写真:古都の U助
地図を見る現在の本殿は豊臣秀吉公の遺命により豊臣秀頼公が慶長12(1607)年に造営されたもので、随所に美しい彫刻なども施され国宝の指定を受けています。
右近の桜・左近の橘ならぬ右近の梅・左近の松が植えられている本殿は間近で参拝するのもいいですが、御土居の展望所から新緑とともに眺めるのも美しくおススメです。
写真:古都の U助
地図を見る御土居のハイライトといえるのが紙屋川に架かるこの朱色の「鶯橋」です。
紅葉の時期も素晴らしいのですが、新緑の時期の緑と朱の色のコントラストも色鮮やかで美しく、紙屋川の水音も実に耳に爽やかです。
古く紙屋川の水は朝廷に献上する紙を漉くのに用いられたところからその名が使われるようになったとされています。また、北野天満宮の横を流れる為、下流部では天神川の呼び名が使用されています。
初夏から夏にかけての京都では寺社にしろ町中にしろ、やはり水辺の光景は絶対に押さえていただきたいポイントの1つです。
御土居の散策ルートの一部には大規模なものではないのですが、竹林の清々しい光景も楽しめます。
写真:古都の U助
地図を見るこの大木は御土居の出入り口の近くにある大欅で、樹齢はおよそ600年、豊臣秀吉が御土居を築いた当初からすでにあったという木で、高さは約20メートルもあります。
間近で眺める大人でも小さくみえてしまうほどで、新緑の時期は特に自然の力に溢れ必見です。
天満宮らしく、「東風(こち)」という名前が付けられ大切にされています。
写真:古都の U助
地図を見る紙屋川に張り出すように「舞台」が設置されています。
川を見下ろし苑内を一望することが出来るのでここからの眺めもぜひご覧いただきたいと思います。
北野天満宮は、諸説あるものの出雲の阿国が境内能舞台を用いかぶき踊りを披露した歌舞伎発祥の地とされるほど歌舞伎とは縁の深い社です。
こちらの舞台も折につけ歌舞伎が上演されたりすぐそばにある「上七軒」の芸・舞妓さんが踊りを奉納するなど様々なイベントに用いられています。
写真:古都の U助
地図を見る史跡「御土居」との共通チケットで、「宝物殿」も見学することができます。
公家や商人、各界の文化人だけでなく、多くの武将からも崇敬を集めた北野天満宮では、重要文化財の五振を含め多くの刀剣が収められています。
特に有名なものは源頼光所持の伝説もある鬼切(髭切)で、刀剣が擬人化したキャラクターが活躍する人気ゲーム「刀剣乱舞」の影響もあり、密かにファンが訪れる人気のスポットになっています。
2016年度の北野天満宮の史跡御土居の青もみじ公開は4月16日(土)〜5月31日(火)、9:00〜16:00 大人500円です。
学問成就の祈願だけでなく建築、史跡としても見所の多い北野天満宮。
ご紹介した御土居や宝物殿以外も境内には豊臣秀吉による北野大茶湯の石碑や撫で牛、梅の木など、見所はいっぱいです。
特に梅苑は、新緑の中に青梅の実を見つけると可愛くて思わず顔が綻んでしまうことうけあいです!
近隣は食べ歩きにぴったりのお店も多いので、ぜひゆっくり見てまわって下さい。
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(2024/4/18更新)
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