敷地5万坪!古格の宿、下呂温泉「湯之島館」で昭和を満喫

敷地5万坪!古格の宿、下呂温泉「湯之島館」で昭和を満喫

更新日:2016/03/30 14:36

下呂温泉の街並みを見下ろすように山の斜面に沿って建てられている「湯之島館」は昭和6年創業。有形文化財に登録された本館を中心に、源泉をそのまま客室に引き込んだ展望内湯付きの新館と共に、古き佳き日本の旅館文化を今に伝えています。

フロアごとに廊下の長さや部屋の配置が異なり、迷路みたいな館内は、見どころ満載。四季折々の豊かな自然に囲まれた環境は、数ある下呂温泉のホテルの中でも突出しています。

館内だけでなく館外も撮影スポット満載の「湯之島館」

館内だけでなく館外も撮影スポット満載の「湯之島館」
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凛とした佇まいが印象的な玄関。玄関をくぐると左手にフロント、右手に応接ロビーがあります。

実は、「湯之島館」では館内探訪スタンプラリーなるものを常時開催中。館内8か所に設置されているスタンプを、所定の用紙(各スポットに置いてあります)にすべて押印すると、お食事コーナーやルームサービスで麺類メニューが10%オフになるなどの特典が!何よりも、各スポットをまわることで、「湯之島館」の全貌?が明らかに!

5万坪の広大な湯之島山(下呂富士)の中腹を切り開き、自然との調和をテーマに建設されただけあって、絵になる風景もたくさん!館内を周るだけでもかなり楽しめますよ〜館外からは、「湯之島館」の全容を、いろいろな角度から写真に収めてください。暗くなってから客室に灯りのついた風景も見逃さないようにしてくださいね。

温泉がいっぱい!無料で利用できる風情の異なる4つの家族風呂、そして山の足湯

温泉がいっぱい!無料で利用できる風情の異なる4つの家族風呂、そして山の足湯
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登録有形文化財という建築物としてのすばらしさはもちろん、ココは下呂温泉!日本三大温泉の源泉を一切加水をせずに、浴槽は勿論、カラン、シャワーに至るまでまさに下呂の温泉三昧!客室(登録有形文化財の本館客室は除く)の内湯の他、大浴場や露天風呂、家族風呂、山の足湯と、泉質は同じながら風情の異なるいろいろな温泉を楽しむことができるのも魅力。

家族風呂は先着順で無料で利用できます(宿泊者限定)。「銀嶺泉」、「不老泉」、「七宝泉」(気泡泉)、「玉ノ井泉」(岩風呂)の4タイプは、創業当初のまま、昭和レトロ感満載。脱衣所が畳のところもあります。

24時間いつでも利用できる山の足湯は、ふらっと立ち寄れるように傍らにタオルも完備!「湯之島館」の風情溢れる佇まいを眺めながら、風を感じつつ、ゆったりとした時間の流れを満喫できますよ〜

下呂温泉を一望できる「湯之島館」ビューポイント「展望台」

下呂温泉を一望できる「湯之島館」ビューポイント「展望台」
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スタンプラリーのスタンプ設置箇所にもなっている本館3階にある展望台コーナーは、昼間の眺望はもちろん、夜景もとてもキレイ!大きな窓は開閉も自由。バルコニー気分で、下呂温泉の眺望をお楽しみください。

国の登録有形文化財に指定されている「湯之島館」本館に泊まろう

国の登録有形文化財に指定されている「湯之島館」本館に泊まろう
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樹齢百年を超す杉や桧と共存、昭和6年創業当時のままの部屋を今に伝える「湯之島館」本館。当時新鋭の建築家であった丹羽英二氏が設計した本館は、3階建て数寄屋造り。手入れも行き届いており、空調も完備しているので、クラシックホテルファンの方は是非本館へお泊りください。

ただ、有形文化財ゆえに防音については創業当時のままであり、また内風呂もないので、それが気になる方は本館以外のお部屋をおススメします。先にも書いたように、館内探訪するだけでも十分、昭和を満喫できますから。

写真は本館3階の302号室「喜久」(部屋の仕様:本間8帖・控えの間・広縁・洗面台・トイレ)。

窓ガラスのゆらぎが楽しい「湯之島館」、変形窓ガラスをみつけられるか!?

窓ガラスのゆらぎが楽しい「湯之島館」、変形窓ガラスをみつけられるか!?
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明治から昭和初期にかけてガラスの製造の技術が未熟だったために、独特のゆらぎがありますが、「湯之島館」本館の窓ガラスもそう。独特の昭和レトロが醸し出されています。

しかも・・・・・!玄関からフロントを抜けて客室に続く長い廊下の両端のガラス!
傾斜する廊下にあわせて、一部の窓が平行四辺形になってる!あなたはみつけられるかな?(笑)

最後に

山の中腹に1軒だけ、日常とはかけはなれた自然と静寂の中に佇む「湯之島館」だけに、「湯之島館」に到着してからふらりと街中へでかけるのはちょっとしんどいかもしれません。マイカーでおいでの際も、わざわざまた車を運転して駐車場を探して・・・というのも面倒ですしね。

もちろん送迎バスもありますが、時間が決まっているので、下呂温泉駅周辺で立ち寄りたいところがあれば、ホテルにチェックインする前にするか、あるいはチェックアウトしてからにするといいでしょう。

何といっても国の登録有形文化財!ココでしか体験できない魅力が満載なので、ホテルで過ごす時間をたっぷりとってください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/13−2016/03/14 訪問

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