東城は山間にある町。ですので平野部の桜に比べ少し遅くから咲き始めます。
そんな東城の三本桜の中でも一番早く花をつけるのがこの「森湯谷のエドヒガン」見頃は4月中旬。
その名のとおり、エドヒガンという桜の品種です。このエドヒガンという種は非常に長寿ということでもよく知られていて「森湯谷のエドヒガン」も樹齢にして約300年と非常に長いあいだこの地で咲き誇ってきました。
樹齢に違わず、樹自体も非常に巨大で樹高25m、幹周り5mと普段ソメイヨシノを見慣れているかたからすると、声を出して驚嘆するくらいの大きさです。
樹形も天に向かって伸びやかに生えていてとても美しく、春の頃の青い空によく映えます。
最近は駐車スペースも整備され、車でも訪れやすくなっています。
東城市小奴可地区には、昔亀山城というお城がありました。その城跡が今でも残されているのですが、その城跡に寄り添うように咲いているのがこちらの「小奴可の要害桜」
要害桜という名はこの亀山城から来ています。
こちらも森湯谷のエドヒガンと同じく、エドヒガン種。樹高は18m、樹齢は250年と森湯谷に比べ少し年下で高さも小さめです。
しかし、若いだけあって樹勢のある美しい花つき、小ぶりながらもまとまりのある非常に美しい樹形をしています。
見頃の時期になると夜間ライトアップもされ、真っ暗な空に妖しく浮かび上がるその桜色は一見の価値があります。
桜の足元には水田もあり、風がない日にはその美しい姿がまだ稲の植えられていない田んぼに写り込み鏡のような世界を体験することができます。
東城の三本桜の中では一番咲き始めるのが遅いのがこの「千鳥別尺のヤマザクラ」
三本桜はどれもこれも美しいのですが、この千鳥別尺のヤマザクラの存在感は軍を抜いているといってもいいのではないでしょうか。広島県を代表する1本で、中国地方でも五指に入るほどの美しさだと思います。
その名の通りヤマザクラという樹種になります。
樹高27m、幹周り4.6mと非常に巨大。それはまるで天を突くような、圧倒的な存在感を持っています。
樹齢400年と言われている古い桜ですが、そんなことを感じさせない花つきのよさ。この巨木に一斉に桜が咲き誇るわけです。
桜の手前には水田があり、こちらも美しいリフレクションを見ることができます。また、見頃にはライトアップも。
遠くからでも分かるくらいの巨大な桜のライトアップは必見です。
どれもが美しく素晴らしい桜たち。
東城の三本桜は見頃の時期が少しづつ違うので4月目一杯楽しむことができます。
また、これらの桜以外にも東城ではいろんな場所で桜が咲き誇っているので、それらも愛でることができますよ。
ソメイヨシノが一斉に咲く様子もいいですが、今年の春は東城で一本桜の魅力に触れてみませんか?
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