緩やかな弧を描くように広がる逗子海岸。どこまでも広がる地平線を眺めていると時間がたつのを忘れてしまいそうです。自然豊かでのどかな雰囲気の海岸線は、季節問わず散策するのにオススメな場所です。
また、元都知事の石原慎太郎氏の著書『太陽の季節』の舞台になっていることでも知られています。昭和30年代には「太陽族ブーム」の生み出した逗子を舞台にした映画「太陽の季節」、や「狂った果実」などの映画が作られました。海岸線の葉山寄りにある渚橋のたもとには、『太陽の季節』の生誕50周年を記念して作られた文学記念碑が建てられています。シンボルにもなっている太陽のモチーフはとても印象的!今でも記念碑を見に来る人は後を絶ちません。
自然豊かな逗子は、海だけではなく四季折々の草木を楽しめる公園や施設があります。丘の上まで登れば軽いハイキングを楽しめますよ!オススメは海岸から徒歩5分のところにある「蘆花記念公園(ろかきねんこうえん)」です。
明治の文豪、徳富蘆花(とくとみろか)が住んでいたことを記念して作られた公園内には、徳川家16代家達の別荘であった郷土資料館があります。桜山といわれるこの地域には、昔、たくさんの桜の樹が植えられていたそうです。公園内にも桜の樹がありますよ。
公園内にある「旧脇村邸」は、昭和9年に建てられた木造二階建て、和洋折衷様式の数寄屋造りの邸宅です。伝統的な技法で建築された建物は、歴史的にも価値あるもので平成19年3月に逗子市の景観重要建造物に指定されています。
林道を登っていくと小高い丘が見えてきます。逗子市桜山と葉山町長柄の境界にある「長柄桜山古墳群(ながえさくらやまこふんぐん)」は、木々が立ち並ぶ周りの風景に溶けあって、説明がなければ古墳と気づかないほどです。平成11年3月に携帯電話の中継所を建設するために森林の伐採を行ったことをきっかけに発見されました。
ごく最近まで、ひっそりと誰にも気づかれずに木々の間で眠っていたのかと思うと感慨深いですね!桜山側の「第一号墳」は全長90メートルの前方後円墳で、古墳時代前期に築造された古墳だと推定されています。
「第一号墳」の上に登ってみると相模湾を見渡す絶景が広がっています!遠くに見える「江ノ島」を眺めながら古代の歴史に思いをはせるのもいいかもしれませんね。一説によると、三浦半島から房総半島方面への海上交通路が開けていたと考えられています。古代の風景を想像しながら海を眺めてみると、また違った逗子の雰囲気を楽しめますね!
いかがでしたか?逗子には爽やかな海岸線だけではなく、さまざまな時代の歴史を感じさせる建造物や古墳など、見どころがたくさんありますね!ぜひ、訪れてみてください!
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(2024/4/24更新)
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