ハイカラな明治時代の洋風建築!岡山県「旧遷喬尋常小学校」

ハイカラな明治時代の洋風建築!岡山県「旧遷喬尋常小学校」

更新日:2016/04/02 17:03

さと しほのプロフィール写真 さと しほ 旅行会社勤務
岡山県には昔ながらの街並みや建物が大切に保存されている場所がたくさんあります。真庭市の「旧遷喬尋常(きゅうせんきょうじんじょう)小学校」もそのひとつ。明治時代に建てられた貴族の館のような外観が特徴の小学校です。松材を使った螺旋階段や柱のない広い講堂、手造りの窓ガラスは必見。なつかしい教室はドラマや映画のロケ地としても使用されています。美しくてハイカラな小学校を見に、岡山県に出かけてみませんか?

白亜の外観が美しい!

白亜の外観が美しい!

写真:さと しほ

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岡山空港から北へ車で1時間。岡山県真庭市にある旧遷喬尋常小学校(きゅうせんきょうじんじょうしょうがっこう)は、明治40年に建設された建物で、平成11年に国の重要文化財に指定されました。
白い外観はまるで貴族の館のよう!こんなハイカラな建物が、明治40年から平成2年まで小学校として実際に使用されていたなんて、驚きです。

現存する手造りの窓ガラス

現存する手造りの窓ガラス

写真:さと しほ

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旧遷喬尋常小学校の窓枠にはまっているガラスの中には、奇跡的に子供たちに割られることなく現存しているものが数枚あります。
現存する古い窓ガラスは、なんと、手造り!そのため、表面にすこし凹凸があるんです。窓枠にはめられたガラスを1枚1枚見ていくと、表面がすこし波うっているものが見つかります。波うっているから外がゆがんで見えるんです。ちょっと外の景色がゆがんで見えるかな?と思ったら、その窓ガラスは手造りです。貴重な手造りガラスを探してみてくださいね!

なつかしの黒板、三角定規、オルガン!

なつかしの黒板、三角定規、オルガン!

写真:さと しほ

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旧遷喬尋常小学校の校舎内は無料で見学ができます。校舎内にいらっしゃるボランティアガイドさんに案内をお願いすることもできますよ。
教室には小さな木の机、イス、黒板、三角定規、オルガン、壁にはランドセルがかけてあって、なつかしさ満載!思わずホロリと涙が出そうになります。この小学校は、映画やドラマのロケ地としても使用されているんですよ。青い空と白い校舎、絵になる光景ですよね。

講堂の天井は必見!

講堂の天井は必見!

写真:さと しほ

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旧遷喬尋常小学校には贅沢な建築資材がふんだんに使用されています。床には丈夫な松の木材、講堂の天井には檜の柾目板。
広い講堂には柱がないのも特徴です。凹凸ある天井の造りも見事です。

おわりに

旧遷喬尋常小学校、いかがでしたか?
建築に興味がある方には必見の建物です。見学料が無料なのもうれしいですね。
ここから車で20分ほどのところに日本の滝百選に選ばれた「神庭の滝(かんばのたき)」があります。同じく岡山県の倉敷までは車で1時間、島根県の出雲大社までなら車で2時間ほど。周辺観光にからめて立ち寄るのもいいですね。

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