ご紹介する「伊豆四季の花公園」は、伊豆急・伊豆高原駅から、東海バスで約9分の場所。伊豆半島の東海岸に位置し、温暖な気候に恵まれた地形を使用して、四季を通じて常時、20〜40種類の花々が見られる自然豊かな公園です。
5月下旬から6月下旬にかけて、園内のあじさい苑では紫陽花が見頃を迎え「城ケ崎あじさいまつり」が開催されます。日本原種にこだわった国内初のあじさい苑で、自生する紫陽花の他、全国から集められた約230種の日本原種あじさい数、日本一を誇っています。早速、あじさい苑を覗いてみましょう!
あじさい苑は、公園の入口から右側に広がるようにあり、約1万平方メートルの広さがあります。あじさい苑ができる前は、原生林が広がる場所でしたが、できる限り地形を上手く使って造成しているため、斜面を覆いつくすように紫陽花が咲いています。遊歩道は、整備されていて歩きやすく、見やすいように設計されています。
紫陽花の品種によって開花にバラツキがあり、順次開花していくので、どんな紫陽花が咲いているかはお楽しみ! 何度訪れても飽きず、魅力の一つでもあります。
こちらのあじさい苑では、日本固有の「ガクアジサイ」を中心に展示されています。紫陽花と言えば、ボールのような球形をした大きな花を思い浮かべるかも知れませんが、それは「西洋紫陽花」で、ガクアジサイの「山アジサイ」とかけ合わせて作られたもので、種類が違います。ガクアジサイは、中心にある花序を縁取るように小さく花を咲かせるもので、西洋紫陽花とは違って控えめな印象です。
ここには「ヤマアジサイ(甘茶)」「紅」などといった名が知られたものから、「富士の白雪」など珍しいものまでありますが、やっぱり見ておきたいのが、ここで自生する品種。「城ケ崎」「伊豆の華」の2種類あって、写真は「城ケ崎」という品種です。青色がとっても美しく、地味なイメージの花ですが、近くで見ると、何とも言えない奥ゆかしい美しさ。同じ青色の紫陽花でも、はっきりした青色から、薄い青色のものまで色々あって、青色の他にも、ピンク色など暖色系の花もあり、目を楽しませてくれますよ。
地形を活かした斜面にあじさい苑は作られているので、紫陽花に囲まれたこんな場所があります。周囲の他、背後の奥まで紫陽花に覆われ、まるで紫陽花のジャングルのようです。人の背丈より高い木なので、とっても見応えがあり、記念撮影をするにはもってこいの場所!
この近くには、紫陽花の根が岩を抱いたように見える変わった「抱き石あじさい」もあるので、是非探してみて下さいね。
あじさい苑を散策したら、園内の温室へ行ってみましょう! 温室では、一年中ブーゲンビリアが咲き誇り、まつりの期間中、売店ではヤマアジサイの葉から作られた甘茶の無料サービスが受けられます。甘茶は、紫陽花を見た後に飲むには、ぴったりな飲み物。飲んでみると、独特の甘みが口の中で、じわじわと広がる不思議な感じです。売店では、甘茶のオリジナルパックも売られているので、お土産にもお勧めですよ!
まつりの期間中、紫陽花のオリジナルポストカードのプレゼントや、土曜日・日曜日には、音楽イベントなども行われます。イベントの詳しい内容は、下記のMEMOよりご覧下さい。
その年の気温などにより、開花時期は多少違いますが、6月中旬頃から全体の見頃を迎えるので、より多く紫陽花を見たい人は、その時期に訪れるのがお勧めです。
日本原種の紫陽花が集う「伊豆四季の花公園」へ是非、足を運んでみませんか? 原種ならではの魅力を堪能できるのは、日本でもここだけですよ!!
【城ケ崎あじさいまつり】
開催日:2016年5月28日(土)から6月30日(木)までの予定
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(2024/4/23更新)
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