比叡山の懐に佇むオーベルジュ「星野リゾート ロテルド比叡」で滋賀の恵みを丸かじり

比叡山の懐に佇むオーベルジュ「星野リゾート ロテルド比叡」で滋賀の恵みを丸かじり

更新日:2016/03/23 18:02

Aya Hasegawaのプロフィール写真 Aya Hasegawa フリーランスライター、編集者
2015年7月、「星のや軽井沢」などを運営する星野リゾートが、京都府と滋賀県の県境にあったホテル「ロテル・ド・比叡」を、「星野リゾート ロテルド比叡」としてリブランドオープン!琵琶湖を眼下に望む風光明媚な場所で、オーベルジュとして生まれ変わった同ホテルでは、琵琶湖や滋賀県の幸をいかしたフランス料理を提供しています。

リブランドにあたり、琵琶湖や滋賀県の幸をいただくオーベルジュに特化

リブランドにあたり、琵琶湖や滋賀県の幸をいただくオーベルジュに特化

提供元:星野リゾート ロテルド比叡

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リゾート施設再生を手がける星野リゾートが、2015年7月、「星野リゾート ロテルド比叡」をリブランドオープン。リブランドにあたっては、琵琶湖や滋賀県の幸をいただくオーベルジュに特化するため、宿泊者以外のレストラン利用の受付や婚礼の受付をストップしました。

土地勘がない方は、「比叡山って遠そう〜。どう行くの?」と思われるかもしれません。しかし、京都駅八条口から送迎バスが出ていて、約45分でたどりつくことができます。
京都の市街地から嵐山を抜け、比叡山を上っていくと、やがて琵琶湖が目に飛び込んできます。車窓からの眺めもなかなかのものです。京都でアクティブに1日過ごし、もう1日は比叡山のオーベルジュでゆるゆると美食を楽しむ、という過ごし方も素敵です。

琵琶湖や比良山系、曼陀羅をモチーフにした設え

琵琶湖や比良山系、曼陀羅をモチーフにした設え

写真:Aya Hasegawa

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館内には、琵琶湖や比良山系、曼陀羅をモチーフにした設えが施されています。
客室は全29室。タイプはスタンダードツイン(32平方メートル)、セミスイート(64平方メートル)、メゾネット仕様のスイート(128平方メートル)の3つで、それぞれの客室にテーマがあり、異なる雰囲気の家具を配しています。

館内のライブラリーには、比叡や琵琶湖にまつわる書籍や写真集、フレンチや美食にまつわる書籍も。自由にお茶やお茶菓子がいただけるのもうれしいですね。ゆったり思い思いの時間を過ごせる空間です。

シャンパンサービスや宿泊者の8割強が参加する「朝のお勤め体験」も

シャンパンサービスや宿泊者の8割強が参加する「朝のお勤め体験」も

写真:Aya Hasegawa

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「星野リゾート ロテルド比叡」には、宿泊者のためのいくつかのアクティビティが用意されています。

毎日、夕方17時からはソムリエによる「ワイン講座」を開催。4種類のワインを飲み比べを行っていて、ディナーでのワイン選びをより楽しいものにしてくれます。参加費無料というのもうれしいです!

お酒つながりでいえば、泡好きには耳寄りの情報が! 15時30分〜17時まではレストランの入り口のラウンジで、シャンパンのサービスがあります。

そして、宿泊者の8割強が参加するというというのが、国宝の延暦寺根本中堂での「朝のお勤め体験」です。通常参拝できない時間帯に朝の勤行を体験でき、その後、僧侶のお話しを聞くことができるのです。

琵琶湖や滋賀県の恵みを、個性あふれるフレンチに昇華

琵琶湖や滋賀県の恵みを、個性あふれるフレンチに昇華

提供元:星野リゾート ロテルド比叡

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「星野リゾート ロテルド比叡」のコンセプトは、「比叡山の懐に静かに佇む湖のオーベルジュ」。鮒鮓、琵琶鱒、黒毛和牛など、琵琶湖や滋賀県の恵みを、オリジナリティとエスプリたっぷりのフレンチに昇華しています。

なかでも特筆すべきスペシャリテは、奈良時代から伝わる滋賀県の伝統食「鮒鮓」をアレンジした「フランスと近江の鮮烈な出会い〜フロマージュブラン・貴腐ワインのジュレ 繊細な鮒鮓のアルモニー」。「鮒鮓」と同様に発酵によって作られた、チーズとワインを組み合わせた逸品です。「鮒鮓」独特の風味が、貴腐ワインのジュレのジューシーな甘さと絶妙にマッチします。

また、こちらの同ホテルの料理長・村田巧氏は、世界最高峰のフランス料理大会「ボキューズ・ドール」で2013年に3位に輝いた浜田統之シェフに師事した人物。日本最大の湖・琵琶湖がもたらす恵みを大事にするフレンチが特長です。

比叡山をイメージしたプレートで供される、近江の旬の食材を使った5種のアミューズも、いきなりのディナーのハイライトといってもいいくらい、味はもちろん、ルックス的にもテンションを高めてくれます。

ひとつひとつの料理にお酒を合わせてくれる、「ワインペアリング」もおすすめ!
ワインと名は付いていますが、ワインだけでなく、日本酒、シェリーなど、ソムリエが料理にぴったりのお酒を選んでくれるので、ただでさえ美味しい料理がさらに美味しくなってしまうのです!

大きな窓から琵琶湖を眼下にのぞむレストラン

大きな窓から琵琶湖を眼下にのぞむレストラン

写真:Aya Hasegawa

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冬には熊のジビエも登場! しゃぶしゃぶ風に薄切りにしたお肉を、シンプルにスープ仕立てにした料理は滋味豊かなこの時期だけのスペシャリテです。

滋賀県で捕獲されるこの時期のツキノワグマは冬眠のためたくさんのドングリを食べていることもあり上質な脂を備えているのだそう。コラーゲンもたっぷりで、身もやわらか。赤身と白身(=脂)が溶け込んだスープを使った、一口リゾットも、熊に感謝の言葉を伝えたくなるような、思わず笑顔がこぼれる美味しさです。

大きな窓から琵琶湖を眼下にのぞむレストランには、比叡山の緑がまぶしく、晴れた日の朝はひときわ美しい光が注ぎこみます。
朝食にも滋賀の食材が満載です!琵琶湖の固有種「琵琶鱒」を使ったサラダ、滋賀県の養鶏場から届く新鮮な卵を使ったオムレツ、滋賀県で作られているソーセージやベーコン……。比叡山に佇むオーベルジュならではの朝食を存分に楽しんでください。

まとめとして

「今の季節はどんなものがいただけるのだろう」なんて、四季折々に訪れてみたくなる、「星野リゾート ロテルド比叡」。繰り返しになりますが、こちらの料理は、宿泊しなければいただくことはできません。
山の上にはありますが、京都駅や延暦寺までの送迎、チェックアウト後の荷物を京都駅前まで届けてくれるなど、さまざまな面からゲストの便宜をはかってくれているのも魅力です。
日本で、いえ、ここでしか味わえないフレンチをいただきに、比叡山のオーベルジュに足を運んでみませんか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/26−2016/02/27 訪問

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