松本方面からは沢渡駐車場から、平湯方面からは平湯駐車場から、シャトルバスまたはタクシーでのアクセスになります。早朝の時間帯なら、人気の河童橋も人混みを気にすることなく楽しめます。
まずは、シャトルバスやタクシーに乗って、釜トンネルを越え、大正池を通り過ぎ、上高地バスターミナルに到着。バスターミナルには7時くらいまでに到着するのがおすすめです。
そこから、名所の河童橋までは、徒歩5分程度。
河童橋に近づきすぎずに、少し手前から橋と穂高連峰の絶景を一望するのが、ベストです。
河童橋からは、上流側の穂高連峰だけでなく、下流側の焼岳訪問の眺望も素晴らしいです。人気スポット河童橋は、団体さんが大勢訪れるため、日中の時間帯は混雑しますので、ご注意を。
河童橋を渡り、梓川の右岸(上流から見て右)へ、右の上流(明神池)方面へ向かってすぐに、梓川がカーブするあたりからの眺めがお薦めです。ベンチが設置され、休憩ポイントでもあります。
梓川の清流と雄大な穂高連峰の眺め、さらに野鳥のさえずりが楽しめる絶景ポイントです。動画のような雄大な自然を感じましょう。
明神池方面への遊歩道を進み、ぜひ訪れてみたいのが、穴場の岳沢湿原。
河童橋から約700メートル、徒歩15分程度。穂高・岳沢登山道への分岐手前が岳沢湿原です。
梓川右岸を歩くと、整備された木道が現れ、湿原地帯になります。右側にゆったり流れる梓川のせせらぎ。そのせせらぎを望める場所にウッドデッキが設けられています。
立ち枯れた木が点在し、朝もやが立ち、水鳥が水面を泳いで進む光景に遭遇できるかもしれません。
岳沢湿原から、河童橋方面に戻り、そのまま梓川右岸を進み、河童橋から約1キロメートル、徒歩20分でウェストン園地のウェストン碑に到着します。
日本近代登山の父と言われる英国人宣教師ウォルター・ウェストンは、上高地の素晴らしさを海外に知らしめた功労者。その功績をたたえ、梓川沿いの広場に、1937年ウェストンの石碑(レリーフ)を造り、その10年後の1947年からウェストン祭が始まりました。ウェストン祭は、上高地で毎年6月の最初の土日に開催され、2016年で70回を数えました。
土曜日は、昔の登山道、島々から徳本峠を越え上高地まで登山。日曜日は、ウェストン碑のあるウェストン広場で、式典・合唱・講演などが行われます。
上高地で入浴可能な施設はいくつかありますが、その中で唯一、朝、立ち寄り湯可能な天然温泉が、上高地温泉ホテルです。営業時間は午前7時〜9時と午後12時半〜3時。入浴料は800円。(2016年10月現在)
場所はウェストン園地から梓川右岸をさらに進み、穂高橋と田代橋に至る手前です。梓川の向かいには、六百山と霞沢岳の全容が望めます。
ホテル正面の右側に日帰り入浴客専用の入口があり、券売機でチケットを購入します。浴室に至る廊下には、上高地の歴史やホテルの歴史を物語る写真が展示され、内湯には、若山牧水の短歌などが木枠に掲示されています。
男女別に焼の湯・梓の湯があり、それぞれ広々とした露天風呂や樽風呂で、ゆったりと入浴できます。ホテルの自家源泉からのかけ流しの湯が注がれています。
上高地温泉ホテルには、お土産が買える売店や喫茶スペースがあり、コーヒー以外にも、高原ジュースやケーキがいただけます。
穂高橋と田代橋を渡り、梓川左岸を右へ進むと大正池方面です。ここで 中の瀬園地を抜け左岸側を進むと、上高地バスターミナルに到着し、一回りのハイキング完了です。入浴込みで2時間程度の行程です。
今回ご紹介したコースは、一般的な周遊コースで、多くの人が訪れるルートです。もちろん足を延ばして明神池や大正池まで行くのも可能ですが、人混みを避けて、早朝のうちに一回りというのは、大自然を堪能でき、お薦めです。天然温泉の入浴もぜひセットで!
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