「嵐渓荘」の約3,000坪の庭の敷地内には小川が流れ、水車がクルクルと回っており、温泉に入る前から風情ある景観も楽しめます。守門川の渓流沿いにはベンチもあり、腰を下ろして山の景色を眺めながら、川のせせらぎを聞くと、ゆったりとした時間が流れます。
自然がとても豊かな場所なので、春には桜が咲き、秋にはいちょうの木が紅葉したりするなど、季節を感じられるのも魅力ですね。
嵐渓荘の本館である緑風館は、平成24年に国の登録有形文化財に登録されています。玄関やラウンジ、売店はこちらにあるので誰でも入ることが可能です。
この本館の他に新館の渓流館、旧館のりんどうがあり、宿泊は3館から選べます。窓から眺める景色が違ったりとそれぞれの良さがあります。
泉質はナトリウム塩化物冷鉱泉で、火傷、切り傷、汗疹、冷え性、肩こりにもよいとされており、じわじわと体の芯から温まります。お湯の温度は熱くなく、どちらかといえば、ぬるめで長時間ゆっくり浸かることが出来ます。
この他にもう一つ別館に山の湯というお風呂があるので、両方試してみるのがオススメです。日常生活なら温泉のハシゴは面倒に感じるかもしれませんが、こういうのも旅の醍醐味の一つかもしれませんね!
こちらは珍しい立ちながら入浴するスタイルの「深湯」です。深さ約130センチで、下には大きな石が敷き詰められており、足踏みをすると、足裏を心地よく刺激してくれます。
今回ご紹介した以外に五十嵐川の石で囲まれた露天風呂の「石湯」もあり、男女別に時間によって分かれて開放されています。
ラウンジにはいろりがあり、源泉を使用したほうじ茶が無料で提供されています。温泉に入った後に、そのお湯を使ったお茶を飲めるというのは嬉しいですね!こちらのほうじ茶は源泉の塩分と旨味が感じられ、まるで昆布茶のような味わいとなっています。
お風呂上りの水分と塩分を補給してくれるあたたかいお茶を飲むと、ホッと一息つけてリラックス感も高まります。
昼食時なら源泉と小麦のみで練り上げた自家製の「妙湶うどん」をラウンジで食べる事も可能です。また、宿泊プランでは、朝食に源泉を用いた身体に優しいお粥が出ます。その他、四季折々の新潟の山の幸と湧き水を用いた料理なども人気ですよ。
川のせせらぎに耳を澄ましたり、お風呂を梯子してみたり、源泉を使用した独特のお茶や料理を堪能してみたり、広い館内でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
開放感のある宿は、見渡す限り自然で溢れ、日常生活の疲れを癒してくれることでしょう。
宿泊以外に日帰り入浴も可能となっており、近くに行った際にぶらりと寄れるのも嬉しいですね。
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(2024/4/20更新)
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