写真:池田 みる
地図を見る新選組を語るうえで外せないのが、池田屋事件です。
尊王攘夷派の長州藩士等が、京都を火の海にしようと計画を立てていることを新選組が知り、尊王攘夷派が潜伏していた池田屋を襲撃した事件です。
池田屋事件を語ると長くなってしまいますので、今回はやめておきますが、この事件は、明治維新を数年遅らせたとも、早めたとも言われる大きな事件だったのです。
そんな池田屋事件の跡地は、現在は居酒屋「はなの舞」になっています。はなの舞の中も工夫されているので、お時間のある方は、ここで食事をされることをおすすめしますよ。中に入るとまず「御用改めである」という声が聞こえてきて、新選組ファンでなくても興奮すること間違いなし。
<基本情報>
住所:京都府京都市中京区三条通河原町東入ル中島町82
電話番号:075-257-8122
アクセス:
京阪本線三条駅から徒歩約4分
地下鉄東西線京都市役所前駅から徒歩約5分
写真:池田 みる
地図を見る池田屋事件跡地の近くには三条大橋があります。
その三条大橋の擬宝珠に新選組がつけたとされる刀傷があります。
今回はあえてどの擬宝珠についているかは、書きませんので、三条大橋を渡りながら、探してみてくださいね。
<基本情報>
住所:京都府京都市東山区大橋町
アクセス:京阪電車三条駅すぐ
写真:池田 みる
地図を見る伊東甲子太郎殉難の地であり、現在碑が立っている場所は本光寺。
新選組の参謀として活躍した伊東甲子太郎。ですが、新選組局長近藤勇等と対立し、新選組を脱退し御陵衛士となりました。その後も対立は深まり、新選組から暗殺されてしまいます。この事件が「油小路の変」です。
この油小路の変では、新選組結成当時からの仲間、藤堂平助も亡くなった悲しい事件なのです。
<基本情報>
住所:京都市下京区油小路通木津屋橋上る東側
アクセス:京都駅から徒歩約10分
写真:池田 みる
地図を見る新選組の第3の屯所の一角とされる、不動堂明王院。
第1の屯所は八木邸、前川邸。第2の屯所は西本願寺。(現在残っているのは太鼓楼)
そしてこの地が第3の屯所があった場所と言われています。西本願寺にて拷問や切腹までも行っていたことから、厄介者とされており、西本願寺の出資により不動堂村屯所に移ったそう。
ですが、不動堂村屯所があった正確な場所がわからないことから、「幻の屯所」とも言われているのです。
不動堂明王院へは、京都駅から歩いて10分くらいで行けますよ。
<基本情報>
住所:京都府京都市下京区油小路塩小路下る南不動堂町7番地
電話番号:075-371-6583
アクセス:京都駅から徒歩約10分
写真:池田 みる
地図を見るリーガロイヤルホテル京都前も、第3の屯所、不動堂村屯所があった地と言われています。
前に紹介した不動堂明王院もそうなので、不動堂村屯所はどれだけの広さがあったのか、想像してみるだけでもすごいですね。
京都では最後の屯所となった不動堂村屯所。とても大きく立派だったといわれている不動堂村屯所ですが、滞在していた期間は短いそうですよ。
<基本情報>
住所:京都府京都市下京区東堀川通り塩小路下ル松明町1番地
アクセス:京都駅から徒歩約13分
今回は書ききれませんでしたが、まだまだ新選組ゆかりの地はたくさんあります。京都をバス、徒歩で回って探してみる旅はいかがでしょうか。
歴史の勉強をしてから行くと、面白さ倍増です。ステキな場所というわけではないですし、どちらかと言うと悲しい場所でもありますが、今の私たちがいるのは、あの歴史があったからなのか!と感じられるのではないかと思います。
新選組がいた時代を思いながら、京都をお散歩してみるのはいかがでしょうか。
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/25更新)
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