写真:西野 ネリ
地図を見るマダガスカルへのアクセスは、日本からの直行便がないため、1〜2回程乗り継ぎになります。利用する航空会社によって経由地も異なりますが、乗り継ぎ時間も含め、約丸1日かかります。
バオバブ並木道で有名なスポット「モロンダバ」へは、首都アンタナナリボから、さらに国内線で1時間程度で到着です。国際線の到着が夕方〜深夜になる場合は、首都に1泊してから翌日の出発となります。
モロンダバの空港から、バオバブ並木のスポットまでは車で約15〜20分程かかり、現地ツアーのガイドが空港まで迎えにきてくれます。空港を降りると、ゼブというコブ牛が人々の生活に欠かせない生き物として活躍し、周辺や道のど真ん中でも頻繁に見かけます。
写真:西野 ネリ
地図を見る「星の王子さま」にも登場するバオバブの木は、根を天に向けて生やしているようにも見えるので、逆さまの木ともよばれています。
モロンダバでは、3種類のバオバブを見ることができます。中でも、バオバブ並木の種類は「グランディディエリ」といい、高さ約25m程のスラッと背の高い種類です。本や写真などで一番よく見かけるバオバブです。
モロンダバは首都の気候と違い、年間通して30度前後の乾燥地帯です。マダガスカルでは、場所によってまるで異国であるかのように気候や湿度が異なるので、長袖・半袖両方が必要になります。
写真:西野 ネリ
地図を見るバオバブ並木道周辺では、昼間の並木道観光の他、夕日や夜の星空鑑賞など時間帯によって様々なドラマチックなバオバブの姿を堪能することができます。水辺もあるので、現地で生活する村の人々が生活用水としても利用しています。
写真:西野 ネリ
地図を見るバオバブ並木道を超えると、さらに奥には様々な形のバオバブや現地の人々が暮らす村やお店があります。でこぼこ道を4WDで砂煙をまいて走行するので、ちょっとした冒険気分も味わうことができます。
樹齢何千年もたつバオバブや、 幹が曲がりくねって重なっている、愛し合うバオバブ、 ハリケーンで木が折れ曲がっているバオバブなど、同じ種類であっても形や大きさなど千差万別で見応えがあります。
写真:西野 ネリ
地図を見る走行中、子どもたちの姿もよく見かけるでしょう。途中、学校もあります。教育は2年間で、マダガスカル語とフランス語、そしてお金の数え方を学びます。子どもたちは興味津々で近づいてきます。
写真:西野 ネリ
地図を見るバオバブは時間帯によって様々な姿を現します。特に、バオバブに沈む夕日は最も美しい瞬間です。バオバブのシルエットが浮かび上がり、幻想的な世界へ誘います。この夕日を見たら、生きていて良かったと思うかもしれません。
夕日が沈んだ後は、周りに電気や音もなく、あるのは数えきれない星とバオバブだけ。 あまりに星が多すぎ、南十字星すら見分けがつかず、 人間がものを見ることのできる視覚の限界さえ感じさせる星空。それはまるで、宇宙に放り出されたかのような感覚に似ているかもしれません。
写真:西野 ネリ
地図を見るマダガスカルといえば、キツネザルも必見です。キツネザルは、マダガスカルだけに生息する貴重な固有種です。ベレンティ保護区、ペリネ特別保護区などが有名なスポットですが、首都アンタナナリボの「レミュールパーク」という所でも放し飼いのキツネザルを間近で見ることができるのでオススメです。
写真はベローシファカ。シファカは横跳びで移動する、とてもユニークな動きをするサル。すっとぼけたような顔にも愛嬌があります。
写真:西野 ネリ
地図を見るマダガスカルの紹介でよく見かけるワオキツネザル。縞模様のしっぽが特徴的で、素早く動き回ります。近づいてもすぐに逃げられてしまいますが、しっぽを立てて動くしぐさに愛らしさがあります。
写真:西野 ネリ
地図を見るハイイロジェントルキツネザルは、その名の通り、モフモフの灰色毛で、竹の芽や葉を食べるサルです。枝から枝へと飛び移って移動します。
マダガスカルでしか見ることのできないキツネザルたちは、飛び跳ねたり、声を上げて鳴いたりとしぐさや行動を見ているだけで面白く、飽きることがありません。ペリネ特別保護区では、キツネザルを肩にのせて触れ合うこともできますよ。
写真:西野 ネリ
地図を見るマダガスカルでは、ビーチリゾートも施設が整っており、シュノーケルやダイビングなど楽しむことができます。バオバブやキツネザルの他にも、美しい海で過ごすリゾートはハネムーンにも最適です。
「ノシ・ベ」はマダガスカル北西部に浮かぶ小さな島で、首都アンタナナリボから国内線で1時間程。香水やアロマでよく利用されるイランイランの産地でもあり、町にはイランイランのファームや工場があります。また、近隣にはノシ・イランジャやノシ・コンバ、ノシ・タニケリーなど美しい離島があるので見逃せません。
写真はノシ・タニケリーの海。ノシ・ベの船着き場から、船で1時間程移動すると、透明度の高い美しい海が広がるノシ・タニケリーに行くことができます。シュノーケルにも最適なのでぜひ立ち寄ってみましょう。
ノシ・ベはヨーロッパの観光客が多く、質の高いリゾートホテルも充実しています。離島へ行くツアーは、現地のホテルで簡単に手配することができます。ツアーに含まれているランチは、島に到着してから地元の魚や食材を使い、その場で調理してくれるところもあります。食べきれないほど、ボリューム満点!
写真:西野 ネリ
地図を見るノシ・コンバでは、マダガスカルの固有種クロキツネザルも見ることができます。島にはマダガスカルやノシベにまつわるかわいい刺繍が施してある民芸品も販売されているので、お土産に持ってかえると喜ばれるでしょう。
また、マダガスカルは品質の高いカカオの産地なので、チョコレートも忘れずに。(チョコレートは首都のスーパーなどで安く手に入ります。)
マダガスカルは地域によって文化や気候も違う特色あふれる島です。何を観光目的として行くのかによって、訪れるスポットが絞られていきます。例えば、バオバブ中心に旅をしたいなら、モロンダバやアンダバアドカ、キツネザルならベレンティ保護区やペリネ自然保護区、尖った岩の世界遺産ならツィンギーなど。それぞれの場所はかなり離れているので、組み合わせによっては、1回の旅行で回ることは難しいです。なので、何を優先して観光したいかを決めてから計画を立てるとよいでしょう。
また、マダガスカル全土で「マラリア」の危険性があるので注意と対策が必要です。マラリアは、蚊を媒介とする感染症です。渡航前は、日本のドラッグストアで蚊取り線香や虫よけスプレーなど蚊よけグッズをたくさん持っていきましょう。
少々危険も伴いますが、マダガスカルは日本にはない素晴らしい大自然で溢れています。旅行代金は最低でも40万前後と決して安くはありませんが、ぜひ一度は思い切って旅してみてはいかがでしょう。
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(2024/4/25更新)
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