写真:藤谷 愛
地図を見る観光の拠点となる、西武新宿線「本川越駅」から徒歩5分にあるのは「埼玉県立川越女子高等学校」。埼玉県屈指の名門進学校で、略して「川女(カワジョ)」と呼ばれています。
カワジョの正門前に美しく並んだ桜の木は、満開を迎えると、空も見えないほどのアーチを作ります。桜の木々の奥にある校舎を眺めて思い起こすのは、自分の青春時代・・なんて感傷にも浸ることができますよ。
写真:藤谷 愛
地図を見るカワジョから蔵造りの町並みで有名な一番街に向かって徒歩7分に、「蓮馨寺」があります。
1549年に開山したこのお寺は、江戸時代に貧困にあえぐ人々に手厚い保護を施した、呑龍上人で有名なお寺です。人々の困り事をことごとく解決したことから、現在でもパワースポットとして多くの人が祈願に訪れています。
桜の木は満開を迎えると、ピンクの天井のように広い境内全体を覆います。コチラの桜の風景は、川越でも有数のスポットなのですが、観光客や花見客がそれほど多くない穴場。もし、桜の下で静かにお弁当を食べたいなあ、という方には一番にお勧めしたい場所です。
また、毎月8日には「呑龍デー」として蚤の市も行われています。詳細は記事下の「関連MEMO」にある「お宝探しに出かけよう!小江戸川越、二大蚤の市とグッとくるアンティークな街めぐり」をどうぞ。
写真:藤谷 愛
地図を見る蓮馨寺を後にして、徒歩2分で一番街に到着。個性豊かなお店を訪ねるも良し、ランチをするも良しの楽しい観光スポットです。
一番街を抜けて、目指すは徒歩10分ほどの、縁結びで有名な川越氷川神社の裏手にある新河岸川。川沿いの土手にズラリと並ぶこちらの桜並木は、川越の老舗和菓子屋「龜屋榮泉」の当主が寄贈をした桜の木が起源です。
写真:藤谷 愛
地図を見る当初は、第二次大戦時に出兵した二人の息子が無事に帰還した時に、お祝いで植える予定でした。しかし息子たちは帰らぬ人となり、我が子だけではなく戦没者全員の慰霊の為に寄贈した、という歴史があります。その為、「誉桜(ほまれざくら)」と呼ばれることに。戦没者と桜の美しさのなかにみる「はかない命」を思わずにはいられない光景です。
写真:藤谷 愛
地図を見るまた、この桜の時期に1日限定で「小江戸川越春の舟遊(しゅうゆう)」も行われます。整理券(無料)が必要ですが、満開の桜の下を舟でくぐりぬけることができます。土手からは観ることのできない、この日限りの景色を楽しんでみてください。
写真:藤谷 愛
地図を見る氷川神社から徒歩15分にある「川越大師 喜多院」は川越の桜スポットとして有名な場所です。その歴史を遡ると、830年に創建した、後述するお隣の「中院」が起源となります。後の江戸幕府の庇護を手厚く受けたのは有名な話で、「家光誕生の間」や「春日局の化粧の間」など、数多くの重要文化財を一般公開しています。
写真:藤谷 愛
地図を見る喜多院ではシートを広げてお花見をしても良い場所と厳禁の場所があり、お花見スペースには屋台も多数出店。多くの人が毎年賑やかにお花見をしています。
一方、慈恵堂や写真の多宝塔のエリアは、静かに花と建物の美しいコントラストを楽しむことのできるエリアです。桜も観光も見所がたくさんなので、ぜひここでは時間をゆっくりとることをお勧めします。
写真:藤谷 愛
地図を見る喜多院から徒歩3分にあるのが、前述した喜多院の起源でもある「天台宗別格本山 中院」(以後、中院)です。
830年創建で、お隣、狭山市の「狭山茶」のはじまりはこのお寺にあります。創建時に円仁和尚が京都から持ってきたお茶の種を薬として栽培し始めたのが起源。また、島崎藤村の義母のお墓も有る為、その墓参りの折の写真が残るなど、見所はたくさんあります。中でも満開の桜見学の為に、春は一段と観光客が増える季節となります。
写真:藤谷 愛
地図を見る数ある桜の中でも一番有名なのが「枝垂桜」です。中院には数種類の桜の木があり、3月に入ると順番に満開を迎え、お彼岸前後には人の目線まで届きそうな写真の枝垂桜が満開を迎えます。その後10日ほどで今度はソメイヨシノが満開を迎えるので、3月下旬から4月上旬の川越訪問に、中院を外すことはできません。
3月下旬から5月上旬に行われる「川越春まつり」では、毎週末にたくさんのイベントが行われます。訪問前にはぜひイベント情報をチェックして、「舟遊」などの限定イベントを見逃さないようにお出かけください。
*各観光スポットの情報は、記事下「関連MEMO」にあるリンクからご覧になることができます
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(2024/3/29更新)
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