ハリドワールでまず訪れて欲しいのがモーティー・バザール。インドの古き良き時代のバザールが今も残る貴重な存在です。数百メートル続くバザールに所狭しと小さな専門店がびっしりと並びます。
ハリドワールはヒンドゥー教の4大聖地のひとつで、多くのインド人が巡礼に訪れます。お店で売っているものは聖地らしく、神様に関する品々。数珠、ガネーシャなど神様の像、お札のようなシール、などなど物珍しいもので溢れています。
路のど真ん中で堂々と歩く野良牛もインドの風物詩ですね。
ハリドワールは、ガンジス川観光で最も有名なベナレスより上流に位置し、水がきれいです。「ベナレスの水は汚すぎて沐浴できないけど、ハリドワールだったら沐浴はできる」と感じる方も多くいます。ハリドワールでは是非、キレイなガンジス川の水で沐浴にトライしましょう。
沐浴をする場所は「ハルキ パイリー(神の足跡)」。ヴィシュヌ神が足跡を残したという伝説の地です。ハルキ パイリーは中洲になっていて、ガンジス川本流は流れが速く、鎖につかまりながら慎重に沐浴をします。支流は流れもゆるやかで浅瀬になっているところが多く、女性や子供が安心して沐浴することができますので、慣れない沐浴体験は支流がおすすめです。
ガンジス川は土足厳禁、必ず靴を脱いで入りましょう。男性は腰布1枚もしくはパンツ1枚、女性は洋服を着たままガンジス川に入ります。インド人にとっては最も神聖な場所。沐浴をするときは、まわりのインド人を見ながら失礼のない振る舞いを心がけましょう。
ハリドワール北西の山の上にあるピンク色の寺院が「マンサ・デヴィ寺院」。よくみるとロープウェーで上まで行くことができます。マンサ・デヴィは願いを叶えてくれる女神として崇められており、毎日多くのインド人参拝者が訪れます。
歩いても行くことができますが、ロープウェーが早くて料金も安く便利。ロープウェの料金は往復でRs84(約170円)、運航時間は4月〜10月までは朝7時から、11月〜3月までは朝8時から運航しています。
プラサードというお供え物を購入して、裸足で寺院に入ります。寺院内は撮影不可。決められた順番に参拝して、ご本尊ではプラサードを渡してお祈りを捧げます。
ご本尊の左側でインド流厄払いをしています。クッションのような柔らかい大きなおしゃもじ状の棒で参拝者の背中を叩きます。座禅で警策をいただくような体験ができますので、是非挑戦してみましょう。
聖なるガンジス川で、何千年も絶やさず続けられている祈りの儀式『アールティ』。火を灯す神具のことをアールティと言い、神具の名前、アールティと言うだけで日没の祈りの儀式全体を表す言葉になりました。
アールティは日没と同時にハルキパイリーガートで行われます。祈りの儀式をするガートと対岸のガート2か所に人が集まります。祈りの儀式をする対岸のガートがアールティを真正面から見えるベストスポット!アールティの鑑賞場所は対岸のガートがおすすめです。
かなり早い時間から場所取り合戦が始まるので、アールティが始まる1時間前までには見やすい場所を確保しましょう。橋の上は崩落防止のため、アールティが始まる直前に封鎖されます。橋の上で場所を場所を確保しても、アールティは見ることができません。
アールティが始まるとみんなで祈りの歌を歌ったり、両手を挙げたりして一体になって祈りの儀式に参加します。ベナレスのアールティとは一味違う、一体感のある参加型のアールティはハリドワールならではの思い出になるはずです。
いかがでしょうか?
ハリドワールは、リシュケシュへ行く中継時点として通り過ぎてしまう外国人観光客が圧倒的に多いです。しかしながら、1泊するだけでもインドらしい聖地を肌で感じることができる魅力がいっぱい詰まった町です。
沐浴をする、バザールを散策する、祈りの儀式に参加する。眺めるだけの観光ではなく、アクションを起こして五感で感じるインドの旅を楽しんでください。
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(2024/4/19更新)
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