写真:渡部 洋一
地図を見る「三渓園」は、明治から大正にかけて製糸・生糸貿易で財をなした実業家、原三渓によって造営された日本庭園。西洋風の街並みが印象的な港町・横浜では珍しい、「和風」の観光名所です。
17棟もの日本建築と四季折々の自然が見事に調和する景観が見所で、春には美しい桜が咲き乱れることでも知られています。毎年桜の開花時期に合わせて「観桜の夕べ」が開催され、美しすぎる夜桜ライトアップも堪能できる、横浜有数の桜の名所です。
写真は、趣きある茅葺き屋根が特徴的な「鶴翔閣」と桜のコラボレーション。横浜にありながら「和」を強く感じる、いかにも日本的な桜風景です。
写真:渡部 洋一
地図を見る三渓園で毎年春に開催される「観桜の夕べ」。辺りが暗くなると園内の至る所で照明が点灯し、咲きほころぶ桜の花々を美しく照らし出します。
闇夜の日本庭園に浮かび上がる桜の花は、昼間とは全く異なる幻想的な美しさ。横浜で夜桜を楽しむなら、三渓園の桜ライトアップは本当におすすめです。
写真:渡部 洋一
地図を見る三渓園の「観桜の夕べ」でライトアップされるのは、桜だけではありません。
写真は、夜空をバックに光を浴びる「旧燈明寺三重塔」。室町時代の建築で、現在関東地方にある木造の塔では最古のものです。国の重要文化財であり、園内のほぼ全域からその姿を見ることができる、三渓園のシンボル的存在となっています。
そんな「旧燈明寺三重塔」がライトアップに照らし出され暗闇に浮かび上がる光景は、歴史が生み出す風格の漂う、厳かな美しさ。
桜だけでなく、通常は見ることのできない歴史的建造物の夜間の姿を拝めることもまた、「観桜の夕べ」の大きな魅力です。
写真:渡部 洋一
地図を見る正門のすぐ側から、穏やかな水をたたえる「大池」を挟んで「旧燈明寺三重塔」を望むこのアングルは、絵はがき等でもよく目にする三渓園の代名詞的風景です。
春にはそこに「桜」も加わり、日本の魅力がまさに凝縮された絶景となります。そしてその絶景がライトアップに照らされ幻想的な光を放つ様は、言葉にならない美しさで見る者の心に深く刻まれるのです。
三渓園の「観桜の夕べ」は、横浜のみならず神奈川県を代表する夜桜ライトアップと言えます。
写真:渡部 洋一
地図を見る園内で食事や甘味をいただける、「三溪園茶寮」。種類豊富な「手焼きだんご」が人気で、1本150円〜200円とお値段もリーズナブル。この季節はもちろん、「さくら」味がおすすめです!
夜桜観賞に疲れたら、暖かいお茶と一緒に三渓園の名物グルメで一服してみてはいかがでしょうか。
美しすぎる夜桜ライトアップに彩られる、三渓園「観桜の夕べ」の見所をご紹介しました。
三渓園の桜の見頃は、例年3月下旬から4月上旬。2016年「観桜の夕べ」の日程は、3月26日〜4月3日に予定されています。
横浜のみならず神奈川県内でも指折りの桜名所であり、東京都心からのアクセスも抜群な三渓園に、この春あなたも足を運んでみませんか?
古き良き日本庭園で味わう優美で幻想的な夜桜は、忘れられない春の1ページとなるはずです。
三渓園へのアクセス、入場料、営業時間、桜ライトアップ時間等の情報は、記事下部にある「MEMO」よりご覧いただけます。
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(2024/3/29更新)
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