アンティーク好き注目!阿蘇一の宮「旧女学校跡」にカワイイがいっぱい

アンティーク好き注目!阿蘇一の宮「旧女学校跡」にカワイイがいっぱい

更新日:2016/03/07 17:57

花村 桂子のプロフィール写真 花村 桂子 九州よかとこ探検家
近ごろ、アンティーク好きの注目を浴びている熊本県阿蘇一の宮の「旧女学校跡」。明治時代、女学校だった古い木造校舎をリノベーションした一角には、英国アンティークやフランス雑貨、ステンドグラスなど“カワイイ”がいっぱいです。

長い廊下、高い窓、大きな黒板に、歩くと板がきしむ床。清らかな湧き水あふれる小さな町に出現した、どこか懐かしいレトロな空間で、ラブリーな掘り出し物を探してみませんか。

「旧女学校跡」って?

「旧女学校跡」って?

写真:花村 桂子

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「旧女学校跡」は、熊本県阿蘇市一の宮「阿蘇神社」門前町、「水基巡りの道」から徒歩3分。水路にかかるささやかな橋を渡り、セピア色の鉄門を開けると、緑の丘に切妻屋根のレトロな木造建物が並んでいます。ここは、明治の頃に建てられた女学校跡。木造校舎をリノベーションした英国アンティークショップやフランス雑貨屋、カフェが集まった、おしゃれ女子に大人気のスポットです。

敷地の中心、開運の水基(みずみ)「龍命泉」にはクレソンが生い茂り、風が木の葉をそよそよと揺らしています。ぜひ、水際のベンチに腰かけて深呼吸してみてください。ここではゆったりと時間が流れているのを感じられることでしょう。

英国アンティークとステンドグラスの店「TOMMY’S」

英国アンティークとステンドグラスの店「TOMMY’S」

写真:花村 桂子

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オーナーが英国から直接買い付けたアンティーク家具や雑貨が所狭しと並んでいます。英国家具というと大きくて高価なイメージがありますが、「TOMMY’S」では背が低くて小ぶりなカワイイものが目立ちます。日本のマンションで使えるサイズにこだわっているそうで、ダイニングテーブルやいすはもちろん、飾り棚の種類が豊富でお値段が手頃なのも嬉しい。

中でも目を惹かれるのは、色とりどりのステンドグラス。校舎の高い窓から差し込む光を受けて、ぴかぴか輝いています。あたたかい光に満ちた室内は、まるで時がとまったよう。アンティークのほか、オリジナルの制作工房もあり、サイズ合わせなどの加工もお手のもの。あなたのお部屋にも、ステンドグラスのやわらかな光を取り込んでみませんか。

湧水かんざらしの店「結(ゆい)」

湧水かんざらしの店「結(ゆい)」

写真:花村 桂子

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開運の水基「龍命泉」を囲むように配置されたオープンカフェ。夏は心地よい風が吹きわたり、冬は囲炉裏で赤々と火が熾っています。お店の名物、白玉だんごを湧き水にさらしてこしらえたカワイイ寒ざらしは、クレソン入り。爽やかな香りを残して、喉をつるんとすべり下ります。湧き水を利用した流しそうめんや、ぬくぬく赤牛にゅうめんもおすすめ。

お隣、和のアンティークショップ「古和(こわ)」には、大きなざるやかめ、人気の鉄瓶やお皿など日常使いにぴったりの古道具がいっぱい。掘り出し物を探してみてはいかがでしょう。

パワースポット阿蘇神社門前町「水基巡りの道」

パワースポット阿蘇神社門前町「水基巡りの道」

写真:花村 桂子

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一の宮の中心にある「阿蘇神社」。神域に湧き出ずる「神の泉」は美味芳醇な不老長寿の水として、大切に飲用されてきました。境内に祀られた縁結びの霊験あらたかな「高砂の松」や、あらゆる願いを叶えてくれると伝わる「願掛け石」は、女子に人気のパワースポット。

門前町「水基巡りの道」は、石や木でつくられた水基(みずき・水飲み場)が点在する風情豊かな散歩道。古民家を利用したカワイイ雑貨屋やカフェが軒を連ねており、湧水珈琲や赤牛カレーパンなどB級グルメをぱくつきながら歩くのも楽しい!

阿蘇一の宮「女学校跡」にはカワイイがいっぱい

阿蘇一の宮は、美しい湧水と緑があふれる、どこか懐かしいレトロな町。ゆったり流れる水と空気の中で、たくさんの“カワイイ”に触れる旅は、いつも忙しいわたしたちの心と体を癒してくれるようです。

「都会のひとが、ようけ来られて嬉しかですね。田舎でゆっくり(過ご)して、疲れをとってもらえたらよかですばい」とは、「結」のご主人木下さんの談。おしゃべり好きでおもてなし上手な地元の方々が優しく迎えてくれるのも、人気の秘密かもしれません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/14 訪問

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