日本を代表する温泉地と言えばやはり草津温泉です!源泉の自然湧出量世界一であり、街全体に硫黄の香りが立ち込めるこの場所は、まさに温泉の町と言えるでしょう。温泉番付でも東の横綱に格付けされており、他にも「三名泉」、「三大温泉」など書ききれないほどの肩書きがあります。
中心にあるシンボルの湯畑では、多くの観光客がその圧巻の光景を写真で収めようとしています。さらに草津には多くの共同浴場があり、しかもそのほとんどを無料で利用することができるんです。温泉好きにはまさに天国ですね!
草津の湯の特徴はずばり『強烈』です!強酸性の湯は鉄をも溶かす破壊力で、その効能を求め古くから多くの湯治客が訪れました。大河ドラマでお馴染みの真田幸村も訪れたとされています。
写真は無料で入れる共同浴場の一つ「千代の湯」。ここでは草津独特の入浴法である「時間湯」を体験できるので、ぜひ試してみてください!!
またこういった共同浴場が無料で入れるのは、地元の方が清掃などで協力してくださっているからです。感謝の心を忘れずに入浴しましょう!
上毛四湯のなかで最もアクセスが良いのが伊香保温泉です。そこまで山奥にあるわけではなく、気軽に電車やバスでも行くことができます。しかしその温泉風情は全国でもトップクラス!365段もの石段に沿って店や宿が立ち並ぶ姿はあまりにも有名です。
伊香保の湯は二種類あり、それぞれ金の湯・銀の湯と呼ばれています。金の湯は古くからこの地で湧き出ているもので、鉄分を多く含み茶褐色の濁り湯となっています。一方銀の湯は明治以降新たに掘り出されたもので、無色透明なお湯となっています。
金の湯のほうは湧出量が限られており、全ての施設で入浴できるわけではありません。泊まった宿が銀の湯のみの場合もよくあるのでご注意下さい。しかしご安心を!誰でも日帰り入浴ができる「伊香保温泉露天風呂」では貴重な金の湯を源泉掛け流しで味わえるので、ぜひこちらをご利用ください。
石段を登りきり、そのまま進んでいくと飲泉場が設けられており、だれでも自由に伊香保の金の湯を飲むことができます。その味はまさに「良薬は口に苦し」です。
続いて四万温泉。四万川の上流部に30軒ほどの宿が立ち並んでおり、かなり静かな雰囲気となっています。電車やバスを乗り換えて行くこともできますが、時間がかなりかかるので車で行くほうが便利です。
四万温泉は他の三湯とは異なり、肌への刺激の少ない温泉に入浴することができます。また古くから胃腸によく効く名湯として知られ、日本における飲泉のメッカとなっています。柔らかい肌触りのぬるすべの湯を味わうことができる素晴らしい温泉です!
写真は四万温泉の中心に位置する積善館です。「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルにもなったとされており、その建物は重要文化財に指定されています。近くには無料で入れる共同浴場もあり、名湯を心ゆくまで堪能できます。
四万温泉にも草津と同様、無料で入れる共同浴場があります。その一つ「河原の湯」は温泉街からも近く、川のすぐそばというロケーションも楽しめるのでおすすめです。
草津温泉からも近い万座温泉は標高1800メートルの高地にあり、秘湯感が漂う温泉地となっています。通年営業の温泉地では日本一標高の高い温泉です。そのため雲上の温泉とも呼ばれています。
万座で入れるのは超濃厚な硫黄泉です。凄いのがその成分!温泉に含まれている硫黄成分濃度がなんと日本一なんです!その数値は硫黄泉と認定される基準値の150倍にもなる源泉もあります。万座の湯の多くは美しい真っ白な濁り湯で、美肌成分も豊富に含まれています。
万座温泉では旅館やホテルが点々と建っており、他の三湯のようないわゆる温泉街というものは存在していません。また宿泊施設内のものを除いて、食事処やお土産屋もほとんどないので注意が必要です。
草津から万座へ車で向かう際に通る志賀草津道路は、日本でも有数のドライブコースとなっています。志賀草津道路沿いには日本の国道で最も標高の高い地点もあり、ぜひ温泉とあわせて訪れたいスポットです。
上毛四湯はそれぞれ離れていますが、車であれば一泊二日でも全て巡ることができる位置にあります。例えば万座(一日目昼)⇒草津(宿泊)⇒四万(二日目午前)⇒伊香保(二日目午後)といったコースなら、充分それぞれの温泉に入浴することが可能です!
四湯どれも甲乙つけがたく素晴らしすぎるものばかりです。ぜひ全てコンプリートして、群馬の温泉にはまってみてください!
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(2024/4/26更新)
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