古い家並みが風情あるジョージタウンの街中に、忽然と青いお屋敷が姿を見せます。チョンファッツィーマンションは別名ブルーマンションとも呼ばれていて、その名の通りコバルトブルーのファサードはよく目立ち、この街のアイコンにもなっています。
ここはかつて“東洋のロックフェラー”と呼ばれた中国人実業家(のちに政治家)、チョンファッツィー氏が暮らした屋敷なのです。
屋敷の中へ一歩足を踏み入れると、豪華な調度品にまずは目を奪われます。さすが富豪の屋敷だったと言う面影がうかがわれます。
そして、お部屋へ向かうまでの空間も青い世界に包まれていて、外の世界とはまるで違う空気感に、異次元にでもワープしてしまったかのよう。この屋敷の価値は、その青い世界だけではありません。部屋の角度や配置はもちろんのこと、上下の段差や柱の数、細かい紋様の全てが厳密な風水に則って建てられているのです!
究極は建物の「気」が一点に集中するといわれている中庭の中央部。何気に置かれた2つの石の真ん中に佇むと、ピラミッドパワーと呼ばれる強力な風水の「気」を体感出来るのです!そして、このお庭を眺めながら朝食が摂れるとは、これはもう宿泊してみるしかないですね♪
アールヌーヴォのステンドグラス、グラスゴー製の鉄の柱や彫刻、床を彩るイギリス製のモザイクタイルなど西洋の美が見事にマッチしている様は圧巻です。
こちらの写真のお部屋は「Liang」と言うカテゴリーのダブルルームです。天井も高く南国らしいインテリアで、バスルームも清潔感があり、アメニティも一通り揃っています。部屋に設置されているタンスの扉を開けると、冷蔵庫やテレビがお目見え!通常、扉を閉めていると見えないので、すっきりとした部屋空間になっています。尚、スリッパではなく、ビーチサンダルが備わっていて濡れても大丈夫な計らいです。
かつての館の主・チョンファッツィー氏は、ペナン島のみならず中国やインドネシアにまで複数の家を持っていましたが、中でもこのブルーマンションは一番のお気に入りだったと言われています。夜になるとその姿は幻想的になり、氏がお気に入りだったと言うのも納得出来ますね。
この屋敷は、宿泊者以外は立ち入り禁止ですが、1日3回ツアーが行われているので、それに申し込めば案内してもらえます。しかし、好きな時間に好きなだけこの空間を味わえるというのは泊まっているからこそでしょう。
この屋敷のツアーの予約は不要です。決まった時間の10分程前に到着すればOKです(HPで要確認)。2階はちょっとした博物館になっているので、屋敷の歴史なども説明してもらえます。ただし、撮影は禁止。そう、この美しい空間をカメラに収められるのは、泊まった者だけに許された特権なのです!風水パワーに満ちた屋敷に泊まって、好きなだけこの文化遺産に身を委ねてみては?
尚、ジョージタウンの街を散策するのに最適なトライショー(自転車タクシー)の手配もしてくれます。レセプションで相談してみましょう。お馴染みの観光から、また自分の好きな場所へと1時間60MR(税別)でチャーター出来ます。料金は宿泊代と共に精算が可能なので、ドライバーに支払う必要はありません。
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(2024/4/26更新)
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