「町屋駅前電停」へは上野駅から京成電鉄本線、大手町駅から東京メトロ千代田線で1本と、都心メインエリアからでも簡単にアクセスできる東京下町の中心地点。そのため、駅前は下町ながらも各種大型店舗が軒を連ねるほど栄えています。
駅前は写真のように下町の面影を残すエリアでもあるため、昭和の世界が所々で見ることができる貴重な場所です。そのため、平成の時代にいながら昭和色を濃く出た写真を撮るのであればオススメ!昔ながらの路地も豊富で、中には木塀で覆われた一軒家や木造の家屋も!
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る町屋駅周辺は5月中旬に入るとバラの花で埋め尽くされます。特に多いのが、都電の「町屋駅前電停周辺」をメインとした都電の線路沿い!下町を走る都電に彩りを添えるかのように、たくさんの色でなおかつ多品種のバラが咲き乱れます。その様子はまさに駅前のバラ園!横を走る都電との組み合わせはどことなく懐かしく、子供の頃に見たような風景が目の前に広がることでしょう。
なお「町屋電停周辺」では、日時限定でバラ祭りのイベントが行われる関係上、珍しい品種のバラには名称が書かれた札が付けられています。普段なかなか見ることができないバラも多く、見るだけでもとても勉強になります。イベント日時は荒川区の公式HPをご覧下さい。
写真:木村 優光
地図を見る「町屋駅前電停」から東へ歩くこと数分、町屋駅周辺を綺麗に眺めることができる踏切があります。都電の「町屋駅電停」をメインに撮るのであれば、やや長めの望遠が必要になりますが、写真のように都電と京成のホームが交差している構図であれば標準レンズでもOK!タイミングよければ京成の電車と都電が交差するシーンを見ることができるため、鉄道好きにはたまらないでしょう。
もちろんのごとく、線路沿いにはたくさんのバラが植えられていて、都電の走行に彩りを加えています。この踏切のポイントに限らず、周辺は様々な角度から都電とバラとのコラボレーションが可能ですので、好きなアングルを探すのも楽しみのうちの一つです。
写真:木村 優光
地図を見る「荒川二丁目電停」は「町屋駅前電停」から「三ノ輪橋電停」方面へ2つ先にある駅です。駅前には荒川自然公園があり、四季折々の花が咲き乱れることで知られていますが。都電の線路沿いもそれに負けじと、バラの花が咲き乱れます。
特に「荒川二丁目電停」周辺はフェンスを越えるほどの背丈の高いバラの花が植えられていますので、都電との相性は抜群!真っ赤なバラの花に囲まれた都電は嬉しそうに見えませんか?写真のようにどちらかを暈すと作品性のある1枚になります。
写真:木村 優光
地図を見る「荒川二丁目電停」から「荒川区役所前電停」を見ると、線路際に背の低いバラがたくさん植えられています。開花時は背が低いながらも、色が多種にわたるバラが咲き乱れますので、とても見応えのある光景となります。
なお、線路の北側に広がる「荒川自然公園」は都の下水処理場の屋上をうまいこと利用した公園で、池をメインに四季折々の花が咲き乱れます。都電沿線を訪問の際に同時に訪問してみても良いですよ。広い園内には圧倒されます。
写真:木村 優光
地図を見る「荒川1丁目付近」のスポットは「荒川区役所前電停」から徒歩で約2、3分の場所に位置します。様々な角度から都電とバラのコラボレーションを見ることができるスポットで、写真は「荒川2丁目電停」方面を向いて撮ったものです。
背の低いバラが線路伝いに植えられているため、写真を撮る方でも比較的撮りやすいスポットと言えます。ここに植えられているバラですが、花びら自体の色は薄ピンクですが、花びらの淵が濃いピンク色の、一見変わった品種のバラが多いです。その他にも黄色系、橙色系と多種に富んでいます。
写真:木村 優光
地図を見る上の写真とは逆の「荒川区役所前電停」方面を見ると、スカイツリーも見ることができ、都電とスカイツリーが同時にきれいに見えるスポットとしても知られています。線路際に植えられたバラの花も、都電とスカイツリーのコラボレーションを盛り立ててくれます。
昭和33年に東京タワーが完成した時も、真下の港区周辺を走る都電とのコラボレーションは今となっては非常に貴重なものですが、こんな構図もいずれは過去の東京として取り上げられることは間違いなし!一度は見ておきたい光景です。
写真:木村 優光
地図を見る「三ノ輪橋電停」はとてもレトロな駅構内とその周辺の街並み効果で、下町の雰囲気を強く感じ取ることができる、貴重な終着駅です。そしてなんとホームには懐かしの木製塀!子供の頃よく見たという方も多いのではないでしょうか。
そんなレトロな「三ノ輪橋電停」も、5月中旬になると様々な色のバラの花で埋め尽くされます。その様子はまるで終着駅のバラ園!「三ノ輪橋電停」は、降車側と乗車側のホームが分かれた構造となっているのですが、双方のホーム間にはバラの花を植えた花壇があるため、いろいろな方角で都電とバラとのコラボレーションを見ることができます。
偶然にも、写真のような都電復刻カラーの車両が入線してきたら、それはもうシャッターチャンスです!この車両は昭和40年代の都電のカラーリングを復刻した車両で、平成25年より1両のみ在籍しています。ちょうど東京のどこにでも都電が走っていた時代の復刻版ですので、思い出深い方も多いのではないでしょうか。
写真:木村 優光
地図を見るこちらの写真は「三ノ輪橋電停」から早稲田方面を眺めたもので、駅構内がバラの花で包まれている様子が非常に分かる1枚!電停へ到着した都電も早稲田からの走行でバラの花により疲れを癒してもらっているかのように見えます。
なお、「三ノ輪橋電亭」は終着駅ですので、右端に見える駅ホームは降車専用、そして左手前に見える駅ホームは乗車専用となっています。そのため、降車専用でお客さんを降ろした都電は、乗車専用ホームまでゆっくりと走ってきます。その姿はとてもほのぼのとしていて、まさに現代版レトロ状態!
写真:木村 優光
地図を見る「三ノ輪橋電停」の構外から見る構内の様子もかなり様になります。特に東側の電停出入口には、バラの木を這わせたアーチ状のモニュメントがあり、レトロな世界へのタイムスリップの入口かと錯覚してしまうほど!したがって、「関東の駅百選」に選出されたことは十分に納得できます。
アーチの横にはお煎餅屋さんがあり、これもまさにレトロな雰囲気を醸し出している要素!お煎餅屋さんの斜め向かいは、三ノ輪橋のアーケード商店街の入口となっており、下町の雰囲気を十分に感じることができます。アーケード商店街内部は、昭和レトロを連想するかのような、安くて美味しいお惣菜屋や、魚屋、肉屋、八百屋等が軒を連ねています。
なお「三ノ輪橋電停」は、東京メトロ日比谷線三ノ輪駅から、徒歩で約5分ほどの距離にあるため、こちらも「町屋駅前電停」と同様に、上野方面からのアクセスは抜群に良いです!
写真:木村 優光
地図を見る都電沿いを訪問したら、忘れてはいけないもの、それはお土産です。都電の「梶原電停」から徒歩で2分の場所には、都電にちなんだお土産屋があります。店名は「都電もなか本舗 菓匠 明美」で、2017年には創業60周年を迎えました。
「都電もなか」自体は発売から30年経っていることから、かなりのロングセラー商品で、写真の都電形もなかが10個入ったものは都電の車庫をイメージしています。この他に20個入りは都電の路線図が書かれていて、すごろくとして遊ぶことも可能!とてもユニークなお土産ですので、もらった方も笑顔になります。
この「都電もなか」ですが、第20回全国菓子大博覧会厚生大臣賞を受賞していて、北海道産の最高級小豆と白玉から作った求肥入りで、とても食べやすいことが特徴!「都電もなか」の他にも様々な和菓子を販売しているので、お立ち寄りをオススメします。
5月中旬の都電沿線と言えばバラの花!そんな連想ができてしまうほど、素晴らしい光景が広がる都電沿線、いかがでしたか。都電の線路沿いに咲くバラの花は、色も品種もさまざまで、そこへ都電が走ってくれば、最高のコラボレーションとなります。見るだけでなく、写真で記録することもお忘れなく!
周辺はレトロな雰囲気を持った、昭和レトロなアーケード商店街があり、見所、食所等がたくさんありますが、商店街から狭い路地へ一歩踏み入れてみると、さらにディープでレトロな世界が、貴方を待ち受けているかもしれません。特に東京下町での歩き方は、メインストリートから1本外の路地へ、さらに狭い路地へ!が鉄則です。
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(2024/4/25更新)
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