並んでも乗りたい!シースルーキャビン「天保山大観覧車」でドキドキの大阪湾岸空中散歩

並んでも乗りたい!シースルーキャビン「天保山大観覧車」でドキドキの大阪湾岸空中散歩

更新日:2023/06/07 11:03

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家
大阪ベイエリアでは、USJやアジア太平洋トレードセンターが観光地として有名ですが、天保山ハーバービレッジもその中の1つ。その中でひときわ目を引くのが「天保山大観覧車」です。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載されており、大阪湾岸の空中散歩を楽しめる所として、おすすめします。隣接する海遊館・なにわ食いしんぼ横丁・大阪文化館なども併せて、天保山での楽しい一日を過ごしましょう!

天保山大観覧車の概要

天保山大観覧車の概要

写真:菊池 模糊

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天保山大観覧車は、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の対岸にそびえ立っています。
大阪港のウォーターフロント開発のメインとしてつくられた天保山ハーバービレッジのシンボルです。天保山ハーバービレッジは、海遊館を中心とした一大集客施設ゾーンで、新しい大阪の観光スポットとして、連日多くの観光客で賑わっています。

天保山大観覧車は、直径が100mで、地上高は112.5mもありますので、素晴らしい眺望を誇ります。1997年の建設当時は世界最大の観覧車でした。60基のゴンドラからなり、一周約15分の空のミニ周回を楽しめます。キャビンは8人定員で、ファミリー、グループ、カップルなど、いろいろな形で利用できます。

ここは、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に掲載され、ライトアップ・イルミネーションが2015年度グッドデザイン賞を受賞しています。

天保山大観覧車からの景観

天保山大観覧車からの景観

写真:菊池 模糊

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天保山大観覧車からの景色は素晴らしいものです。
北は、舞洲から神戸方面を望み、遠くに六甲山を望みます。東は、美しい天保山大橋が横たわり、安治川が流れる後方には大阪梅田のビル群が林立しています。南は、大阪南港のATC(アジア太平洋トレードセンター)やコスモタワーがあり、あべのハルカスも南東に日本一の高さで聳えています。西は、眼下に海遊館があり、大阪湾から淡路島も遠望できます。

三方が海または川のため、巨大なタンカーから小さな運搬船に至る船が行き交う風景は、旅情を誘います。
写真を御覧ください。これは東北側の景観で、天保山大橋の見事な橋脚の下に、観光船が遊弋し、一幅の絵のようです。このような湾岸と都市を俯瞰できるのが、天保山大観覧車の特徴で、「これを見ずして大阪を語るなかれ!」と言いたくなる絶景です。これが、ここを強く推薦する一番の理由です。

シースルーキャビンに乗ってみよう!

シースルーキャビンに乗ってみよう!

写真:菊池 模糊

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天保山大観覧車ならではの醍醐味は、シースルーキャビンです。60基あるゴンドラのうち8基は透明なシースルーのキャビン(ゴンドラ)になっています。数が少ないので、順番待ちに時間がかかりますが、料金は同じなので、ぜひチャレンジしてみてください。

このシースルーキャビンは壁や床が透明であるだけではなく、座席の部分も透明になっており、まるで空中を浮遊しているような気分になります。(写真参照)
高所恐怖症の方にはおすすめできませんが、安全でありながら、高い場所からの景色を全方向に感じる経験は、他で得がたいものです。せっかくなので、シースルーキャビンで空中散歩と洒落込んでみてはいかがでしょうか。

また、別に、3基のキャビンは、車いすのまま乗り込める幅広入口(94cm)になっています。

天保山大観覧車の夜のライトアップ

天保山大観覧車の夜のライトアップ

写真:菊池 模糊

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夜にライトアップされた天保山大観覧車も良いものです。
写真を御覧ください。一番下に写っている透明なゴンドラがシースルーキャビンです。観覧車から見る夜の眺望は昼とはまた違う魅力があり、海や川に区切られた水の都・大阪の独特な夜景を存分に味わえます。

2015年4月からは、LED照明によるライトアップ演出がはじまりました。花火や万華鏡をイメージした美しいイルミネーションで、アニメ的な天気予報や時刻表示なども見ることができます。これにより、天保山大観覧車は、グッドデザイン賞を受賞しました。

また、ライトアップ・リニューアルにあわせ、観覧車のイメージキャラクター「てんぽ丸」も登場しました。照明演出にも出てきますので、ぜひ見つけてください。

近辺の観光スポットも忘れずに!

近辺の観光スポットも忘れずに!

写真:菊池 模糊

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海遊館周辺ではライトアップイベントがあり、大阪の冬季イルミネーション企画の一環として、例年ほぼ12月から2月頃まで、実施されています。
掲載の写真は、天保山大観覧車の近くから、海遊館方面のイルミネーションを撮影したものです。130万球の壮大な光の演出は、刻々と姿を変える光の海のようで、感動的です。冬の夜こそ、観覧車とイルミを同時に楽しめる絶好のシーズンなのです。

海遊館と観覧車の間には、天保山マーケットプレースがあり、ギャラリーやお土産物屋、レゴランド・ディスカバリー・センター、レストラン街などが並んでいます。特に、大阪のB級グルメを集めた「なにわ食いしんぼ横丁」はグルメスポットとして面白い企画で、昼食に最適でしょう。

他に近辺の観光スポットとしては、海遊館だけでなく、「大阪文化館・天保山」や、かつて日本一低い山とされた天保山のある「天保山公園」があり、有意義な時間を過ごすことができます。
宿泊される場合は、隣接する「ホテルシーガルてんぽーざん大阪」が便利です。

最後に

大阪観光は、USJや海遊館だけではありません。
ベイエリアの中心にある天保山大観覧車は、これに乗る目的で大阪に来られても十分に値打ちのあるものです。
また、関西在住の方も、天保山大観覧車で、改めて高度感のある大阪の展望の良さを再認識することを、おすすめします。

なお、天保山大観覧車の営業日時や利用料金、ホームページ限定割引券などについては、下記の関連MEMO欄でリンクしている公式サイトから最新の情報を得てください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/02 訪問

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