新潟県南西部にそびえる妙高山の麓に広がる妙高高原は国立公園にも指定され、山々が織りなす雄大な景色を目にすることができます。10月から11月にかけては美しい紅葉が見られ、その美しさは日本有数とされています。
写真は燕温泉の奥に位置する標高1200メートルの大田切渓谷。滝と紅葉のコントラストが見事で、降雨時には霧がかかり幻想的な風景を楽しむことができます。さらに奥には『日本の滝100選』に選ばれている落差80メートルの惣滝があり、豪快な眺めを楽しむことができます。
妙高高原にある関温泉は上杉謙信も戦の疲れを癒しに来たと伝わる由緒正しき温泉です。どの宿でも加水・加温・消毒無しの源泉100%掛け流しを行っている温泉地となっています。
その中でも「中村屋旅館」では周りを木々に囲まれた混浴の露天風呂に入浴することができる宿となっています。「薬師の湯」と名付けられたこの露天風呂では写真のように赤っぽい濁り湯に浸かることができます。ちなみに11月下旬から4月下旬はこの露天が閉鎖されるのでご注意ください。
この温泉ですが湧出時は透明なお湯となっています。しかし湯船に投入された後に酸化して赤い湯の花ができ、これによって赤っぽい温泉になっています。そのため最初は湯舟の底に湯の花が沈殿して赤くないので、かき混ぜてから入ってみてください!
混浴の露天風呂のほかに中村屋には男女別の内湯が用意されていて、カランやシャワーもこの内湯に設置されています。5,6人ほどでいっぱいになる正方形の湯船には熱めの源泉がかけ流されています。
コンクリート製の浴室の床は、温泉の成分によって縞模様にコーティングされています。泉質は『ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉』ですが鉄分を多く含んでおり、鉄が錆びたような香りがするのも特徴です。
中村屋では日帰り入浴が可能なので、紅葉帰りに気軽に入浴することができます。料金は500円。日帰り入浴受け入れ時間は日によって変わるので訪問前に宿へ確認してから行くのが無難です。
妙高高原には関温泉を含め7カ所温泉があります。その一つ中村屋から車で10分の場所にある燕温泉には二か所、無料で入れる混浴露天風呂があります。写真はその一つの「河原の湯」です。川べりに造られた浴槽に、青みがかった乳白色の硫黄泉がなみなみと注がれています。
「河原の湯」へは温泉街から登山道を15分ほど歩かないといけません。険しい道ではありませんが、歩くのが厳しい方は「河原の湯」の手前にあるもう一か所の無料混浴露天風呂「黄金の湯」に足を運んでみてください!こちらも乳白色の濁り湯がかけ流されていますよ!
燕温泉の無料露天風呂は11月〜5月が冬季閉鎖となっています。営業時間は基本的に日の出〜日の入りまでで、月曜と金曜の午前中は清掃のため入れません。
妙高高原の温泉は様々な色の温泉に入れる場所でもあります。関温泉の「赤」、燕温泉の「白」、赤倉温泉の「透明」、池の平温泉の「黒」と色巡りが楽しめる温泉地なんです!紅葉の鮮やかさに負けないくらい美しい湯をぜひ楽しんでください!
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(2024/4/24更新)
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