぜひご利用ください。

なお、飛行機が突き刺さった「ロイヤルガーデンプラザ」の外観や、ご紹介した「お化け屋敷」など、タイの珍スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方はリンクからのぞいてみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/06−2016/05/06 訪問

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