“夫婦円満”に御利益あり!南伊豆・三島神社「夫婦クス」

“夫婦円満”に御利益あり!南伊豆・三島神社「夫婦クス」

更新日:2016/03/19 20:04

伊豆半島最南端の町、南伊豆町の青野川近くにある「三島神社」。伊豆半島最大クラスの樹齢千年の巨樹、通称「夫婦クス」と呼ばれる2本の大楠の木があり、その巨樹は女神であるとの伝説が残される神秘的なスポット! 2本の木の根は、地上で固く結ばれていて、それはまるで仲良く手を繋ぐ夫婦の姿のようです。夫婦円満に御利益がある!話題の三島神社「夫婦クス」をご紹介します。

県の巨樹100選認定!!県指定天然記念物!

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南伊豆町の一大温泉地で知られる「下賀茂(しもかも)温泉」。その温泉街の真ん中を通るように流れる青野川の近くに、今回ご紹介する「三島神社」があります。県道121号を川の下流から上流にさかのぼるように車を走らせるとある「前原橋」を渡って、更に川の上流に沿った道を行くと神社があります。

この神社は、平安時代の大同年間中(西暦806〜810年)に創建されたと言われる由緒ある神社。富士山山頂の「富士山本宮浅間大社奥宮」に祀られている祭神「木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)」の父神にあたる「大山祇命(おおやまづみのみこと)」などの神々が祀られています。そんな神社の境内に「夫婦クス」と言われる2本の大楠があるので、早速向かってみましょう!

見応えあり!2株揃う希少な大楠

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夫婦クスは、神社の鳥居の裏側にあり、勘が鋭い方はきっと気付いていたことでしょう。先程の鳥居の写真と一緒に写っていたのが夫婦クスで、大きさは鳥居を遥かに超えるデカさ! 空に向かってすらりと伸びる姿は凛々しくも美しく、まるで女性のよう。そんな様子からか、この楠は女神であるとの言い伝えがあり、樹高は約23mもあります。2本の楠が並立して、これほどまで立派に成長するのは珍しく、根回りはそれぞれ8.3mと6.2mの伊豆半島屈指の巨樹です。

ここから見ると、実に貫禄があって立派! 思わず圧倒されてしまうかのような巨樹ですが、楠の影に隠れているため、ただ木が2本並んで生えているようにしか見えませんよね? ですが、お次をご覧下さい。

見るだけでも幸せ気分?!心をハッピーにする魔法の木

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こちらは、楠と楠の間に見える木の根っこです。
2本の楠は、別々に見えましたが、このようにしっかりと結合しており一心同体! 地上32cmまで、根を張り上がらせて固く結ばれているため「夫婦クス」と呼ばれています。仲良く手を繋いでいる夫婦のように見え、名前の由来に肯けますよね。

この「夫婦クス」のように、いつまでも一緒に仲良く過ごせるようにと願いを込めて、参拝者が県内外から訪れるそうで、夫婦円満のパワースポットになっています。こんな木を目の前に2人で祈れば、きっと願いを聞き入れてくれることでしょう。

おわりに

如何でしたか? 2月には「みなみの桜と菜の花まつり」が行われる青野川や下賀茂温泉地に近いので、温泉旅行などと合わせて訪れたい所です。お好きな時間にいつでも参拝ができますが、近くには民家などがあるので、騒がないなど必ずマナーを守って下さいね。

三島神社の夫婦クスを見て願いを託せば、きっといつまでも元気でいられること間違いなし! 是非、ご夫婦などで参拝して末永くお幸せになって下さいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/10 訪問

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