写真:いしい ひい
地図を見るサンフランシスコからミュアウッズ国定公園に行くには、ゴールデンゲートブリッジを渡り、国道101号(US101)を北に向かいますが、この間に注目してほしいのが、虹色に彩られたトンネル!サンフランシスコとその北に広がるマリン郡を結ぶトンネルです。
かつてはウォルド・トンネルまたはレインボー・トンネルと呼ばれていましたが、2016年2月29日「ロビン・ウィリアムズ・トンネル」に名称が変わりました。2014年8月に亡くなった人気俳優ロビン・ウィリアムズさんに敬意を表したもの。マリン郡に住みサンフランシスコとも関わりが深かった彼の名まえを残そうと、トンネルの改名を求める活動が行われたそうです。
この美しいトンネルは、「ダーティハリー」など映画にも登場したサンフランシスコのランドマーク!
鮮やかな虹色になっているのはトンネルの南側のみなので、サンフランシスコから北に向かうときはお見逃しなく!また、サンフランシスコに帰る途中にトンネルを北から南へ抜けたとき、視界が一気に広がってサンフランシスコの美しい街並みが見えるので、こちらも見逃せません。
写真:いしい ひい
地図を見るミュアウッズ国定公園は、サンフランシスコ市内から車で30分ほどで行けることもあり、年間を通して多くの観光客でにぎわっています。車で行く場合、駐車場のスペースが限られているので、朝早めに行くのがおススメです。車がない人でも、サンフランシスコから出発するツアーバスに乗って、日帰りで観光することができます。
公園の名まえは、ナチュラリストの草分けとも言える植物学者ジョン・ミュア(John Muir、1838−1914年)にちなんでいます。1800年代ゴールドラッシュで人口が急増したサンフランシスコ北部で、豊かな森林に目をつけた人間が森林伐採やダム建設を計画する中、自然破壊に異議を唱え、この地の大自然を守った人物。
「自然の保護は自然を知るところから始まる」というミュアの言葉をかみしめながら、公園に入っていきましょう。
写真:いしい ひい
地図を見る公園の中には、鬱蒼としたレッドウッド(日本名でセコイアまたはアメリカスギ)の森が広がっています。古いものでは樹齢1000年以上に達し、高さも100メートル以上に成長。
太古の昔から、北カリフォルニア一体の海岸線はレッドウッドに深く覆われていました。1800年代から建材として伐採が進み、大部分の原生林が失われてしまいましたが、このミュアウッズ国定公園は、樹齢の長い大樹がそのまま残された、貴重な場所なのです。
間近に木々を見上げて、大樹の迫力を感じてみてください。空に向かって真っすぐに伸びているレッドウッドを見ていると、恒久の自然のたくましさを実感することでしょう。
写真:いしい ひい
地図を見る園内のハイキングコースは全長10キロほど。木々の根元を守るため、また人間が歩きやすいように、トレイルも整備されています。木漏れ日の中、木々の芳しい香りに包まれて、ゆったりウオーキングを楽しみましょう。フィトンチッドとマイナスイオンに包まれて、気分も爽快!
森林はしばしば深い霧に覆われ、木々の間や根元には、日陰を好むシダやコケ類が密生しています。低木の下をチッチッと地鳴きしながら飛び跳ねるミソサザイや、高らかな声が自慢のカケスなど、多くの鳥たちも暮らしています。愛らしいシマリス、しっとりとした自然を好むバナナ・スラッグなど、ここは生き物たちのオアシス。森林浴しながら、自然の声を聞いてみてくださいね。
写真:いしい ひい
地図を見る車で行く場合は、ミュアウッド国定公園の隣にあるマウント・タマルパイス州立公園をあわせて訪れるのもおススメです。標高785メートルの山頂からはサンフランシスコ・ベイエリアの絶景が見渡せ、園内に整備されたトレイルを歩きながら、はるか太平洋を見晴らすことができます。
サンフランシスコという人気の観光都市を少し離れただけで、これだけ豊かな自然が保存されているなんて、感動的でもありますね!
北カリフォルニアに豊かな自然が広がっていることを実感できる、ミュアウッズ国定公園。サンフランシスコ観光の合間に、1日森林浴でリラックスしてくださいね!
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(2024/4/20更新)
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