まるで桜のトンネル!秩父郡長瀞町の厳選花見スポット5選

まるで桜のトンネル!秩父郡長瀞町の厳選花見スポット5選

更新日:2017/03/07 11:49

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター
埼玉県を代表する観光地の秩父郡長瀞町には、年間200万人以上の観光客が訪れます。宝登山や岩畳、長瀞ライン下りなど見所、遊びどころがたくさんありますが、春の花見も見逃せません。
それは「日本さくら名所100選」に数えられ、町中に約3000本余に及ぶ桜が訪れた人の目を楽しませているからです。
そんな桜の名所長瀞でも、今回は特におススメする花見スポットをご紹介いたします。

メインストリート「宝登山神社参道」で春を楽しもう

メインストリート「宝登山神社参道」で春を楽しもう

写真:Naoyuki 金井

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秩父鉄道秩父線の「長瀞駅」は、開業当時のままの歴史を物語る木造建築の駅として「関東の駅百選」に選定された趣ある駅舎。その駅舎を出る観光客を出迎えているかのような桜が、これからの花見の気分を嫌がおうにも盛り上げてくれます。

メインストリート「宝登山神社参道」で春を楽しもう

写真:Naoyuki 金井

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長瀞駅前のロータリーには「日本さくら名所100選」の碑があります。その選定理由は単に桜並木や名木があるだけでなく、長瀞周辺で約3000本余りに及ぶ桜が植栽されており、各所にある「桜のトンネル」と呼ばれる桜並木が美しいからです。

メインストリート「宝登山神社参道」で春を楽しもう

写真:Naoyuki 金井

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その一つが「宝登山神社参道」で、長瀞駅前交差点にある大きな石鳥居から見事な桜並木が続きます。
ここからは桜並木を見ながら宝登山に向かい、宝登山神社には見事な「しだれ桜」があり、更に不動寺の裏庭に咲く31種類約500本の八重桜のある「通り抜けの桜」と呼ばれる“桜のトンネル”も見逃せません。

「北桜通り」の“桜のトンネル”で花見を満喫しよう

「北桜通り」の“桜のトンネル”で花見を満喫しよう

写真:Naoyuki 金井

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長瀞の花見スポットのメインが「北桜通り」で、“桜のトンネル”の代表格です。
北桜通りは長瀞駅から野上駅近くの高砂橋まで続く桜並木で、約400本の桜が約2.5kmに亘る道の光景は、まさに“桜のトンネル”と呼ぶにふさわしい絶景としか言いようのない光景です。

「北桜通り」の“桜のトンネル”で花見を満喫しよう

写真:Naoyuki 金井

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電車で来られるのなら野上駅で下車して長瀞駅に向かうルートが効率的です。何と云っても片側一車線の広い車道が桜で埋め尽くされるのですから、その圧巻の光景に息を飲むことでしょう。

「北桜通り」の“桜のトンネル”で花見を満喫しよう

写真:Naoyuki 金井

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期間限定で長瀞駅寄りの一部区間がライトアップされますので夜桜見物も一興です。
昼観ても、夜観ても美しい桜のトンネルです。

趣の違う「南桜通り」の“桜のトンネル”も味わおう

趣の違う「南桜通り」の“桜のトンネル”も味わおう

写真:Naoyuki 金井

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「南桜通り」は、長瀞駅から南に向かって上長瀞駅に続く桜並木で、約200本の桜が約1.5kmに渡って続いています。線路沿いなので運が良ければSLと桜のツーショットが楽しめます。

趣の違う「南桜通り」の“桜のトンネル”も味わおう

写真:Naoyuki 金井

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元々、秩父線の旧線路だったところが現在の「南桜通り」。それだけに、こちらは一車線の狭い道路の両側に桜並木が続いています。
桜も間近に見られ、北桜通りとは違った趣の“桜のトンネル”が楽しめます。

趣の違う「南桜通り」の“桜のトンネル”も味わおう

写真:Naoyuki 金井

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上長瀞駅の近くには日本地質学発祥に相応しい「県立自然の博物館」があり、荒川の河原に降りることができます。
河原では桜と菜の花が一緒に楽しめるので、長瀞の“瀞”を眺めながら春を満喫するにはピッタリのスポットです。

「長瀞ライン下り」で長瀞らしい花見を体験しよう

「長瀞ライン下り」で長瀞らしい花見を体験しよう

写真:Naoyuki 金井

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折角、長瀞に来たのですから「長瀞ライン下り」で“瀞”を味わってみてはいかがでしょうか。ライン下りには、上長瀞駅近くの親鼻橋から長瀞駅の岩畳までのAコース、岩畳から野上駅のある高砂橋までのBコース、そしてA+Bの3つのコースがあり、Aコースでは秩父鉄道のシンボルともいえる煉瓦橋のレトロさにロマンを感じるでしょう。

「長瀞ライン下り」で長瀞らしい花見を体験しよう

写真:Naoyuki 金井

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途中急流スポットがありますが、大部分は文字通りの“長い瀞”そのままです。南桜通りの「県立自然の博物館」前の河原を川から眺めることが出来、“瀞”と桜と菜の花の春を実感できます。

「長瀞ライン下り」で長瀞らしい花見を体験しよう

写真:Naoyuki 金井

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そして日本の地質学発祥の岩畳の迫力を目の当たりにして、自然の驚異に目を見張ることでしょう。

「法善寺」の“桜のアーチ”で桜を愛でよう

「法善寺」の“桜のアーチ”で桜を愛でよう

写真:Naoyuki 金井

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最後は長瀞七草寺の一つで“藤袴の寺”として名高い「法善寺」。実は春のしだれ桜の名所。長瀞の対岸県道沿いにあり、正面のしだれ桜とアクセントのお地蔵様が良く似合っています。

「法善寺」の“桜のアーチ”で桜を愛でよう

写真:Naoyuki 金井

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ここには二本の町指定天然記念物のしだれ桜があります。
お寺の正面をアーチの様に飾っているのが「与楽の地蔵ざくら」で、推定90年の樹齢をもつしだれ桜です。「苦抜与楽」の文字が刻まれているお地蔵様に枝が垂れかかっていることに由来しています。

「法善寺」の“桜のアーチ”で桜を愛でよう

写真:Naoyuki 金井

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もう一つは本堂前にあり、こちらは山門を飾るかのようなアーチの「弥陀のさくら」です。推定樹齢は120年と云われ、本尊の阿弥陀如来に因んでいます。
二本のしだれ桜が織りなす、桜のトンネルならぬ“桜のアーチ”を楽しんで下さい。

町中がサクラ色!長瀞の花見は3回楽しもう

町中が桜に包まれる長瀞は、これまでご紹介したスポット以外にも沢山の花見スポットがあります。
2ヘクタールに及ぶ敷地に数百本の桜が咲き乱れる「野土山」や、樹齢200年のエドヒガンザクラ「大手の桜」。そして新種の桜“岩田桜”が見られる「道光寺の桜」などなど見どころが一杯です。

更に長瀞の桜が楽しめる理由は、桜のピークが3回あることです。
1回目は3月下旬ごろの「岩田桜」「大手の桜」「法善寺しだれ桜」。2回目は4月上旬の「北桜通り」「南桜通り」「野土山」。そして3回目は4月中旬〜下旬の「通り抜けの桜(八重桜)」です。
見所と見頃で2倍、3倍の花見を楽しんで下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/06 訪問

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