これぞ北海道!ナイタイ高原牧場は、広大&壮大な絶景の牧場

これぞ北海道!ナイタイ高原牧場は、広大&壮大な絶景の牧場

更新日:2016/03/09 13:16

北海道らしい風景といえば、豊かな大自然、壮大に広がる大地、荒々しくも美しい景勝地、広大な緑の牧場などが浮かんできます。そして十勝地方・上士幌町にあるナイタイ高原牧場は、まさにこの広大・壮大さを存分に堪能できる絶景の牧場!

どこまでも緑が続く高原の丘陵と、のんびり草を食べる牛、そして眼下に壮大に広がる大地と遠くの地平線、もう、どこを見ても北海道!ここでしか見られない絶景、文句無しのオススメです。

ナイタイ高原牧場って?

ナイタイ高原牧場って?
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ナイタイ高原牧場(北海道河東郡上士幌町上音更85番地2)は、北海道の中央部にそびえる大雪山系・石狩山地の南端部、ナイタイ山(標高1232m)の山麓にあり、ちょうど十勝平野を見おろす感じで広がる高原の牧場です。

その広さは、なんと東京ドーム358個分で1700ヘクタール!公共の牧場としては、牧草地面積日本一を誇ります。昭和47年、国営事業により完成した後に町に移管され、現在も上士幌町により管理・運営がなされています。

ここは、生後6ヶ月以上の乳牛を飼い主から預かり、受精させて妊娠牛となってから飼い主に戻すという、牛の育成を目的とされた牧場。緑の牧草いっぱいの広大な丘陵地に、2000頭以上もの牛が放牧され、のびのびと大切に育てられています。
でも、それだけの数の牛がいるはずなのですが、草原を見渡してもまばらに感じるのは、牧場のとてつもない広さゆえのことなのでしょう。

牧場内を走る快走路

牧場内を走る快走路
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ナイタイ高原牧場には、周辺を走る路線バスはありません。したがって、訪れる際は自家用車やレンタカー等を利用することになります。

道東自動車道路の音更帯広I.Cを下りて、山間部に向かって北へ約35km程走ると牧場の入り口ゲート。そして、そこからが牧場内ということになり、道は緑の草原の中を走る快走ルートへと変わります。

所々にパーキングが設けられており、途中で景色を楽しむこともできます。ぜひ車を停めて、美味しい空気を胸いっぱいに吸いながら、緑の高原からの風景を存分に味わいましょう。一気に展望台まで走ってしまうには余りにももったいなく感じる、そんな牧場内の道です。

展望台までの6kmほどの道のりは、緩やかなカーブや丘陵の続く上り坂道となります。見晴らしも最高で通る車も少ない快走路、ついついわき見をしてしまったり、知らない間にスピードが出てしまっていたりなどあるかもしれません。運転には十分にご注意くださいね。

見えるのは草原と地平線、そして牛

見えるのは草原と地平線、そして牛
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高原の牧草地で自由に草を食べる牛たちも、お食事タイムには餌を食べるために集まってきます。牛を近くで見るのは、この時がチャンス!牛をじっくり観察したり、牛をバックに記念写真を撮ったりなどもいいですね。

「なんだ、なんだ」とばかりに、人間の方をじっと見ていたり、こちらに近寄ってきたりする牛もいたりして、なかなか面白いですよ。もしかしたら、次々やってくる人の姿を見つけて、牛が私たち人間を観察しているのかもしれませんね。

新鮮な空気と青々としげる牧草、眼下に広がる大地の絶景を見ながら高原牧場でのんびりと暮らす牛たち、その風景に日頃の喧噪など忘却の彼方、大いに心癒されます。

展望台から見る、絶景の十勝平野

展望台から見る、絶景の十勝平野
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牧場の頂上付近の標高は780m余りで、そこにあるのが広々とした展望台。そしてここが、ナイタイ高原牧場観光のクライマックスともいえる所で、壮大な絶景があなたを待っています。

展望台から見おろせば、下界に向かって広がっていく緑の牧草地、そしてその先に遠く続くのは十勝平野。さらに向こうに目をやると、遥か遠くの地平線や、霞んで見える山々の姿。天候の良い時などには、阿寒方面の山々まで見ることができます。

この壮大に広がる大地と、広大な牧草地が作りだす大パノラマは、他にはない、ここナイタイ高原牧場ならではの絶景です。こういった風景を見ると、「ここは北海道なんだー!」なんて、改めて感動すること間違い無し。一目見て北海道!それが眼前に展開する、高原牧場の展望台です。

展望台

展望台
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この展望台にはログハウス風のレストハウスがあり、ナイタイ和牛を使った焼肉やハンバーガー、コロッケそしてソフトクリームなどが美味しく人気だったのですが、残念ながら昨年(平成27年)の台風で強風による被害を受けてしまい、現在は休業中です。

でも、トイレや展望台は、これまでどおり普通に使うことができますので、展望台からの絶景は健在!思いっきり、その素晴らしい眺望を味わいましょう。草原に腰をおろして大地の風景を堪能するもよし、大の字になって寝ころび限りなく広い空を味わうもよし、思い思いの方法でナイタイ高原牧場を満喫してください。

なお、レストハウスの復旧は、現在のところまだ未定ですが、仮小屋を作っての営業も検討されているそうです。一日も早い復活を楽しみにしましょう!(2016年2月現在)

おわりに

緑の丘陵と、壮大な大地を見せてくれる広大な絶景牧場、いかがでしたでしょうか?
このナイタイ高原牧場は、冬季は雪で覆われるため、営業はゴールデンウィークあたりから10月くらいまでの期間となります。その年の雪の状況によって時期の詳細は変わってきますので、シーズン初めと終わりの頃には、上士幌町観光協会までお問い合わせの上、営業等をご確認ください。

なだらかな丘が連続する緑の牧草地、爽やかな高原の風、眼下に広がる十勝平野の絶景、ゆったりのびのびくらす牛たち、これらの風景には大いに心癒やされます。
あなたもぜひナイタイ高原牧場に訪れて、「これぞ北海道!」の風景を、ご堪能ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/09/21 訪問

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