写真:田中 六花
地図を見る日本のセレクトショップなどが立ち並ぶ人気のスポット・富錦街。その住宅街の一角に「琅茶 Wolf Tea」はあります。
台湾茶のお茶処・阿里山が故郷の若き女性店主Arwenさんは、選茶に携わるお父さんのお茶に小さなころから親しみと誇りを持っていたそう。しかし大学進学で家を離れると、周囲の生活の中でお茶がとても遠い存在であることに気付き「若い世代の人に、もっと台湾茶の良さやおいしさを知ってもらいたい!」と店をオープンしました。
店名の"琅"は"狼"と同じ発音(lang)をすることから、狼をモチーフにしたデザインの「琅茶 Wolf Tea」が誕生。元をたどると"琅"は、Arwenさんにお茶を教えてくれたお父さんの名前の一文字なのだとか。可愛さの中にリスペクトが詰まった、素敵なコンセプトです。
写真:田中 六花
地図を見る「琅茶 Wolf Tea」のお茶のこだわりは、なんといっても"シングルオリジン"にあります。異なる産地・品種の茶葉をブレンドせず、同じ産地・品種のみを使うシングルオリジンは、作り手の技や思いがストレートに届くもの。
「琅茶 Wolf Tea」では数ある産地を訪ね歩き、そのシーズン最も良い幾つかのお茶を選んでいます。「阿里山のお茶と言っても阿里山には多くの茶園があり、その味はさまざま。また天候などの影響も大きいので、それらを加味してベストなお茶を選びます」良いお茶を届けたいという信念とそれに応える産地の思いが詰まったお茶が、こうして店頭に並んでいます。
お茶のラインナップは、時季によって変わります。茶缶入り・箱入り・ティーバックと選べるのもうれしいところ。狼デザインの素敵なパッケージやラッピングもたまりません。ジャケ買いしても後悔なしの味わいなのでご安心を!
さらに、お茶にぴったりな茶器も必見。お茶タイムの楽しみをワンランク上げてくれます。
写真:田中 六花
地図を見る店内には各茶葉を紹介した日本語説明がありますので、安心してじっくりと選ぶことができます。産地や香り・アイスにもおススメなどのポイントが一目瞭然なので、好みを見つけてみましょう。
そして見逃せないのは、この説明に使われている写真です。鉄観音ならば茶葉×釘と金づち、ミルキーな紅茶ならば茶葉×牛…と、連想ゲームのようなユニークさ。お茶との距離をぐっと縮めてくれる「琅茶 Wolf Tea」の遊び心もチェックしてみてくださいね!
写真:田中 六花
地図を見る「琅茶 Wolf Tea」にあるお茶はすべて試飲ができます。飲み比べると、それぞれのお茶が持つ個性に驚いてしまうほど。その味はと言うと…
・悠韻烏龍…阿里山のウーロン茶。優雅で甘みが巡るような味わい。
・東方蜜美人…ハチミツのような甘みと香り。アイスもおススメ。
・薄荷紅玉…はっかのような香りの中に、キャラメルに近い濃い甘み。
・奶萱紅茶…何も加えていないのに、とてもミルキー。スイーツとの相性抜群!
いずれも繰り返し飲むことができるので、初めと後の味の違いも確認できます。こちらのお茶は、時間がたっても渋くならないのも特徴。良質の茶葉だからこその味わいです。
店の二階は畳の茶室になっていて、タイミングが合えばそちらでの試飲も可能です。
写真:田中 六花
地図を見る「琅茶 Wolf Tea」の商品どれを手に取っても、この狼デザインのキュートさに目を奪われてしまいます。それもそのはず、2015年には台湾Shopping Design Awardにも選ばれました。大学でデザインを学んだ店主のセンスが店中にキラリ。正方形の商品パッケージを広げると内側にお茶の飲み方がイラストで分かりやすく書いてあったり、贈り物用にかけられる紐も手作りだったりします。
本当に良いお茶だという自信があるからこそ、垣根を超えて多くの人に届けたいと願う演出が生きています。
日本語は通じませんが、お茶のおいしさに言葉はいらないと言いたくなる「琅茶 Wolf Tea」です。店のオープンはお昼から。ぜひ次の旅で、本当の台湾茶の魅力を味わってくださいね!
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(2024/4/25更新)
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