プラハ最古の石橋「カレル橋」を様々な角度から見てみよう

プラハ最古の石橋「カレル橋」を様々な角度から見てみよう

更新日:2018/07/26 11:19

ShinYah シンヤのプロフィール写真 ShinYah シンヤ 音楽・旅行ブロガー、ピアノ作曲家
14世紀の街並みを今に残すチェコの首都プラハ。古都の街には、ルネッサンスやバロックなど様々な様式の建造物が見られ、「プラハ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
そんなプラハの街を流れるヴルタヴァ川に架かる石橋「カレル橋」は、その美しいゴシック様式の造りや歴史的価値から、いつも多くの観光客で賑わっています。

まずはヴルタヴァ川の岸辺から全容を臨む

まずはヴルタヴァ川の岸辺から全容を臨む

写真:ShinYah シンヤ

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プラハの街の中心を流れるヴルタヴァ川。19世紀の作曲家「B.スメタナ」が作曲した交響詩≪わが祖国≫にも、この川を描いた作品≪モルダウ≫があり、毎年5月に行われる「プラハの春音楽祭」のオープニングで演奏されるなど、この街に深く根付いています。
そんなヴルタヴァ川に架かるカレル橋を、先ずは少し離れた所から見てみましょう。おススメは、カレル橋の南東方面(旧市街地)側から。ここは川沿いに歩道があって、車や路面電車に邪魔されず、橋の全容を眺める事が出来ます。
また、この角度から橋を見ると、その奥に「プラハ城」を臨む事が出来る上、川を行き交う船が橋脚の間をすり抜ける所もよく見えて、おススメです。

「橋塔」の造りを観察

「橋塔」の造りを観察

写真:ShinYah シンヤ

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橋に向かって行くと先ず目に付くのが、このそびえ立つゴシック様式の建物。これは「橋塔」と言って、もともとは橋の通行料金を徴収する為に建てられたもので、端の両端に見る事が出来ます。
今では塔の天辺が展望台として開放(有料)されていて、登る事も出来ます。
塔の上から橋を見下ろすのも良いですが、ここではゴシック様式の美しい装飾に目を向けて、じっくりその外観を観察してみましょう。

橋上の賑わいを味わう

橋上の賑わいを味わう

写真:ShinYah シンヤ

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橋塔を潜り抜けると、そこは全長520mの社交場。絵描きの人やミュージシャン、ストリートパフォーマー等が己の腕を競い合う中、多くの人の会話が聞こえてきます。
そんな人々の賑わいに耳を傾けながら、橋の外へ目を向けてみて下さい。辺り一面、川沿いに建ち並ぶプラハの美しい街並みが臨めます。

彫像を観察する

彫像を観察する

写真:ShinYah シンヤ

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橋の欄干には計30体の彫像が飾られており、どれも歴史的な英雄やキリスト教に関わる人物がかたどられています。
これらの像が作られたのは1683年から1938年に渡り、長い歴史を物語っていますが、橋が出来た後から徐々に付け加えられていった事から、ゴシック様式の橋とは異なる様式で作られている彫像も多くあります。
美しい街並みに目を向けた後は、これらの彫像を一つ一つ観察してみましょう。

最後は展望台から

最後は展望台から

写真:ShinYah シンヤ

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カレル橋最大の魅力は、美しいプラハの街並みやヴルタヴァ川とのハーモニーです!
ヴルタヴァ川の西側「マラー・ストラナ」地区にある「ペトシーン公園」には、パリのエッフェル塔にそっくりな鉄塔が建っており、そこには展望台があって登る事が出来ます。カレル橋を間近で見た後は、是非この展望台からカレル橋を含む街全体を眺めてみて下さい。
展望台の高さは60mしかないものの、小高い丘の上にある事から、プラハの街並みが遥か遠くまで見渡せます。
ここからカレル橋を中心に、ヴルタヴァ川、そして赤一色の屋根とのコントラストは何とも絶景!きっと絵になる写真が沢山撮れる事でしょう。

さいごに

架け橋として川を渡るだけでなく、寄り合い場としていつも多くの人で賑わうカレル橋。その美しい建造物を、是非とも様々な角度から観察し、中世を今に伝えるその歴史に浸ってみて下さい。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/01−2014/12/07 訪問

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