街を歩き廻るとたちまち船員気分!横浜本牧埠頭

街を歩き廻るとたちまち船員気分!横浜本牧埠頭

更新日:2016/03/17 15:44

世界有数の国際貿易港として名を馳せる横浜港。本牧埠頭は横浜港の中心的存在で、世界の様々な国より寄港した沢山の大型貨物船が、大型コンテナを積み下ろししています。
本牧ふ頭は世界中を巡る海員のためのお店やレストランがあり、独特な雰囲気が楽しめます。

本牧埠頭は横浜港の中心

本牧埠頭は横浜港の中心
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横浜港は年間36,187隻の船が出入りし、2,767万トンの荷物の取り扱い、貿易金額は名古屋、東京と続き日本第3位を記録します。
埠頭のあちこちで見る、高く積み上げた様々な国の海上コンテナや、ひっきりなしに埠頭内を走る大型トラックの姿に、この埠頭が日本経済を牽引していることを実感します。

海員食堂に行ってみよう

海員食堂に行ってみよう
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本牧埠頭は突堤が4つもある、とても大きなふ頭です。そのうちの一つ、B突堤入り口に「全日本海員生協本牧店」があり、スーパーマーケットと船員食堂が併設されています。

広々とした船員食堂内はゆっくり食事が楽しめる、静かで落ち着いた雰囲気。ラーメン、そば、うどん、カレーなど定番メニュー、季節の魚介類を使った日替わりランチなど多彩なメニューがあり、しかもワンコインと非常にリーズナブルです。
船員以外にも近隣の会社関係者、トラックの運転手、観光で訪れた人などで店内はいつも賑わっています。

全日本海員生活協同組合
住所:神奈川県横浜市中区本牧埠頭3-1
営業時間(日曜日は定休日) 
平日6:00〜15:00(L.O 14:45)、土曜・祝日6:00〜14:00(L.O 13:45)

海員生協が面白い

海員生協が面白い
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海員食堂の隣には生協があり、長い航海に出る船員が買い出しするジュースやお菓子、カップラーメン、保存食品の種類の多さに驚きます。埠頭という立地ゆえ、作業着や長靴、船で生活するための便利グッズや業務用品など様々な種類の商品が棚に陳列されています。

さらに店の奥に入ってみると、興味深いものを発見できます。
袖に4本の金ラインが入ったジャケット、シャツ、帽子という、オーダーメイドで販売されている船長の制服一式です。他にも女性船員の制服も扱っており、2016年に入り4着ほど売れたそうですよ。

※店舗営業時間は食堂と同一です。

海員生協の隣には「あぶデカ」聖地が

海員生協の隣には「あぶデカ」聖地が
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海員生協の建物を出ると、敷地内に小さなビルがあります。ここは小型船舶免許を取り扱っている施設ですが、このビルは知る人ぞ知るホットな聖地でもあります。

実は2016年1月に公開され大ヒットした『さらば・あぶない刑事』のドラマシリーズ放映時、タカとユージが配属していた港署で、しかも1986年に放映開始時に使われた初代警察署なのです。30年前と比べて周囲の変化はありますが、このビルの面影は変わっていません。

横浜らしい、国際色豊かなシーメンズクラブ

横浜らしい、国際色豊かなシーメンズクラブ
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海員生協の隣に洒落た雰囲気の建物が目に入ります。「USSシーメンズクラブ」という船員保養施設ですが、一般の方も気軽に利用できます。

中に入るとビリヤード台やゲームコーナー、米ドル両替所など海外の雰囲気が色濃く漂い、異国のバーに足を踏み入れたような錯覚に襲われます。シーメンズクラブには昔から有名なレストランがあり、海外から訪れる沢山の船員たちに愛されています。

このレストラン、昭和時代に横浜で一世風靡の存在だったバーレストラン「リキシャルーム」のシェフが料理の仕込みをしています。平日月曜から木曜までのランチタイムはステーキ、ハンバーグ、ミックスフライ、カレーなど定番メニューをはじめ、日替わりランチなど豊富なメニューが提供されており、金曜日のランチタイムはバイキング形式になっています。
また、月、火、木、金、土曜の夕方はディナータイムになっており、夜の妖しい埠頭の雰囲気を食事と共に味わえます。

まとめ

本牧ふ頭はみなとみらいや山下公園から少し離れたエリアにありますが、横浜市営バス26系統本牧海釣り公園行きに乗ると、15分程で行けるのです。
今回ご案内したスポットは「船員センター前」というバス停のすぐそばにあり、他にも埠頭周辺には海づり公園や横浜港シンボルタワー、本牧漁港など面白い施設があります。
横浜市営バスの一日乗車券(大人600円、子供300円)を活用すると、お得に横浜市内を移動できます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/27 訪問

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