写真:かのえ かな
地図を見る諫早公園とは、諫早駅から徒歩10分くらいの場所にある公園です。昭和33年に諫早城の城跡が諫早市に譲渡されたことによって、公園として整備されました。正確には、上山公園の一部エリアのことを指します。
平成18年には、歴史的・文化的価値の高い資源を持ち、地域の活性化に貢献している公園として、「日本の歴史公園100選」に選定されています。
写真:かのえ かな
地図を見るそんな諫早公園のシンボル的存在と言えば、眼鏡橋です。諫早公園の眼鏡橋は、今から約180年前の天保10年に長崎県の一級河川・本明川に架けられました。
当時の領主たちが永久不壊の願いを込めて造ったものの、残念ながら水害に遭ってしまい、諫早公園へ移設されました。長い歴史とドラマを持つ諫早公園の眼鏡橋は、美しいアーチと重厚感漂う石造りが特徴です。豊かな自然に囲まれ、池にどっしり構えるその姿は、見た人達を魅了します。
写真:かのえ かな
地図を見る長崎の眼鏡橋といえば、長崎市の中島川に架かる眼鏡橋を思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし昭和33年、日本で最初に石橋で国の重要文化財に指定されたのは、諫早公園の眼鏡橋なんですよ。
(ちなみに長崎市の眼鏡橋は水害による倒壊の影響等で、昭和58年に重要文化財に指定されています)
長崎観光をより一層充実させるためには、ぜひ諫早公園の眼鏡橋も見に行ってみてくださいね。
写真:かのえ かな
地図を見るなだらかな山全体がエリアとなっている諫早公園といえば、豊かな自然も魅力のひとつです。
公園一帯は国指定天然記念物となっており、低海抜地域ならではの暖地性植物が数10種類以上生殖しています。
希少種であるヒゼンマユミなどが見られることでも有名ですが、最も注目されているのは樹齢600年を超す大楠でしょう。幹周が約12メートルもある大きなクスノキは、写真に収まりきらない程の大迫力!幹が先端で3本に分かれているのが特徴です。
石段を上った高い場所にありますが、遠くからでも目立ちますので割と見つけやすいでしょう。こちら要チェックです。
写真:かのえ かな
地図を見る諫早公園を歩いていると、あちこちで歴史を感じさせる遺産などに巡り合えます。代表的なのは、この公園の元となった諫早城址。戦国時代にこのエリアを初めて統一した、西郷尚善によって築かれた城です。公園入り口には、諫早城址巡りのルートが描かれた地図があるほか、至る所に諫早城址巡りの案内板が設置されています。
写真:かのえ かな
地図を見るこのほか神を祀った祠や石碑も多く、中でも「諫早公園らしい!」と感じられるのが、藤原明神と高城明神の石碑です。
諫早城には「城の下にもぐりこんだ大亀が、手足を伸ばして敵の侵入を阻止してくれた」という言い伝えがあり、そこから亀城ともよばれていました。そんな諫早公園の石碑らしく、土台を亀が支えているのです。鮮やかな緑色のコケに覆われた大地に佇む姿は、隠れた見どころです。
動画:かのえ かな
地図を見る諫早公園を散策したときの様子をまとめた動画もありますので、ぜひご覧ください。
1年を通して自然と歴史を堪能できる諫早公園ですが、特におすすめの季節は、春。
大正時代に市民ボランティアによって植えられたツツジが、満開を迎えます。四季を感じる植物も一緒に堪能したいという場合は、ツツジが咲く4月ごろの訪問が良いでしょう。
公園全体を一周するのに所要する時間は、およそ40〜60分。ちょっとしたハイキングにもピッタリですね。
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(2024/4/19更新)
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