「鳥羽水環境保全センター」は、名神高速道路京都南ICの近くです。最寄駅は京都市営地下鉄・近鉄竹田駅ですが、歩くと少し遠いです。公開期間中だけ、「鳥羽水環境保全センター」から京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線の竹田駅西口及びJR京都駅八条口まで往復する直通バスが運行されています。
毎年GW前半の頃に特別公開される藤棚は、京都市上下水道局の「鳥羽水環境保全センター」の広い敷地の南東側に、全長120mに及ぶ回廊コースに設けられています、散策の途中、歩道脇に咲く芝桜のピンク色とあわせて、藤色、白色など鮮やかな色を楽しむことができます。
京都の鳥羽地域は、平安時代後期に白河・鳥羽・後白河上皇が造営した離宮があり、院政を行った、歴史のある地域です。そんな歴史のある地域に、「鳥羽水環境保全センター」が建てられて、藤満開の時期には公開エリアが設けられ、施設の一部が特別公開されます
公開エリア(975平方m)には、ヤマフジとノダフジ(ナガフジ、シロバナフジ)の2種(3品種)37本の藤が藤棚として植えられています。長い藤棚の回廊の先には、広い藤棚で覆われた休憩所が設けられていて、京(みやこ)の水カフェが開かれています。ここでは、水道水を活用したアイスコーヒー、グリーンティー、カルピスなどを飲むこともでき、お弁当を広げたりもできます。
「蹴上浄水場」は、地下鉄東西線蹴上駅すぐのところにあります。蹴上駅から隣の東山駅付近にかけては多くの観光施設があって、ウェスティン都ホテル京都、南禅寺、無鄰庵、禅林寺(永観堂)、哲学の道、琵琶湖疏水 などに向かう大勢の観光客が行き交う場所です。
毎年GWに、京都市上下水道局の蹴上浄水場敷地内に咲く約4600本のつつじが一般公開されます。GWの時にうまく満開になっていると、見応えがあります。浄水場の広い敷地の入口の道路際から、小高い丘の上まで斜面に沿って、つつじが群生している様子は圧巻です。
浄水場の敷地の一番高い丘の上まで結構歩きます、下から見上げるつつじと坂を上りながら近くで見るツツジの咲き加減は違って見えます。
つつじの開花状況は、京都市上下水道局のHPで、4月の下旬ころから発信されていますので、それを確認して出かけるとよいです。
施設内の小高い丘から、道路をはさんで、琵琶湖疏水の蹴上インクライン跡、南禅寺の山門を見渡すことができます。GWの時期には新緑が鮮やかに見えるでしょう。
両施設とも期間中にクイズラリー、紙芝居、京(みやこ)の水カフェ、利き水コーナーなど各種イベントが行われ、家族連れで楽しめる場所にもなります。鳥羽水環境保全センターの近くには四季折々の花が美しい「城南宮」や「鳥羽離宮跡」などの旧跡があります。
また、蹴上浄水場は、岡崎エリアにも近く、平安神宮、京都市美術館、動物園、ロームシアター、みやこメッセ、琵琶湖疏水記念館 、蹴上インクライン、南禅寺、など、四季を通じて大勢の観光客が訪れる地域です。GWの京都観光のついでに、穴場で「藤・つつじ」も楽しんでみてはどうでしょうか?
2016年度の公開予定(両施設とも無料公開です)
(1)「鳥羽の藤」鳥羽水環境保全センター
平成28年4月28日(木曜日)〜5月2日(月曜日)午前10時〜午後4時(入場は午後3時30分まで)
(2)「蹴上のつつじ」蹴上浄水場
平成28年5月4日(水曜日・祝日)〜5月8日(日曜日)午前9時〜午後4時(入場は午後3時30分まで)
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(2024/4/17更新)
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