例年5月のGW頃に見ごろを迎える札幌の桜。札幌の市内から藻岩山を見るとほんのりと桜色と淡い新緑に染まって見える時期には、麓は満開。円山公園や北海道神宮などのお花見の定番スポットもいいけれど、藻岩山の麓は実は穴場の桜スポットです。
ロープウェイから見下ろす桜や新緑の木々、その向こうに見える札幌の街並みに、最高にワクワクする春の空中散歩が楽しめますよ。
藻岩山へは車やバス、市電でアクセスしますが、市電でアクセスした場合、利用するのが無料のシャトルバス。市電近くの乗り場から「もいわ山ロープウェイ」までの道のりを15分間隔で往復しています。
最後の坂道を上るときの道路の両端に咲く桜もまた美しいですよ。写真向かって右手にあるのが駐車場。こちらも無料で利用できます。ロープウェイの料金を見るとちょっと高いかな?と感じるかもしれませんが、札幌市民には市民割引、観光客用には複数の観光名所をお得に組合わせて利用できるチケットなどがあるので、HPで確認するか、窓口で問い合わせて利用してみてください。
写真:ろぼたん
地図を見る藻岩山が他のロープウェイがある観光地と違うところは、もうひとつ珍しい乗り物があること。それは世界初のミニケーブルカーであるもーりすカーに乗れることです。
まるでスイスのケーブルカーのように森林の中を駆けて行くケーブルカー。オススメの席は、上りのロープウェイは札幌の街並みを見下ろせる進行方向と逆向き、ミニケーブルカーは上っていく進行方向側です。景色のみならず、ロープウェイやミニケーブルカーという乗り物自体の面白さをより感じられるはず。様々な乗り物を楽しめるのは藻岩山の大きな魅力です。
写真:ろぼたん
地図を見るミニケーブルカーの走行距離は約230m。時間にしてわずか1分40秒。
これなら、自分で登れるんじゃない?そんな風に思った方は登山道と自然学習遊歩道がありますので、試してみてはいかがでしょう。登山道はミニケーブルカーに沿って昇る急斜面。遊歩道は舗装されており登りやすい道のりです。約600mではありますが、15分程度は時間がかかりますので、動きやすい格好で訪れましょう。
山頂展望台に到着したら、札幌の街を見下ろして達成感を味わって。藻岩山からは札幌の名だたる観光名所を全て見下ろすことができるだけでなく、遠くには石狩平野、石狩湾、増毛連山の雄姿も望めます。
写真:ろぼたん
地図を見るGWは身体を動かそう!そんな風に考えるなら麓から山登りにチャレンジしてはいかがでしょう?藻岩山の原生林は国の天然記念物になるほどの豊かな森で、ここで発見されたものの中には「モイワ」の名が付いたものがいくつも存在します。
珍しい野草をはじめ、可愛らしい動物たちが顔を出すことも。マイナスイオンをたっぷり浴びながら歩くことのできる登山道はなんと5つ。それぞれに特徴がありますが、春めく藻岩山の景色は心も身体もはずむはず。
登山をした人が休憩するための場所や着替室まで用意されている藻岩山は、登山ルックでレストランを利用すると割引が受けられるメニューもあります。ロープウェイなどの乗り物が整備されているため、上りだけ、下りだけ歩くというチョイスが可能なのも初心者には心強いですね!
札幌は2015年10月「日本新三大夜景都市」に選出されました。夜景の専門家が投票した「日本新三大夜景都市」に選ばれたということは、プロが勧める夜景の美しい都市であるという証拠。藻岩山で見られる宝石のような夜景はデートで訪れてもロマンチックな時間を過ごせますよ。
夜景はもちろん、春は花咲く藻岩山で、いつものお花見と違った桜や新緑を味わってみませんか?山頂へ向かう道のりで、陸から空から、様々な角度のお花見が楽しめますよ。
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(2024/3/29更新)
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