とっても粋な縞柄(しまがら)松阪木綿!三重・松阪商人の町で伝統文化を楽しむ。

| 三重県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

とっても粋な縞柄(しまがら)松阪木綿!三重・松阪商人の町で伝統文化を楽しむ。

とっても粋な縞柄(しまがら)松阪木綿!三重・松阪商人の町で伝統文化を楽しむ。

更新日:2013/09/04 16:11

Shinkurouのプロフィール写真 Shinkurou

松阪商人で栄えた松阪市には「松阪もめん 手織りセンター」「商人の館」等、江戸時代の豪商の繁栄を見ることの出来る場所が多く残ります。三越(越後屋)発祥の地を散策しながら、粋な江戸っ子が身に着けた「松阪木綿」を楽しんでみませんか?

- PR -

伝統を継承「松阪もめん 手織りセンター」

伝統を継承「松阪もめん 手織りセンター」

写真:Shinkurou

地図を見る

江戸初期、伊勢商人によって、日本の大都市・江戸で売られた松阪木綿は、質の良さと目を惹く柄で、またたくまに江戸っ子の間で人気を呼びます。

特にその粋な縞柄(しまがら)は、倹約令で制限されていた江戸庶民の心を捉え、江戸の人口が100万人と言われていた当時、50万反以上の売り上げがあったといいます。
本当に驚きですね。

また松阪商人「三井高利(みついたかとし)」の江戸出店「越後屋」(現在の三越の前身)の勢いも「松阪木綿」を有名にする一躍を担いました。

その三井家の跡地にある「松阪もめん 手織りセンター」では、三重県指定の伝統工芸を守りながら、松阪木綿をさらに身近に利用出来るよう工夫を凝らしています。

タンタンと機織りの音が懐かしい

タンタンと機織りの音が懐かしい

写真:Shinkurou

地図を見る

ずらりと並ぶ「機織り機」には本当に綺麗な縞柄が!

当センターが実施する「織姫体験」では気軽に機織りを楽しむ事ができ、約1時間で可愛いコースターが織り上がります。

横糸を滑らしながら、タンタンという単調なリズム音を耳にすると、女性ならではの感性が蘇ります。
昔の女性はこのように喜怒哀楽を糸に編み込んだのでしょうか?

濃淡の藍が縞柄を浮き出させながら一枚の布に!
キリッとした織り目はこれを身に着ける人の気持ちまで引き締めてくれそう。
松阪木綿ならではの魅力でしょうね。

縞柄を粋に着こなす「おかみさん猫」

縞柄を粋に着こなす「おかみさん猫」

写真:Shinkurou

地図を見る

現在様々な小物にも利用されている「松阪木綿」。
バック・割烹着・ネクタイ・髪留め、そしてなんとお財布まで店内狭しと並んでいます。

その中で可愛い「おかみさん猫」が目に留まりました。粋に藍の木綿を着こなしていますよ。微妙な色の違いがとても個性的なので思わずニコッ!これほど藍の縞柄が心を捉えるとは驚きです。

もちろん反物もあります。江戸じゃなくても粋ですよね!

「松阪もめん 手織りセンター」
   営業時間
      3月〜11月 10:00-18:00
      12月〜2月 10:00-17:30

   定休日
      毎週木曜日(祝日の場合は営業)

それでは、この松阪木綿を日本中に広めた豪商「小津清左衛門」の住宅をご紹介します。

おかげまいり街道沿いに建つ豪商の住居

おかげまいり街道沿いに建つ豪商の住居

写真:Shinkurou

地図を見る

蒲生氏郷によって開かれた松阪の城下町は、楽市や海運業者の保護などにより、江戸時代初期より商人の町として栄えました。

三井・小津・長谷川などの豪商は江戸、大阪、京に出店を構え、扱う品は木綿・材木・和紙など多種にわたり、松阪商人の名を広げていきます。なかでも「越後屋」は、当時としては画期的な商法で反物を売り出しました。

当時、武家を対象に「つけ」で盆・正月に支払う商いが一般的でしたが、越後屋は大衆向けにと、店先に反物を並べ「現金掛け値なし」の商いをします。現在のバーゲンセールのような形ですね。

「江戸に多きもの伊勢屋、稲荷、犬の糞」と言われたほどの活躍ぶり。

その中心となる三井家(越後屋)は現在一般公開されていませんが、松阪屈指の豪商「小津清左衛門」の住宅が現存し「商人の館」として一般公開されています。

屋敷前の道は「おかげまいり」で賑わった伊勢街道。
松阪は伊勢に近いという場所柄、敬神の心が篤く、小津家でも伊勢参りの人々に粥、むすび、わらじ等を施し、旅の無事を祈ったそうです。

少し余談ですが、松阪、伊勢の地域では正月飾りを1年中玄関先に飾る風習がありますので是非入り口をご覧ください。旅ならではの小さな楽しみですね。

伊勢参りの人々を驚嘆させた豪商の住まい

伊勢参りの人々を驚嘆させた豪商の住まい

写真:Shinkurou

地図を見る

小津家住居は17世紀末に建築その後増築・改築が行われ現在に至っています。
土間台所が広く商家特有の造り。
土間天井の明かり窓は是非ご覧くださいね、開閉の出来る面白いつくりです。

また蔵の地中に埋まっていた「万両箱」が入り口に展示されています。万両箱とはびっくりです。待ち受けの画像に1枚いかがですか?

蔵の内部も公開され、二階へ上がる事ができます。上へお上がりになられたら、天井をご覧ください。撮影禁止でしたのでご紹介できずに残念ですが、天井全体に鉄の格子をはめ込み、盗賊に備えたという珍しい造りになっています。

「商人の館」

   開館時間  (4月〜9月)  9:00〜16:30
         (10月〜3月) 9:00〜16:00
   休館日  月曜日、祝日の翌日、年末年始
   入館料   200円

最後に

松阪市は現代、日本有数の商業の激戦地として知られ、多くの店、スーパー等が営業しています。この基盤はやはり江戸時代の松阪商人・松阪木綿。伊勢街道沿いならではの雰囲気の残る商人の町をお楽しみ下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/01 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

事業拡大のため、デザイナー、システムエンジニア募集中!国内最大級の旅行サイトを一緒に作りませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ