写真:Miyuki Sakai
地図を見るベルギーの南部に位置する「La Louviere」は19世紀には炭鉱で栄えた都市。豊富な資源や交通の利便性で当時多くの投資がされました。
この陶器ブランド「Royal Boch(ロイヤル ボッシュ)」もちょうどその時代、1841年にルクセンブルク出身のBoch兄弟によって創業されたブランドです。
残念ながら、工場は惜しまれつつ閉鎖されてしまいましたが、現在その工場跡地にこの「Royal Boch」の歴史を知ることが出来る近代的な陶磁器美術館「KERAMIS」が建設されており、陶器やアートファンの間で話題のスポットとなっています。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る入口付近でまず驚くのは、巨大な陶器窯!ここは、当時使用されていた陶器窯がそのままの状態で残されており、創業当時から使われ続けてきた歴史の深みと、ここから大量に食器が生産され、工場前に流れる運河を使い各都市に運送されていた規模の大きさや街の繁栄を感じることが出来ます。
中を覗くと天井まで高く、ちょうど韓国式サウナを大きくしたかのような立派な造りとなっているのを見ることが出来ます。
写真:Miyuki Sakai
地図を見る沢山の食器コレクションの数々はどれも素敵で、観ているだけでも飽きません!「これ買えないの?展示だけ?」とあれもこれも全部欲しくなってしまいます。またその技術も多種多様で、繊細で手の込んだプロフェッショナルな技術ばかり!
それぞれの作業工程は当時の貴重な映像フィルムと見比べながらお楽しみいただける仕組みとなっていますので、言葉が分からなくてもある程度イメージや理解ができ、楽しめるようになっています。
写真:Miyuki Sakai
地図を見るもちろん「Royal Boch」の歴史以外にも、陶磁器の全体的な歴史を学べるスペースが設けられてあったり、当時影響を受けたオランダや日本、アールヌーボー時代の陶器コレクションも見る事が出来ます。
また、ベルギーの若手陶芸アーティストの作品紹介スペースもあり、どれもユニークかつ斬新で色んな時代の作品を楽しむことが出来ます。
現在この「Royal Boch」を購入するにはヴィンテージマーケットなどでしか出会うしか方法はありません。お気に入りの絵柄で状態の良いものに出会うには本当に運とタイミングになりますが、この陶磁器美術館「KERAMIS」に足を運んだ後は、その作品の価値や審美眼も肥えますので、お宝に出会う機会がグッと高くなります。そういった点でも陶器やビンテージ品巡りを趣味とされる方には特におススメです。
ふらっと立寄ったマーケットで、自分にピッタリのお宝品と出会うのも旅の素敵な思い出になります。
ベルギー南部の都市「La Louviere」まではブリュッセルの中央駅から鉄道で約1時間程、半日観光が可能です。
また、こちらの美術館は「La Louviere駅」にほぼ隣接しておりますので、個人旅行者にも場所が分かりやすいという点もおススメするポイントです。「Royal Boch」をご存知の方もそうでない方も、アートや陶磁器、ビンテージ品に興味のある方は、是非一度訪れてみられてはいかがでしょうか?普段行われているマーケットでの見方も変わります。
今度のベルギーでの素敵な記念品として「Royal Boch」のお土産はいかがでしょうか?
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(2024/4/25更新)
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