大分・宇佐神宮は全八幡宮の総本宮!緑豊かなパワースポット

大分・宇佐神宮は全八幡宮の総本宮!緑豊かなパワースポット

更新日:2017/05/19 16:13

日本全国の八幡宮は約4万4千社と言われ、分祀の数では稲荷神社に次いで第2位の多さです。その八幡宮の総本宮が大分県宇佐市にある「宇佐神宮」。パワースポットとして全国から人が集まるだけでは無く、多くの見どころがあり、中には国宝もあるのです。

境内は緑が多くその美しさも魅力。

また、宇佐神宮で注意すべきは「参拝作法」と「お参りする場所」です。それがどのようなものかを含め、ご紹介します。

広い境内

広い境内
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創建は古く、欽明天皇32年に八幡大神として応神天皇が現れたことが起源とされています。国指定史跡部分は約25ヘクタール、境内全体で60ヘクタールと、じっくり回ればかなりの時間が必要になる広さです。武内宿禰を祭神とする黒男神社、若宮神社、亀山神社など、見所、参拝箇所は22を数えます。

広い境内
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寄藻川にかかる神橋。この橋の形はとても特徴があることで有名です。それは、橋の先が神域であることを意味していることから、あえて丸みを帯びた形で作られ、橋の先が見えにくくなっているのです。ここではぜひともじっくりと、観察してみて下さい。

「西大門」にみる美しさ

「西大門」にみる美しさ
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手水舎を過ぎて左折し、上宮への参道を歩くと正面に西大門があります。ここは境内全体を廻って見れば感じることなのですが、実に特徴的な雰囲気をしている場所。なぜなら安土桃山時代の様式となっており、作りが全体の中で異なっているからです。独特の丸みがあり美しいものですので、ぜひ足を止めてみましょう。

「上宮」の本殿は国宝

「上宮」の本殿は国宝
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上宮の前にある南中楼門は、勅使門と呼ばれ、県指定重要文化財となっています。御門の神として高良大明神、阿蘇大明神が祀られています。門とはいえ、神が鎮座する場所ですので重要です。

上宮の本殿は国宝となっており、御祭神は三体の神様です。一之殿に八幡大神が祀られ、神亀2年(725年)の建立です。二之殿は比売大神で天平元年(729年)の建立、三之殿は神功皇后であり弘仁14年(823年)に建立です。

ここで注意事項の一つ目です。それは参拝の方法。宇佐神宮の参拝作法は一般的な神社の「二拝二拍手一拝」と異なり、「二拝四拍手一拝」となっています。お間違えの無いように。

「百段」の辺りは豊かな自然

「百段」の辺りは豊かな自然
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南大門方向に石段を下り、右に進んで行くことが出来ます。美しい朱色の欄干があり、緑豊かな自然に囲まれたとても気持ちの良い道となっていて、このまま進めば下宮に到着出来ます。

緑豊かな参道の中で聞こえてくる鳥の声。足を止めて耳を澄ましてみるのも、楽しい時間と言えるのでは。

「下宮」もお参りしましょう

「下宮」もお参りしましょう
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下宮は嵯峨天皇の弘仁年間(810年代)に創建されました。上宮から分祀された祭神であり、上宮同様に皇室の方々も下宮へご参拝されるのです。

下宮は農業、漁業の神とされて来ました。上宮と違って庶民の祈願が行われてきたこともあり、庶民には重要な場所でした。

ここで注意事項の二つ目です。「下宮参らにゃ片参り」と言われ、上宮、下宮のどちらもお参りするのが良いこととされています。ということで、宇佐神宮での参拝はくれぐれも、上宮だけで終わらないようにしましょう。

最後に

広い境内にはたくさんの美しき場所があり、時間が足りないと感じることでしょう。そして全国の八幡宮の総本宮である「宇佐神宮」ですので、こちらに訪れることでもらえるパワーは、通常の神社より格段に高いものではないのでしょうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/04/10 訪問

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