タイ人感涙の名所も!名峰富士の山梨県側絶景スポット5選

タイ人感涙の名所も!名峰富士の山梨県側絶景スポット5選

更新日:2016/04/22 10:21

平成25年に世界文化遺産に登録された富士山。近年は日本人だけでなく、アジアを中心に外国人観光客から絶大な人気で、旅行者が大挙して訪れます。春の花、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季を問わずその絶景が楽しめるのも魅力です。山梨県側は富士五湖があるため、静岡県側に比べて見どころ豊富。湖畔の人気絶景スポットや、湖を見下ろす穴場スポットなど、ぜひ訪れて富士山の雄姿を拝んで欲しい場所をご紹介します。

外国人に人気の新倉浅間神社

外国人に人気の新倉浅間神社
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ワールドワイドな旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂第4版の表紙に登場し、外国人から絶大な人気を集めるスポットが、富士吉田市の新倉浅間神社。特に山梨県が積極的に観光アピールしたタイ人に広く知られています。

新倉山の中腹で、五重塔と富士山のコラボ風景が望めます。さらに、春には桜が咲き誇り、その絶景をさらに引き立てます。五重塔は正式名称を「富士吉田市戦没者忠霊塔」と言い、大阪天王寺の五重塔を模して造られ、約20メートルで昭和37年に完成しました。富士吉田市の日清戦争以降の戦没者を祀る、俗称「忠霊塔」は富士吉田市のシンボル的存在です。

約400段の階段を登った場所にあり、山の斜面に木製の展望デッキが設置され、訪れやすくなっています。ちなみに、展望デッキのすぐ上には、明治天皇の立像が見守っています。新倉山へのハイキングコースも整備されています。

富士本栖湖リゾートで芝桜とコラボ

富士本栖湖リゾートで芝桜とコラボ
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春の景色で注目なのが、色鮮やかなピンクの芝桜と富士山のコラボレーションが美しい富士本栖湖リゾート。平成20年より毎年4月半ば〜5月にかけて富士芝桜まつりが開催されます。竜神池と芝桜越しの富士山や富士山を模ったミニ芝桜富士、貴重なクマガイソウなど園内は花いっぱいです。

まつり期間中に同時開催するのが、富士うまいものフェスタ。吉田のうどん、富士宮焼きそば、甲州とりもつ煮など有名B級グルメなどのお店が出店します。広い園内を散策し、絶景を楽しみましょう。

湖北ビューライン 河口湖畔からの絶景富士

湖北ビューライン 河口湖畔からの絶景富士
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河口湖と西湖の北岸を走る県道21号線「湖北ビューライン」は湖越しの富士山を眺められるルートです。河口湖畔の大石公園は広い駐車場があり、またルピナスやラベンダーなど湖畔の花とのコラボレーションが魅力です。湖畔の遊歩道を歩いて、湖水近くの岸辺からの写真撮影も可能です。

また、大石公園から少し西湖方面に進んで、道路が街路樹で別れる場所は、紅葉スポットとして有名。駐車スペースがあり、秋には、三脚を構えたカメラマンが大勢います。

西湖からは、湖の西の端にある根場浜がお薦め。湖面が穏やかな時に、逆さ富士の絶景を見ることができます。

旧御坂みちにある太宰治が逗留した天下茶屋

旧御坂みちにある太宰治が逗留した天下茶屋
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河口湖側から国道137号線を一宮御坂方面へ向かい、新御坂トンネル手前を右折すると、旧御坂みち。その先の天下茶屋の脇から眺める富士山も絶景です。

天下茶屋は、昭和9年に創業し、昭和13年に約3ヶ月間太宰治が滞在し、小説「富岳百景」を執筆した茶屋です。昭和42年に国道137号線の新御坂トンネルが開通し、休業を経て、昭和53年に再開。本館2階には、太宰治文学記念室があり、太宰が逗留した部屋が復元され、天下茶屋の利用者は無料で見学できます。

名物は、昔ながらのほうとう鍋です。太宰治や井伏鱒二も愛したほうとう鍋を味わいながら、河口湖越しの富士山の絶景はいかがですか?
冬期は休業ですが、旧道の入口に、営業しているか案内が出ています。

林道の峠道を越えて、徒歩で到着する新道峠

林道の峠道を越えて、徒歩で到着する新道峠
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河口湖の大石公園の北側の山の尾根に位置する新道峠は、眼下に河口湖を見下ろし、その上に富士山が眺められる絶景スポットです。ただし、その道のりは簡単なルートではありません。

大石公園の先を右折し県道719号線へ。2010年に開通した若彦トンネルを過ぎて、右折。蕪入沢上芦川林道をスズラン群生地方面へ向かい、分岐点を右の水ヶ沢林道の終点まで行き、そこからは登山道を歩いて登ります。5分程すると、尾根に到着し、カメラ台が設置されています。そこから、左へ向かうと、約3分で第二展望台。さらに約10分でソーラーパネルのある第一展望台で、こちらがベストスポットです。

水ヶ沢林道は、すれ違いが難しい道幅で、終点の駐車スペースは5〜6台分。さらに冬期は通行止めです。ゲートからは約2キロメートル。徒歩だと30分かかります。
大石公園側から、中沢林道経由し、徒歩で登ることも可能です。

苦労しないと辿り着けませんが、有名な絶景スポットで、暗いうちから夜道を登り、夜景を撮影するカメラマンもいます。

おわりに

ご紹介した5スポットは、車で簡単にアクセスできる場所や、歩いて苦労しないと辿りつけない場所など様々ですが、どちらも晴れた日の名峰富士の絶景は格別です。ぜひ、四季折々の景色を楽しんでください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/11/17−2016/03/29 訪問

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