写真:渡部 洋一
地図を見る学問の神様・菅原道真を祀り、「関東三大天神」の一つにも数えられる「亀戸天神社」。
古くから藤の花の美しさで知られ、江戸時代には歌川広重が「名所江戸百景」にここ亀戸天神の藤を描いたことでも有名です。現在でも実に100株以上の藤が境内に咲き乱れる、藤の名所中の名所として親しまれています。毎年春には「藤まつり」が開催され多くの花見客が訪れる、GWの行楽にも最適な大人気スポットです。
まさに「東京一の藤の名所」と言える春の亀戸天神で、私が今回おすすめするのは、ずばり“夜”。「藤まつり」期間中に行われる藤のライトアップは、息を飲むほどに美しく必見です。
昼間のような大混雑はなく、ゆったりと藤の花を観賞できるのも夜の魅力。また、藤だけでなく寺社建築のライトアップも見事です。
写真:渡部 洋一
地図を見る亀戸天神で「藤まつり」開催中(日没から0時まで)に行われる、「藤ライトアップ」。昼間の陽光を浴びた藤も美しいけれど、闇夜に浮かび上がる藤の花も、幻想的で優美です。日中とはまた異なる趣で、訪れる者の目を奪います。
亀戸天神の美しい藤を味わい尽くすなら、ライトアップされる夜も大変おすすめです。
写真:渡部 洋一
地図を見る実に100株以上の藤が境内に咲き乱れる亀戸天神では、藤棚のスケールも見事です。
流れ落ちる滝のように咲き誇る藤の花は、真下から見上げると驚くほどの大迫力。「東京一の藤の名所」たるに相応しいスケールが生み出した、夜空を埋め尽くす紫のシャワーは、現実離れした美しさで見る者の頭上に降り注ぎます。
ライトアップで闇夜に照らし出される優美な藤棚は、まさに幻想の極み。鮮やかな紫が暗闇に映え、人々を幽玄の世界へと誘います。
写真:渡部 洋一
地図を見る亀戸天神境内の、「心字池」。太宰天満宮に倣って造営されたこの池は、春には藤の紫を映す鏡となります。
映り込みが特に美しいのが、“夜”。漆黒の水面に藤色が際立ち、黒と紫のコントラストが幻想的な美を醸し出します。
亀戸天神の藤ライトアップでは、心字池への映り込みも見逃せません。
写真:渡部 洋一
地図を見る今や東京の新しい夜景の名所となった、「東京スカイツリー」。ここ亀戸天神からも、藤棚の向こうにその勇姿を望むことができます。
江戸時代から愛される「亀戸の藤」と、現代のシンボル「東京スカイツリー」。それぞれがライトアップに浮かび上がる時を超えた競演は、春の東京ならではの夜景で、一見の価値ありです。
いかがでしたか?
東京一の藤の名所「亀戸天神社」で見逃せない、「藤のライトアップ」の見所をご紹介しました。
太陽の下で眺める藤の花ももちろん美しいけれど、実は“夜”の表情も驚くほどに魅力的。亀戸天神の藤を味わい尽くすなら、昼間とは違った魅力を放つ夜のライトアップも必見です。
亀戸天神社の藤の見頃は、例年4月下旬から5月上旬。夜には、夢のように美しい紫の幻想が、あなたを待っています。
「亀戸天神社」へのアクセス、ライトアップの行われる「藤まつり」の日時等の詳細情報は、本記事下部にある「MEMO」をご参照ください。また、「日中の」亀戸天神の藤について詳しくご紹介した記事も、同じく「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2024/3/19更新)
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