写真：いしい ひい
地図を見るリンク・ライト・レール（Link Light Rail）の路線は一つだけなので、シンプルで分かりやすい！シアトル・タコマ国際空港とワシントン大学の間を、6～15分間隔で運行しています。シアトルの空港に到着したら、さっそくリンク・ライト・レールの駅へ向かいましょう。
電車は空港から住宅街を抜け、ダウンタウンのど真ん中を走り、終点ワシントン大学までの所要時間は約50分。料金は一区間$2.25から。空港～ダウンタウン間は3ドルです（2016年4月現在）。
日本の「スイカ」「イコカ」みたいなタッチ式のICカード「ORCA」もあり、これ1枚でリンク・ライト・レールのみならずバスもフェリーも利用できます。シアトルに何日か滞在する人には、ORCAカードが便利！
写真：いしい ひい
地図を見るダウンタウンを観光するなら、ウエストレイク駅で下車しましょう。空港からしばらく地上を走っていた電車は途中から地下にもぐり、このウエストレイク駅も地下トンネルの中にあります。駅にはバス乗り場もあり、バスと電車が同じ軌道を走っています。
駅に直結しているのは、1901年創業のシアトルで最もお洒落なデパート、ノードストローム。周辺には、高級ブランドや人気ショップが集まったパシフィック・プレイスなど、ショッピングモールやデパートが集中しています。観光客でにぎわう市場、パイク・プレイス・マーケットも徒歩圏内。
中でも人出が多いのが、ダウンタウンの中心にあるショッピングモール、ウエストレイク・センター。ここにはモノレールの発着駅があり、シアトルのシンボルであるスペースニードルに直結しています。
写真：いしい ひい
地図を見る2016年3月、若者に人気のキャピトル・ヒル地区にリンク・ライト・レールの駅ができました。真新しい駅の入口にはエレン・フォーニー氏のアート「Walking Fingers」があり、明るくポップな雰囲気。
駅は目抜き通りのブロードウエイに面しています。周辺には、オッドフェローズやカフェビータなど人気のカフェやレストラン、新しいコンドミニアム、さらにシアトル・セントラル・カレッジ前では毎週日曜にファーマーズマーケットが開催されるなど、いつもにぎやか。
シアトル市民の憩いの場所ともいえるボランティアパークも、徒歩圏内。自然の木がたくさんある緑豊かな公園には、温室、ウォータータワー展望台、シアトル・アジア美術館などがあります。イサム・ノグチ作のドーナッツ形のアート「黒い太陽」の向こうにはスペースニードルが望め、撮影スポットとして人気です。
写真：いしい ひい
地図を見るリンク・ライト・レールの最終地点は、ワシントン大学。実力も人気も高い名門大学で、地元の人は略してUW（ユーダブ）と呼びます。
広大なキャンパスの中央にはセントラルプラザや眺めの良いドラムへラー噴水、大学の西側には現代美術館ヘンリー・アート・ギャラリー、北にはネイティブアメリカンの工芸品のコレクションで知られるバーク自然史&文化博物館など、観光客が立ち寄れる場所がたくさんあります。
大学周辺、特にNE 45th StreetとUniversity Wayが交差するあたりは、活気ある学生街。University of Washington Bookstoreは大学の生協のような店舗で、ワシントン大学のスポーツチームHuskies のロゴ入りグッズはお土産にぴったり！大学のマスコットであるシベリアンハスキーのぬいぐるみや、大学のチームカラーであるパープルの小物などが人気です。
シンプルで分かりやすいリンク・ライト・レールは、観光客にありがたい存在。ご紹介した他にも、ユニバーシティ・ストリート駅にはシアトル美術館、パイオニアスクエア駅にはアンダーグラウンドツアー、スタジアム駅にはMLBシアトル・マリナーズの本拠地セーフコ・フィールドなど、駅の近くに観光スポットがあります。
電車以外にもストリートカーやバス路線が発達している、シアトルの町。公共交通機関でのんびり観光をお楽しみください。
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(2024/4/23更新)
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