右手に男体山、左に戦場ヶ原を見ながら国道120号を進むと、左手に湯の湖が見えてきます。湖の向こうには雪化粧の外山がきれいな稜線を描いています。
ロビーフロアーには暖炉に暖かな火がともり、吹き抜けのロビーは解放感が有ります。休暇村日光湯元のふれあいプログラムには、「暖炉 DE 焼きマシュマロ」や、「夜のお散歩戦場ヶ原満天の星空散策」、「初めてのスノーシュ散歩」などがあり、10月からゴールデンウイーク頃までの夕食後に暖炉の火であぶった、とろーりのマシュマロ焼を無料で楽しむことが出来ます。
ラウンジでは、天然氷の「ふわふわのかき氷」が、栃木産の「とちおとめ」、「ブルーベリー」、「ゆず」のシロップでいただけます。シロップ2種類の「ハーフ&ハーフ」、3種類の「トリプル」があり、暖かなラウンジで一年中楽しむことが出来ます。
新しく誕生した13室の和洋室はドアを開けると樹の香りが漂っています。39平米の部屋にはダブルサイズのベット、6帖の広縁は踏み心地が良く、素足になりたくなります。布張りの2つの椅子は背もたれが高く、座り心地が抜群です。ひざ掛けが用意されているので、暖かな部屋から奥日光の自然と触れ合うことが出来ます。
幅140センチ、長さ200センチのゆったりとしたベットはシモンズマット、そのベットには日本橋西川の羽毛布団が懸けられています。室内の暖房は、スチームヒーターなので、ビジネスホテルのような乾燥感はありません。和モダンの室内は快適な居心地と睡眠が待っています。
和洋室の他には、27平米の洋室が24室と、10畳の和室が26室あります。窓際にはそれぞれに、こだわりの椅子が置かれ、大きな窓から奥日光の自然を楽しむことが出来ます。日常の生活から離れ、思いっきりリラックスできるのは旅の楽しみです。
休暇村湯元温泉の泉質は、含硫黄―ナトリウム・カルシウムー硫化塩・炭酸水素泉(硫化水素型)で、中性から弱酸性のため肌触りがとても良く、メタケイ酸が多く含まれ美肌効果に優れています。お湯の色はエメラルドグリーンなのですが、空気に触れると乳白色に変わります。
休暇村のお湯は、泉温が49℃〜79℃と高い為、「温度調整のため真水を使用します」と書かれています。そのほかの効能は、高血圧や、神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、疲労回復、糖尿病、慢性婦人病と多くに適用性があります。
日光湯元の内湯は、温泉の湯船と温泉が苦手な人用に真水の湯船の2つ、露天には露天風呂と2つの壺湯があります。内湯も露天も同じ温泉ですが、内湯はエメラルドグリーン、露天と壺湯は乳白色に見えます。硫黄の匂いのする温泉は肌当たりが柔らかく、白樺を見ながらの入浴は、とてもリラックスができます。
日光湯元の宿泊プランは、日替り会席の「四季の善コース」をベースに、11月〜4月の期間は、豆水鍋と引揚湯葉の「日光名物 湯葉会席 冬」、ふぐのお刺身とふぐちりの「とらふぐ」、カニのお刺身とカニスキ鍋の「ずわいがにカニスキ鍋」の4コース。
お勧めは季節で変わる「日光名物 湯葉会席」。初夏には、スモーク鯛と鱒のしゃぶしゃぶを、豆乳と昆布だしの2つの味で味わう「湯葉会席 初夏」、夏には、湯葉と豆乳とともに黒毛和牛の石焼がメインの「湯葉会席 夏」と、四季それぞれの彩りとなります。
「湯葉会席 冬」の先付は豆乳を温めて、表面にできた湯葉を食べる汲み上げ湯葉、湯葉を食べた後はニガリを加えて豆腐にします。前菜は、蕗味噌や、紅茶鴨ロース、たらこの薫製など5種、お造は鱒と北寄貝で、どれも色鮮やかに食材が盛られています。
鍋物は「栃木県産黒毛和牛の豆水とうふ鍋」、豆乳ベースのだしにこだわりの濃い豆腐が入っています。これにシメジや焼きネギ、白菜などの野菜と黒毛和牛を加え、ポン酢のつけ汁でいただくと絶品です。
バイキングコーナーは、「手造りロースハムとトレビスと水菜とパルメジャーノ」、「竹の子のグリルとトマトと玉葱のシーザサラダ」など9種類のサラダ。カレー塩や七味塩でいただく天ぷらは、シメジ、タラの芽、蕗や、天ぷらには珍しいリンゴが並びます。デザートも種類が豊富で、それぞれに工夫がされいています。
大満足の夕食後は、「満天の星空観察」や「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラのコンサート」又は、「暖炉 DE 焼きマシュマロ」などのふれあいプログラムが待っています。
朝食会場は1階のレストラン。湯の湖に面した窓は大きく、2階まで吹き抜けた室内から奥日光の風景を楽しみながら食事ができます。朝食はバイキング型式。栃木産の食材が並びます。飲み物コーナーには、豆乳やほうじ茶、牛乳の他に、アップル、オレンジ、野菜と果実のミックスジュースが並びます。
サラダコーナーには、「オクラと油揚げと海藻のさっぱりサラダ」や、「菜の花と豆腐とコーンの青じそサラダ」、「トマトと空豆と菜の花のレモンソースパルメジャーノチーズ掛け」など切っただけの野菜はありません。目の前で焼いてくれるのは「手造りロースハムのステーキ」、これを胡椒やマスタードでいただきます。湯の湖に面したレストランでいただく朝食は格別です。
美味しい朝食の後は湯元温泉街の散策をお勧めします。12月〜3月の冬季に実施される「湯めぐり手形」は湯元温泉の19か所の温泉が利用でき、また、温泉街の奥には、湯元温泉の源泉や全国でも珍しい温泉があるお寺があります。歴史のある湯元温泉を目いっぱい楽しんでください。
日光山温泉寺は世界遺産「日光山輪王寺」の別院。以前は「薬師堂」という名前で別な場所にありましたが台風の影響で崩壊し、源泉近くの現在の場所に再建されました。その際、本尊の薬師瑠璃光如来は無傷だったため、さらに信仰が厚くなったそうです。積雪などの影響で変動がありますが、4月中旬〜11月下旬の間、薬師湯を利用できます。
温泉寺の隣には湯の平湿原があり、木道の向こうにいくつかの小屋が建つ湯元温泉の源泉があります。小屋の中からは強い硫黄の匂いとともにと湯気が上がっています。「温泉ガスに注意」とあるため注意しながら中をのぞくと、温泉が湧いているのが見えます。
国民保養温泉地第1号指定の通り、十分な効果がある湯元温泉でリフレッシュした後、いくつもの歴史刻まれている温泉街散策で、新たな歴史を発見しませんか。
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(2024/4/26更新)
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