日本一大きな水車が目印!岐阜「道の駅 おばあちゃん市・山岡」

日本一大きな水車が目印!岐阜「道の駅 おばあちゃん市・山岡」

更新日:2016/03/29 13:57

赤木 リンのプロフィール写真 赤木 リン
岐阜県恵那市山岡町は細寒天の生産量日本一、全国シェアは何と8割を誇る一大生産地です。
その山岡町にある「おばあちゃん市・山岡」はその名の通り地元のおじいちゃん、おばあちゃんが作った手作り品や育てた野菜などを販売する、道の駅です。
ランドマークは日本一の大きさを誇る、直径24メートルの木製水車!
小里川ダムの湖畔に位置するため、ダムと湖を眺めることもできる、風光明媚な道の駅です。

日本一大きな木製水車はダム水没地域の歴史

日本一大きな木製水車はダム水没地域の歴史

写真:赤木 リン

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「おばあちゃん市・山岡」に近づくとまず目に飛び込んでくるのは、直径24メートルの巨大な木製水車です。

元々この地域では、古くから陶石を細かく砕くために水車が利用されていました。しかし小里川ダムの建設により水没することになったため、地元の産業遺産を残すことを目的に、モニュメントとしてこの木製水車が建てられました。

水車の迫力はぜひ間近で!

水車の迫力はぜひ間近で!

写真:赤木 リン

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水車には近づくことができますので、ぜひ間近でその迫力を体感してください!
豪快に落ちる水しぶきは必見です。

ちなみに、水車の手前には水没地域から移設された石造のアーチ橋、裏手には同じく移設された発電機が展示されていますので、こちらもぜひご覧ください。

小里川ダムとおりがわ湖の眺め

小里川ダムとおりがわ湖の眺め

写真:赤木 リン

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水車の裏手には展望広場があり、そこから小里川ダムと、ダム建設によって出来たおりがわ湖が望めます。

また、広場には2013年に設置された「幸せの鐘」があります。
訪れる方の末永い幸せを願って設置された鐘、ダムを眺めながらぜひ鳴らしてみてくださいね。

生産量日本一の山岡町名物「細寒天」

生産量日本一の山岡町名物「細寒天」

写真:赤木 リン

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「おばあちゃん市・山岡」は、高齢者の方々が活躍できる生きがいの場として、また地元の方が育てた新鮮な農作物や手作り品を販売を通じ、他地域の人達と交流する場となることを目指し、2004年にオープンしました。
店内には地元の農作物を始め、特産品など豊富な品揃えです。

おすすめは山岡町特産の細寒天。
細寒天とは海藻のテングサを煮溶かし、ところてんを作って冷凍乾燥させたもの。
細寒天の製造には晴れの日が多く冬の寒さが厳しい、朝晩の寒暖差が激しい、などの気象条件が必要ですが、山岡町の気候がまさにぴったりということで、古くからさかんに生産されてきました。

美容にも効果的な寒天、ぜひ生産地で上質なものをお土産に買っていってくださいね。

郷土料理「からすみ」もおすすめ

郷土料理「からすみ」もおすすめ

写真:赤木 リン

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おばあちゃんたちの手作り品もぜひチェックしていただきたいですが、一番のおすすめは岐阜県東濃地方の郷土料理「からすみ」です。

からすみって三大珍味の?という声が聞こえてきそうですが、違うんです。
米粉で作られたういろうに似た蒸し菓子で、切った断面は富士山のような形をしています。
桃の節句で食べられるお菓子ですが、ようかんよりさっぱりとしていて、程よい甘さが特徴です。賞味期限が短いですが、冷凍保存も利きますのでこちらもお土産にぜひどうぞ。
(手作り品は数に限りがあるので、売り切れてしまうことも。見つけたらすぐに購入するのがおすすめです)

のんびり過ごせる癒しの道の駅

「おばあちゃん市・山岡」は周りを山に囲まれた、静かでのんびりした場所にあります。
自然豊かな場所なので、特別天然記念物のニホンカモシカが遊びにくることもありますよ!

店内には地元の味が楽しめる「みはらし茶屋」という食事処もありますので、休憩にもってこいです。
特産品の細寒天を使った「寒天ラーメン」「寒天うどん」や、地元の旬の食材を使った郷土料理が楽しめますが、売り切れ次第終了となりますのでご注意を。

お隣の小里川ダムへは吊り橋を渡って行くことができ、ダムは一般に開放され内部にも入ることができるので、ぜひダムにも立ち寄ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/20 訪問

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