写真:東郷 カオル
地図を見る真田の隠れ里・九度山へは南海電車で。運が良ければ2015年秋から運行している「真田赤備え列車」に遭遇するかもしれません。この列車は南海高野線を4両編成で走っており、外観はもちろん赤。一般座席も赤をベースに「六文銭」を取り入れたデザインです。
南海高野線は橋本駅から極楽橋駅までは単線で、各駅で上下列車が待ち合わせのため停車します。赤備え列車に乗ることはできなくても、各駅での待ち合わせの際にタイミングが良ければ出会う可能性があります。
ここで注意していただきたいのが「なんちゃって赤備え列車」。顔だけ赤備えで、車体は普通のまんまの列車が走っています。顔だけ見て判断するとがっかりしてしまいますので、ちゃんと体まで赤備えか確認してくださいね(笑)
九度山駅前からは便利な「赤備えバス」が運行しています。今までは徒歩で20分程かかった道の駅までこのバスで行けますので、是非利用してください。
写真:東郷 カオル
地図を見る赤備えバスの料金は一律100円。車内にお賽銭箱のような料金箱がありますので、乗車したタイミングで支払います。支払うと乗車券がもらえますが、これを持っていると割引を受けられる飲食店等がありますので失くさないようにしましょう。
赤備えバスの終点は「道の駅・柿の郷くどやま」。一般的な道の駅と同じようにお野菜やフルーツなど地元のものが売られていますが、世界遺産情報センターという施設もありますので、是非立ち寄ってみましょう。こちらは、九度山町ゾーン・町石道ゾーン・高野山ゾーンによって構成されており、高野山や九度山の歴史について学ぶことができます。
写真:東郷 カオル
地図を見る赤備えバスには「真田庵」の停留所もあります。真田庵は、家康から蟄居を命じられた信繁親子が暮らした住居跡に建てられた寺院(善名称院)。もともとは高野山で蟄居していたのですが、あまりの寒さに麓の九度山で暮らしたと言われています。妻を連れていたので…という説もあります(高野山は女人禁制なので)。
境内には信繁が雷を封じ込めたといわれている「雷封じの井」や、ゆかりの品々を保管する真田宝物資料館がありますので、幸村ファン・大河ファンは必見です。
写真:東郷 カオル
地図を見る真田の抜け穴といえば、大阪・玉造にある三光神社が有名ですが、九度山にも真田の抜け穴が存在します。ここから戦場に出向いたという伝説ですが、実際には抜け穴ではなく古墳時代後期の円墳。真田の抜け穴伝説にちなんで「真田古墳」と名付けられています。
写真:東郷 カオル
地図を見る2016年、真田庵のすぐ近くに「九度山・真田ミュージアム」がオープン。エントランスには九度山真田三代、昌幸・信繁(幸村)・大助の甲冑姿が。こちらではスタッフが写真撮影のサービスを行っていて秩序が保たれていますので、どんなに混雑してもグループだけの写真を残すことができます。
内部は九度山時代の様子や大坂の陣の布陣ががわかりやすく解説されています。
せっかく九度山まで来たなら、是非もう少し足をのばして高野山にもお参りください。
高野山奥の院には有名な武将の供養塔が並び、信繁親子が暮らした蓮華定院にも宿坊として泊まることができます。
是非、九度山・高野山で、戦国時代の歴史ロマンを感じる旅を楽しんでください。
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(2024/3/28更新)
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