絶対に外せない!世界遺産熊野古道・いにしえの巡礼路の見どころ

絶対に外せない!世界遺産熊野古道・いにしえの巡礼路の見どころ

更新日:2016/05/30 10:08

平安時代の貴族たちに人気だった熊野詣。江戸時代には蟻の熊野詣と呼ばれるくらい庶民にも親しまれました。この熊野参詣道は、2004年にユネスコ世界遺産として登録され、2014年にスペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」と姉妹道提携により、海外からの巡礼者も増えています。
広範囲に広がる熊野古道ですが、今回は巡礼路のハイライトとなる見どころをご紹介します。

熊野本宮大社へのゲートウェイ!発心門王子からのハイキング

熊野本宮大社へのゲートウェイ!発心門王子からのハイキング
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熊野本宮大社から発心門王子行きのバスに乗り、終着駅の発心門王子前で下車すると、熊野古道でも一番人気のある中辺路発心門王子から熊野本宮大社への約7kmにわたる、巡礼路クライマックスのハイキングが楽しめます。

川の参詣みち!聖なる川・熊野川舟下り

川の参詣みち!聖なる川・熊野川舟下り
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中世の上皇や貴族は、熊野本宮大社に参拝後、熊野川を舟で新宮に下り、那智速玉大社をお参りしました。中世の貴族になった気分で、川の参詣みちをなぞってみてはいかがでしょうか。

案内に従い乗船準備をすませると、川下りが始まります。船頭さんの案内を聞きながら、いにしえの時代を思い馳せましょう。

※熊野川舟下りは要予約
※熊野交通バスで日足(ひたり)バス停で下車しすると、熊野川舟下りのスタッフがお出迎えしてくれます。

熊野三山の一つ、熊野速玉大社へ!

熊野三山の一つ、熊野速玉大社へ!
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舟下りが終われば、熊野速玉大社は目と鼻の先。速玉大社境内にある推定樹齢1,000年、高さ20mの梛の大樹は必見です。
体力に自信のある方は、熊野速玉大社の摂社である神倉神社にも足を伸ばしましょう。神倉神社は、石段538段、標高120メートルのところに位置し、境内からは新宮の町と太平洋が見渡せます。

新宮で昼食をとり、徐福公園、新宮城跡への散策もおすすめです。

マグロまぐろマグロ!勝浦漁港でセリを見学!

マグロまぐろマグロ!勝浦漁港でセリを見学!

生マグロ水揚げ日本一の勝浦漁港見学のためにがんばって早起きしましょう!朝7時頃から、魚市場の2階の展望デッキからセリの様子が見られます。見学ツアーを予約をすれば、魚市場内へ足を踏み入れ、ガイドさんの案内でセリを間近に見ることができます。日曜は朝市も開催されているので、朝食でマグロ丼はいかがですか?

※勝浦魚市場見学ツアーは要予約。水揚げ量によってはセリがない場合もあります

石畳の大門坂、熊野那智大社と那智の滝

石畳の大門坂、熊野那智大社と那智の滝
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最後にご紹介するのは、熊野三山の最後のひとつ熊野那智大社!!
紀伊勝浦駅前からバスにのり、大門坂駐車場バス停で降りると、杉の木が生い茂る中、石畳を登ると熊野那智大社への道が続きます。樹齢800年の夫婦杉を筆頭に、幾年もの月日を生きた杉並木の間を歩くと、心が洗われるようです。

階段を登っていくと、名物那智黒飴を売るお土産やさんが並び、熊野那智大社へと到着します。境内には日本サッカー協会のロゴになった八咫烏の銅像や、樹齢約850年の大楠があり、楠は願いを込めて木の中をくぐり抜けることもできます。

那智大社の隣の、西国三十三ヶ所第一番札所の青岸渡寺を参拝し、日本一落差133m、那智の滝を見に飛瀧神社へ行きましょう。滝のしぶきを浴びながら滝を見上げると、自然の力に圧倒されること間違いなしです。

世界遺産熊野古道と熊野三山

熊野三山を巡る旅はいかがでしたでしょうか?
いにしえの巡礼路をなぞり、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の参拝はもちろんの事、熊野古道ハイキングと川の参詣みちも見逃せません。
温泉もマグロも楽しめる熊野へ是非お越しください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/08−2016/04/10 訪問

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