誰もいないビーチを独り占め!タイの国立公園・サメット島で一番の超穴場ビーチへ!

誰もいないビーチを独り占め!タイの国立公園・サメット島で一番の超穴場ビーチへ!

更新日:2016/05/09 16:56

吉田 彩緒莉のプロフィール写真 吉田 彩緒莉 タイホテル専門家、海外旅行ライター、海外旅行媒体ディレクター
バンコクからバスと船で4時間のサメット島は飛行機に乗らずに行ける立地から世界中の旅行者が集まります。メインは東側にあるサイケオビーチですが大変な混雑です。国立公園に指定された美しい島も人が多いと魅力半減。そこでお勧めしたいのがサイケオビーチとは逆の西側にあるアオプラオビーチ。このエリアにある3軒のホテルのプライベートビーチです。多くの旅行者がサメット島で一番だと絶賛するビーチなんですよ!

誰もいない!メインビーチと違いすぎる静寂のアオプラオビーチ

誰もいない!メインビーチと違いすぎる静寂のアオプラオビーチ

写真:吉田 彩緒莉

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アオプラオビーチはサメット島の西、半島に囲まれた入り江になっています。そのため、外海のように波が荒れ狂うこともなく、穏やかで泳ぎやすい!端まで端まで500メートルほどの、こじんまりとした美しい白浜のビーチです。
一番驚くのはその静けさ!東側の賑わいが同じ島とは思えないほど、静寂に満ちています。1日過ごしてみるとわかるでしょう。ほとんど人がいません。

それぞれのホテルのビーチチェアーはもちろん無料!

それぞれのホテルのビーチチェアーはもちろん無料!

写真:吉田 彩緒莉

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これだけ静かな理由は、このビーチは贅沢にも3つのホテルのプライベートビーチだということ。利用するにはル ヴィマーン コテージズ & スパ、アオプラオリゾート、リマココ・リゾートのいずれかのホテルを予約する必要があります。
ル ヴィマーン コテージズ & スパとアオプラオリゾートは、バンペーの専用待合室から無料のスピードボートでの送迎がありますが、リマココ・リゾートの専用送迎船は500バーツ(2016年5月のレートで約1500円)。これをけちると、他のビーチからトゥクトゥクなどの別の手段で移動することになります。

サメット島のトゥクトゥクは言い値で割高。東側の港に着けば乗合のトゥクトゥクでも1人200バーツ(2016年5月のレートで約600円)、それ以外はもっと取られるので、総合的に料金は高くなる事もあります。3軒のホテルの中ではリマココ・リゾートが一番手頃なので、ここは専用船をお願いするのが正解です。

ビーチにはホテル専用のビーチチェアーが置かれ、それぞれのホテルのゲストが無料で使用できます。公共のビーチでは全てにお金がかかり、荷物やシャワー、トイレの心配もありますが、客室からすぐの環境は、自分の部屋から手ぶらで出てこれ、ビーチで寛ぐ間のすべての心配がいらないという事。プライベートビーチの良さはまさにこういうところですよね?

ただ海と戯れるだけの、何もしない時間を

ただ海と戯れるだけの、何もしない時間を

写真:吉田 彩緒莉

アオプラオビーチの3軒のホテルはこじんまりとしているので、団体客がやって来ることがほとんどありません。
家族連れや、賑やかな場所が好きな中華系の観光客の方は、サイケオビーチに集中するので、聞こえてくるのは波の音と鳥のさえずりのみ。
寛いでいる人もほとんどカップルか友人同士で、読書にふけり、日焼けを楽しみ、思い出したように海に入ったりと、静かな時を楽しんでいます。

ビーチ上にいる人がゼロ、という時間帯もあり、ビーチを独り占めできることも珍しくはありません。サメット島に来る人は、本当はこんな環境を求めていたのではないでしょうか?残念ですが、そんなビーチはサメット島でも稀少になってしまいました。

食事は3つのホテルのうちの一つで

食事は3つのホテルのうちの一つで

写真:吉田 彩緒莉

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ホテルのプライベートビーチということで、食事や飲み物はホテルのレストランでいただいたり、ビーチチェアーでホテルの料理を注文することになり、ちょっと割高。
気になる人は飲み物だけは船着き場のあるバンペーのコンビニで買いこみ、キンキンに凍らせて、ビーチに持って行くのも良いでしょう。

アオプラオリゾートのレストランは、リゾートでありながら本格的な味のタイ料理を楽しみたい人や、シーフードが食べたい人にお勧めです。ランチにぴったりのカレーや麺類など軽めのものも用意していますよ!特にマッサマンカレーがまったりとして、最高!

また、リマココ・リゾートのレストランはとてもかわいらしく、海に面していて、サンドイッチやハンバーガーなど手軽に食べられるメニューも揃えています。その日の気分で選んでも楽しいですね。

アオプラオリゾートのレストランでまったり

アオプラオリゾートのレストランでまったり

写真:吉田 彩緒莉

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アオプラオリゾートのレストランは、タイのリゾートホテル特集した本で紹介されたほど、素晴らしい海景色が楽しめる場所です。騒がしい海ではなく、誰もいない静かな海を眺めながらの食事は格別!
ランチのつもりが景色に見とれてビールを1杯、2杯…夕方までいてしまいます。でもそれが正解。アオプラオビーチは夕日の名所でもあるので、ビーチから上がって、部屋でシャワーを浴びたら、レストランで海を見ながらゆるやに過ごす至福の時を味わいましょう。

ホテルのプライベートビーチだからこそ過ごせる素晴らしいビーチ時間を!

アオプラオビーチに点在する3つのホテルは高級リゾートホテルのルヴィマーンコテージズ&スパ、広いコテージもあり家族連れにも対応するアオプラオリゾート、3軒の中では一番安く、とてもかわいらしいリマココ・リゾートと、個性が分かれていて、予算や滞在スタイルで選ぶことができます。激安ホテルはないとはいえ、全てが手の届かない高級ホテルだけではない所もうれしいですね。
ルヴィマーンコテージズ&スパについては、他の記事でも書いていますので、参考に読んでみてください。

余談ですが安いホテルに泊まって他のエリアからアオプラオビーチにやって来る人も時々いるようです。ただし、交通費が決して安くはない事と、公共のビーチではないため部外者という目では見られます。シャワーもトイレもビーチチェアーも宿泊者専用の物なので、使うことはできません。

やはりサメット島で1番素敵なビーチは、アオプラオビーチのホテルに宿泊してこそ心から楽しめるもの!トイレやシャワーも自分の部屋のものが使えるし、荷物をビーチに持ってくる面倒もなし。飲み物代や食べ物代もビーチチェアーにいながらホテルの部屋の番号を記せばいいから、財布を気にしながら海に入る事もないんです。
誰もいないビーチを独り占めできる上に、何も気にすることなくビーチ遊びができるなんて、サメット島では他にはありません!いえ、タイにも少ないでしょう。

サメット島の本当の美しさを知ることができる唯一のビーチで、あなたも最高の思い出を作ってくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/10−2015/05/11 訪問

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