部屋からも露天風呂からも!興福寺五重塔が見える奈良「飛鳥荘」

部屋からも露天風呂からも!興福寺五重塔が見える奈良「飛鳥荘」

更新日:2016/03/04 13:41

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
「ホテル」よりも「旅館」が似合う、風情ある古都奈良。今回ご紹介するお宿は、奈良公園や興福寺、猿沢の池近くという抜群の立地の旅館・飛鳥荘。奈良町も近く散策にももってこい。飛鳥荘の自慢は部屋や露天風呂から眺める興福寺五重塔の景色。それ以上に温かいおもてなしと居心地の良さが評判でリピーターの多い旅館です。

部屋からの贅沢な景色

部屋からの贅沢な景色

写真:東郷 カオル

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飛鳥荘はまさに奈良観光のど真ん中にある旅館。朝には旅館のすぐそばまで鹿が顔を出し、奈良らしい景色も楽しめます。

旅館の前からは古都奈良の文化財の一部として世界遺産に登録された興福寺の五重塔(国宝)が間近に見られますが、飛鳥荘の部屋からもこの五重塔がはっきりと見られるのです。部屋にいながらにして眺める国宝は贅沢そのもの。

部屋は清潔で居心地が良く、奈良の風景が描かれた絵葉書や床の間の奈良らしい掛物にも、ちょっとしたおもてなしの心が感じられます。お部屋に通されてすぐに吉野葛のお菓子が運ばれてきますが、これがまた美味。目でも舌でも奈良を感じられる、風情ある旅館です。
趣のある旅館ですが、水回りは機能的に改装されており、とても綺麗で使いやすくなっていて快適です。

興福寺五重塔が真正面に

興福寺五重塔が真正面に

写真:東郷 カオル

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飛鳥荘には男女それぞれに内風呂と露天風呂があります。通常は内風呂の外に露天風呂がある場合が多いですが、飛鳥荘は内風呂と露天風呂が別々の場所にあります。不便なように思えますが、実はこれが意外と便利。露天風呂の入口にスリッパが並んでいたら内風呂を利用すすればいいし、その間に露天風呂からはお客さんがいなくなって、内風呂でじゅうぶん温まった後に露天風呂を貸切状態で利用できたりします。

写真は女湯の露天風呂「うきぐもの湯」。お湯は炭酸カルシウム人工温泉です。興福寺五重塔が真正面に見え、裸で国宝を眺めるなんてなかなか体験できることではありませんね。
内風呂は北海道の二股温泉の石灰華原石を使用した人工温泉になっていますので、是非両方お楽しみください。

質・量ともに満足!

質・量ともに満足!

写真:東郷 カオル

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今回ご紹介する夕食は、レストラン花鳥紋でいただく炭焼会席。部屋出しのお料理とは違って目の前でお料理を準備される様子が見られ、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに運んでいただけます。ホールスタッフがお客さんの食事の進捗状況を伝え、それに応じて丁寧にお料理が作られるので、どのお料理も出来立てで最高の状態で提供されます。

旅館のお料理は、とにかく量が多くて最後まで食べられないことが多いですが、飛鳥荘のお料理は女性には少し多いくらいで、適量の範囲。その分、和牛肉や大和肉鶏など素材にこだわったお料理が出され、質の高さが伺えます。

居心地の良いネットサロン

居心地の良いネットサロン

写真:東郷 カオル

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飛鳥荘のロビーの一角にはネットサロンがあり、無料でインターネットが利用できます。
ビジネスホテルの無機質なネットブースとは違って暖かみのある空間です。ソファーに座っているのは奈良のマスコットキャラクターの「しかまろくん」。あれ?「せんとくん」はどこに…(笑)

朝は茶がゆで

朝は茶がゆで

写真:東郷 カオル

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飛鳥荘の朝食は、大和の伝統食の茶がゆ。これに普通の白米もついてきます。朝食にも炭が用意され、お野菜を焼いたり、既に焼かれてある鮭を軽くあぶったりしていただきます。

朝食時間は7時半からと、普段ホテルの朝食に慣れている人からすると少々遅め。もし朝食時間が合わないという理由で飛鳥荘を断念されるのなら、一度旅館に朝食時間の相談をされてみてはいかがでしょうか。多少の融通は聞いてくれるかもしれません。

朝の露天風呂は是非!

露天風呂に関しては先でご紹介しましたが、是非朝の露天風呂も体験してみてください。朝の利用可能時間は6時からですが、朝6時に興福寺で鐘がつかれますので、旅館にご迷惑にならない程度(1〜2分)フライングすれば露天風呂に浸かりながら興福寺の鐘の音を聞くという贅沢体験が可能です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/02/28−2016/02/29 訪問

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